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▲新校舎より北側を眺める |
秀峰“羊蹄山”を一望する京極町は緑豊かな自然に恵まれ、建設中の「京極中学校」周辺地域は東・南側が住宅地、北側には「町民の森」が隣接し、敷地に近隣した町民体育館・プール施設やパークゴルフ場などがあり、多くの住民がスポーツに親しみ集まるエリアとなっている。
同校の建築工事基本設計は「改築の目的と意義」として、
1、現在のカリキュラム対応した、機能的な学校施設
2、耐震性能を向上させる、校舎、体育館のいずれも、法令上要求される耐震性能を見たし、子どもにとって安全性の高い施設とする。あわせて災害時における緊急避難所としての機能を持たせる。
3、建物で消費されるエネルギー、CO2を削減として自然エネルギーの活用、具体的には。
暖房エネルギー:外断熱とし、建物の断熱性能を向上させ、躯体寿命を高める。
照明エネルギー:自然光を取り入れた明るい環境とし、人工照明を削減する。
換気エネルギー:季節風を利用した自然通風を取り入れることで、暑さ対策をする。
施設の利用形態にふさわしいエネルギー(電気・灯油・ガスなど)を選択する。
4、地場産材の積極活用を図る。地場の良質のカラマツ材などを活用、地元の素材をふんだんに使った“まちの新しいシンボル”となることを目指す。
5、地域に親しまれる学び舎に。地域開放、地域コミュニティの拠点になるような親しみのある空間を作る。また、防犯に配慮する一方、施設のバリアフリー化にも配慮し、誰でも気軽に入りやすい学校にする。
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