北海道新幹線・寄稿特集
●函館総合車両基地路盤工事 鹿島・荒井・中山特定建設工事共同企業体 現場代理人 河野 悦朗氏
●新茂辺地トンネル(西)他工事 大林・宮坂・松本特定建設工事共同企業体 現場代理人 中野 俊秀氏
●新茂辺地トンネル(東)1・2工事 熊谷・東急・札建特定建設工事共同企業体 現場代理人 堂藤 和雄氏
●渡島当別トンネル(東)2工事 大成・岩田地崎・岩倉・加藤特定建設工事共同企業体 現場代理人 畑山 昌之氏
●幸連トンネル他工事 奥村・淺沼・山田特定建設工事共同企業体 現場代理人 桔梗 栄吉氏
●渡島当別トンネル(西)工事 鉄建・伊藤・岩田地崎・松本特定建設工事共同企業体 現場代理人 浦本 孝志氏
●札苅トンネル他工事 ハザマ・田中・丸彦渡辺 特定建設工事共同企業体 現場代理人 青木 正雄氏
●泉沢トンネル他工事 飛島・梅林・齊藤特定建設工事共同企業体 現場代理人 小林 一士氏
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本工事は、北斗市稲里・七飯町飯田町地区に北海道新幹線、函館総合車両基地を造成するものである。
この基地は、新幹線車両の工場設備も合わせた唯一の総合車両基地で約36haの広大な敷地面積である。新函館駅から起点側に本線、JR函館本線、新川排水路に囲まれた扇形の農地に約2mの盛土(約45万m3)をする工事である。
造成敷地全体が北海道特有の泥炭層を含む軟弱地盤である。層厚は最大12mもあり、3m以上の軟弱地盤は、プラスチックドレーン+プレロードにより圧密沈下を促進させた後、排水設備、路盤工、舗装工を行う計画である。
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本工事は、北斗市茂辺地市ノ渡地区において、橋りょう186m、路盤盛土231m、トンネル650m(全長3,355m)を施工するものである。
市ノ渡SSPが併設される盛土区間は、河床堆積物の砂れき主体であり、液状化対策が必要とされることから、その対策工として吸水型締固め工法による地盤改良工が採用されている。またトンネル区間は、その大半が旧い大規模地すべり土塊内に位置し、高水圧・多量湧水も予想され、前方探査や補助工法を行いながらのトンネル掘削となる。橋りょう区間は、さけ・ますの遡上する茂辺地川への架橋であり、自然環境を保全しながらの施工となる。
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本工事は、北海道新幹線「新青森―新函館」間工事延長149km)のうち、北海道北斗市に計画されている新茂辺地トンネル(総延長3,355m)の東側工区2,705mを北斗市柳沢地内を作業基地として施工するものである。
主な工事内容は、作業横坑掘削工116m、本坑掘削工および覆工2,705m、坑口保護盛土工205m、路盤工2,705mで、トンネル掘削工法は、機械掘削NATMによる上半先進ショートベンチカット工法である。
工事は現在最盛期を向かえており、9月末現在の進捗状況は本坑掘削工が2,200m、覆工が1,400mである。
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▲貫通(平成21年7月3日) |
本工事は、北海道新幹線渡島当別トンネル全延長=8,060mのうち、北斗市側東工区L=4,180m(他1工事:2,780m、2工事:1,400m)のトンネル工事(トンネル掘削、覆工、路盤工他付帯工)を行うものである。
地質はシルト岩・砂質泥岩・硬質頁岩主体の黒松内層が中心で、掘削にはNATM機械掘削・タイヤ方式によるショートベンチカット工法を採用し、平成21年5月30日に4,180mを無事到達した。7月3日に西工区と貫通し、8月24日には関係各位ご来席のもと、貫通式が盛大に執り行われた。現在はインバート工・覆工を順調に施工しており、覆工完了後、路盤工、橋梁下部工他を順次施工予定である。
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本工事は、北海道新幹線木古内〜新函館のうち、木古内町幸連地内を通る延長1,385mのトンネルと工区終点側に位置する橋呉川を横断する122mの明り区間(土工・橋りょう工事)を施工する工事である。
平成20年11月よりトンネル掘削を開始し、平成21年9月末現在で約1,200mの掘削が完了している。地質は新青森方ではシルト岩、砂質泥岩、頁岩を主体とした黒松内層、新函館方は硬質頁岩を主体とした八雲層である。
土工・橋りょう工事はトンネル貫通後、仮設ヤードの整備を進め平成22年4月より本格的に着工する予定である。
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本工事は、北海道新幹線木古内〜新函館間の渡島当別トンネル(延長8,060m)の内、木古内側の延長3,880mを施工するトンネル工事である。
掘削は、機械掘削方式で施工し、ズリ搬出は、連続ベルトコンベヤ方式を採用した。平成18年1月よりトンネル掘削を開始し、平成21年8月に無事貫通した。平成21年9月現在、インバート及び覆工コンクリートの施工を行っている。
トンネル本体工完了後、平成22年5月より路盤鉄筋コンクリート及び坑口付近の土工事を着工予定である。
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本工事は、北海道新幹線木古内〜新函館のうち、木古内町札苅地内を通る延長1,235mのトンネル工事と工区起点側に位置する路盤工事420m、工区終点側に位置する幸連川を横断する134mの橋梁工事を施工する工事である。
札苅トンネルを構成する地層は、新第三紀の黒松内層であり、主として砂質泥岩、砂質頁岩、シルト岩からなる。
平成21年3月に受注し、現在はトンネル掘削開始に向けて、付替林道工、置換改良工、トンネル仮設備工、土捨場整備工等を実施している。
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本工事は、北海道新幹線木古内〜新函館のうち、木古内町泉沢地内を通る延長1,700mのトンネルと工区終点側に位置する亀川を横断する延長120mの橋梁及び延長131mの土路盤を施工する工事である。
平成21年3月に受注し、平成21年11月のトンネル掘削開始を目標に、工事用道路の造成及びトンネル仮設備工事を施工中である。
トンネル掘削は、掘削開始から完了までの時間を短縮して早期閉合によるトンネル安定性を確保するため、鏡が安定している区間では全断面掘削が可能な自由断面掘削機(300kw級)を使用する予定である。
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