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▲礼文町総合交流促進施設 パース |
礼文町は、稚内の西方60qの日本海に位置する日本最北の島。「風光明媚な花の島」として知られ、夏には希少な高山植物が約300種が咲き乱れ、多くの観光客を魅了している。
施設建設の経緯は、平成14年7月、商工会・観光協会などから温泉開発の要望が提出されたのを受け、17年12月、温泉開発基金を設置した。19年5月には、町内外よりの寄付金による温泉掘削を開始。20年に「北海道自然環境審議会」より温泉動力装置(ポンプ)設置許可申請が認められた。温泉給湯施設の完成で町民も温泉水で家庭風呂も楽しめるようになった。
温泉入浴施設「礼文町総合交流促進施設」の建設は、天然温泉(源泉名:うすゆきの湯)を利用した、島民と都市市民(観光客)との交流と憩いの場及び保養と健康増進を目的に進められている。
建設地は、フエリーターミナルに隣接した市街地で、町民の利用はもとより、観光客にも便利な立地条件となっている。
建物は、ニシン番屋をモチーフにした外観で、眺望を考慮し浴室を2階にして、海に浮かぶ利尻山(隣の島)を眺めながら入浴することができる。また、情報提供コーナーには、季節毎に島の自然情報等を展示し観光客に利用してもらう。
礼文町の地域産業振興・観光事業促進の施設として大きな期待が寄せられている。
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