建設グラフインターネットダイジェスト
〈建設グラフ2009年11月号〉
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高齢者世帯に優しい住居空間
菜園付木造平屋建て住宅
――4ヵ年計画で24棟80戸を建設予定
紋別市 公住大山団地新築工事
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▲公住大山団地 パース |
紋別市公営住宅ストック総合活用計画により、大山団地は昭和42年から昭和46年までに建てられた老朽化の進んだ簡易耐火構造平屋建て(一部2階建て)を、現地建替えする。
病院も近いことから高齢者世帯の割合が多い団地で、第1種・第2種低層住居専用地域内であり、近隣住環境等も配慮し、菜園付木造平屋を計画した。
積雪寒冷地における日照の確保の重要性と省エネルギー対策として、全戸南向きの平行配置とし、北海道ユニバーサルデザイン公営住宅整備指針により、可動式収納棚、流し台・洗面台の下部開放、介助空間確保の便所などを採用し、「自活性能の向上」、「介護性能の向上」、「多様性への対応」を目指す。
森林認証材のカラ松集成材の柱を使った雁木、専用風除室、住棟内外部物置を設置し、積雪等へ対応し日常の使い勝手にも配慮している。
平成20年度から既存解体工事を進め、4ヵ年で24棟80戸を整備予定で、平成21年度は6棟20戸を建設中であり、12月完成予定。
建物概要 |
建設地:紋別市大山町1丁目 |
団地規模:木造平屋建て 24棟80戸 雁木付 |
住戸タイプ:2DK50戸、2LDK18戸、3LDK12戸 |
道路、駐車場、児童遊園 |
第一工区:6棟20戸、道路、駐車場整備 |
敷地面積 7854u |
建築面積 1639u |
床面積 1260u |
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