特 集
北海道土木行政110周年シリーズ@明治30年10月、旧内務省勅令により、旧北海道庁は長官官房、内務部、殖民部、警察部、臨時鉄道敷設部、財務部、土木部、監獄署の6部1署体制となり、土木行政を司る土木部が誕生した。開発が遅れていた北海道の基盤整備が拡充する契機となった。その後、道庁の組織機構は機構改革のたびに名称が変わるなど幾多の変遷を経て、土木部が定着したのは昭和19年7月の機構改正からという。今日まで110年の歴史を刻んできた土木行政が本道発展に果たしてきた役割は大きい。
▲千島一覧 明治3年松浦武四郎によって描かれた北海道の鳥瞰図(画像をクリックすると大きな画面で見られます) | ||
▲札幌本道の開削(明治5年) 函館−森−(船)−室蘭−札幌間の 開削に着手、翌6年完成 |
▲殖民道路(鷹栖-蘭留間) 北海道写真帖〈北海道蔵〉 |
▲車馬道 札幌本道亀田村付近 (市立函館図書館蔵) |
北海道政費 (明治19年〜33年度) |
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(単位:円) |
▲明治5年富時に於ける札幌市街の光景 |
▲明治5年富時に於ける札幌市街の光景 |
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▲明治5年札幌地図(官営区域と商工街とを区割する大通) 1.本 廳 2.工 業 局 3.薄 野 4.本願寺管刹 5.偕 樂 園 6.御手作場 7.運 漕 局 8.御 蔵 地 9.物 産 局 10.牧 場 |
官報(内閣官報局)北海道庁官制 明治三十年十月三十日 勅令第三百九十二号 |
(つづく)
■開拓使札幌本庁 明治6年7月に着工し11月に完成。 開拓使御雇外国人技師ホルト(N.W.Holt アメリカのオハイオ州出身で明治5年札幌に着任)の設計と言われているアーリー・アメリカンスタイルの建築。明治12年1月に焼失。 |
▲丸太組の藻岩学校 | ▲麦酒製造所 | ▲蒸気伐材工場 | ▲ケプロン館 |