建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年4月号〉

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公営住宅では道内初となるコレクティブハウジングの整備に着手

北海道釧路町 遠矢公営住宅

釧路町は公営住宅において道内初となる「コレクティブハウジング」の整備を進めている。全体計画は3棟60戸で、現在は1棟目となるt1棟20戸の整備を進めており、1階6戸は緊急通報設備を備え安否確認事業を行うシルバーハウジング、2、3階は一般向け14戸を供給する。
　整備にあたっては、住宅マスタープラン高齢者住宅整備計画などの各種計画に基づき、ふれあい、支え合い、補い合う「コレクティブハウジング」の住まい方を取り入れ、住宅と福祉サービスが連携した住環境づくりに取り組む。隣接地には一般的な集会所、高齢者生活相談所の機能に加え、福祉サービスの提供や地域交流のための機能をも兼ね備えた地域の核となる複合施設を合築し、屋内的な空間で連結させることにより地域コミュニティの向上を図っている。
住棟は北海道公営住宅等安心推進方針の先行導入によるユニバーサルデザインに配慮することを基本に、外断熱、オール電化対応、1階廊下の太陽熱集熱装置化、太陽光発電への取り組みなど、地球環境負荷低減を図る。また、周辺には警察、消防、病院など生活利便施設が徒歩圏内に立地しており、コンパクトタウン「まちなか居住」の居住形態とも重ね、良好な住環境を目指している。入居は今秋を予定している。