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▲外観(工事前) |
▲設備撤去後(1月) | ▲防炎垂壁設置(3月) | ▲火葬棟足場撤去後(6月) |
特に「里塚斎場」は、昭和59年7月の開場以来、火葬を中断するような大きな故障は一度も無く、それだけ施設としての機能と耐久性が優れていたことになるが、反面では友引などの定休日以外は休場できず、大規模な補修・整備が行えなかったことから、建物、設備、火葬炉の老朽化が進み、故障も傾発するようになり、限界を迎えていた。このため、建物、機械設備、電気設備、火葬炉について、いよいよ大規模な改修を行うこととなった。
▲配置図 クリックすると拡大したものが開きます。 |
改修に当たっては、改修後の20年間は休場を伴う修繕の必要がないよう、万全の更新を行うのはもちろん、今後さらに施設利用者の高齢化が進むと想定されることから、併せて、建物そのものを高齢者に配慮、対応した施設へ改修をすることにしている。
改修の範囲としては、建物については外壁、屋上防水及び内部仕上げ等の改修、機械設備は空調設備、衛生設備とも全面更新、電気設備は受変電設備、電灯・弱電設備とも全面更新、火葬炉は劣化が著しいことから全面更新となる。
具体的には、火葬炉・設備機器の更新に伴う内部改修、屋上防水改修、外壁・内壁タイル補修、WCの更新、特別控室の改修、待合棟エレベーター新設、お帰り口進入路拡幅・庇かさ上げ、正面庇拡大などで、これにより会葬者控室の和洋折衷化、新たにエレベーターを設置、多目的トイレの設置、玄関前のひさしの拡大で雨や雪にあたらないなど、機能が大幅にレベルアップし、利用者の利便性が向上することとなる。