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居住者同士がふれあい、支え合い、補い合う「コレクティブハウジング」の理念を基本として釧路町が進めている遠矢公営住宅の整備は、すでに1棟目が完了し、2棟目に着手している。平成20年10月に完成の予定で、計画では3棟目をもって事業は完了する。この住宅は、北海道公営住宅等安心居住推進方針の展開も視野に入れて進められていることでも注目される。
2棟目の建築面積は826.61uで、住戸構成は高齢者向け1LDK5戸、2LDK1戸の計6戸分を確保。その他、一般向けは2LDK10戸と3LDK4戸分で、全体で20戸となる。全世帯はオール電化(蓄熱暖房機器、電磁調理器、電気温水器)対応で、熱交換型全室終日換気や、カメラ付きインターホンも完備している。また、高齢者世帯には緊急通報システムを設置する。戸数は20戸だが、駐車場は来客者を考慮して30台分が用意される。
その他、構造的には外断熱鋼板外被、フラットスラブ(スケルトンインフイル)の採用などの特徴がある。また、敷地内には7面の花壇(10u)も用意される。入居は12月を予定。