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新潟市は河口に位置する都市で、海抜0メートルの低地を多く抱えていることから、ポンプによる機械排水によって市民の日常生活を維持している都市である。加えて近年の市街地の進展によって降った雨が地下へ浸透しにくくなっている。新潟市は公衆衛生の面からのみならず、防災の面からも下水道整備を最重要課題として進めている。
関新ポンプ場は「雨水排除改善事業」の一環として、新たな雨水計画の事業認可を受けたものであり、平成12年度から建設に着手している。地上2階、高さ9.9m、地下3階の雨水ポンプ場で、関屋排水区の241.45haを排水区とし、ポンプ室・沈砂機械室・水路・沈砂池を完備する。
新潟市ではこのほかにも小新ポンプ場の整備、新下山ポンプ場の計画を進めており、雨水の排水対策に力を入れている。
関新ポンプ場内容 | |
・排水区 | 関屋排水区(白山排水区一部含む)241.45ha |
・排水量 | 約25,499立方メートル/秒 |
・放流先 | 一級河川信濃川 |
・ポンプ能力 | φ1650mm×3台,φ1200mm×2台 |
・延床面積 | 約4,800平方メートル |
・施設 | 地上2階,高さ9.9m 地下3階 |