建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年8月号〉

ZOOM UP

3路線で災害に強い道路づくりを推進

一般国道229号祈石大橋等3橋は年度末の供用

北海道開発局小樽開発建設部 岩内道路事務所

▲一般国道229号
神恵内村大森舗装工事
▲一般国道229号
神恵内村祈石改良工事
▲一般国道229号
神恵内村祈石大橋上部工事

岩内道路事務所は、後志管内3町2村に位置する一般国道5号、229号、276号の3路線91.6kmを所管し、改築・維持事業や管理業務を担当している。
 一般国道229号では、日本海特有の急峻・絶壁の地形が続いており、連続降雨量による通行規制区間として2箇所が指定されている。このため、安全で信頼ある道路の構築のため、平成8年度、9年度の緊急点検調査に基づいた岩盤斜面対策など災害に強い道路づくりを進める。またこれに加え、交通対策事業として、中央帯などの設置を進めているところである。
 箇所別では、積丹防災珊内工区では、神恵内村珊内地区で落石や越波等の災害から通行車両の安全を確保するため、別線ルートによるトンネル掘削を進める。カーブの連続する神恵内村祈石地区では、橋梁等の整備により落石等の災害を回避。安全で走りやすい道路の実現を目指し鋭意工事を進めている。
 祈石地区の祈石大橋、弁財澗大橋、魚谷大橋は年度末の供用に向け、工事を進めている
 岩内改良では、岩内町敷島内において落石等の災害を回避するため、山側に迂回する延長約1kmの弁慶トンネルの掘削を進める。
 一般国道276号岩内共和道路では、現276号の課題である「縦断勾配の緩和」「冬期間の地吹雪による視程障害の解消」や「夏期交通渋滞の解消」また、「泊原発緊急時の避難路」として整備。さらに北海道の地域事情に配慮した独自の基準である「北海道スタンダード」を導入するモデル路線として地域の特色を生かした道路づくりを進める。

▲一般国道229号
岩内町弁慶トンネル工事
▲一般国道229号
神恵内村弁財澗上部工事
一般国道229号
神恵内村魚谷大橋上部工事



 ●一般国道229号岩内町弁慶トンネル工事  ●一般国道229号神恵内村大森改良工事
間・田中・北野JV 協成建設工業株式会社
 ●一般国道229号神恵内村旧ウエンチクナイ旧道対策工事  ●一般国道229号神恵内村大森舗装工事
協成・久保JV 協成・新太平洋・大北JV
 ●一般国道229号神恵内村大森法面工事  ●一般国道229号神恵内村魚谷大橋上部工事
株式会社櫻  組 日本高圧・ピーシー橋梁JV
 ●一般国道229号神恵内村祈石大橋上部工事  ●一般国道229号神恵内村祈石改良工事
ドーピー・オリエンタルJV 佐々木・原田建設工業・荒井JV
 

HOME