スポーツは文化であり、スポーツ施設は市民生活にとっての重要なインフラ施設である、という認識が高まり、生涯スポーツの拠点として社会体育・スポーツ施設が整備・拡充されています。1993年に創設されたjリーグを契機に、全国各地でスタジアムの建設工事や改修工事が急速に進められているなか、埼玉県では2002年のワールドカップ・コリア/ジャパンのメインスタジアムのひとつとして、さらに、ワールドカップ終了後には国際aマッチクラスの大会が開催可能なサッカー専用スタジアムとして、埼玉県営スタジアム(仮称)を計画しました。
このスタジアムは、日本サッカー協会のスタジアム標準の「レベル−1」を満足することはもちろん、プレイヤーにはエバーグリーンのピッチを、観客には安全性と快適性を、また報道関係者には情報発信基地としての高機能スペースを提供するなど、fifaの施設基準を超える、世界一のスタジアムを目指しています。アジアで最大規模の収容観客席数を持つこのサッカー専用スタジアムは、21世紀の劇場型スタジアム―<シアタースタジアム>―を目指して現在工事が進められています。1998年4月に着工した工事は順調に進み、1999年3月末で概ね20%の工事進捗状況となっています。