年頭所感
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新年、あけましておめでとうございます。日頃より、北海道開発事業の推進にご理解とご協力を頂き、厚く御礼申し上げます。
また、昨年度における未曾有の大震災により被害を受けました多くの皆様に、この場をお借りしまして、心よりお見舞いを申し上げます。
改めて申し上げるまでもなく、昨年3月の東日本大震災発生からこれまで、復旧・復興に向けて日本中が努力を続け、日本という国の再生に向けて世界中からも支援をいただいているところです。
今後の防災に関する方針、取り組みについても、根本的に考え直す時代となりました。この大震災を経験し、地球規模で発生している異常気象に鑑みても、今後のインフラ整備に当たっては、とにかく安全・安心を念頭に進めなければなりません。
当部としましては、地域における時代のニーズに的確に応じるため、関係機関との連携をより一層密にしながら、効果的・効率的な事業の展開に努めたいと考えています。
大震災を経て、日本の食糧基地として、今まで以上に、この北海道の重要性は増していくものと考えています。そのために、地域がともに手を携え、広大で豊かで美しいこの北海道の地を大事に保全し、基盤整備をより充実させること。そのことが、結果として全国に大きく貢献することに繋がればと思っております。
留萌開発建設部では、これまで整備を推進してきている高規格幹線道路「深川留萌自動車道幌糠留萌道路」のうち、大和田IC(仮称)までの開通を平成24年度末に目指します。
これにより物流の効率化に加え、安全性・定時制の一層の確保を図り、今後、他の圏域との交流がより活性化されることを期待します。
また、国道231号の留萌拡幅事業を進めており、高規格幹線道路や留萌港の整備並びに留萌川の河口部改修事業などとの繋がりに加え、近隣地における市の整備計画とも連携を探り、面的な繋がりを持たせることで、新しいまちの形成に努力していきたいと考えます。
管内では同様に、総合的な連携により多面的な効果が期待できる事業がたくさん存在しています。今後とも地域の方々や関係機関との協働により、地域の活力を増す努力をしてまいります。
その他、自立的安定経済の実現、持続可能な地域社会の形成など、平成20年7月に閣議決定された、新たな北海道総合開発計画の主要施策に基づき、安心・安全な地域づくりを目指して、引き続き社会資本の整備に当たりたいと考えています。
本年も、関係各位との緊密な連携を図りながら、地域が元気で楽しく安全に暮らせるよう、尽力してまいりますので、皆様のより一層のご理解とご協力をお願いいたします。
結びになりますが、新しい年が皆様方にとりまして希望に満ちた年でありますよう、皆様のご健勝とご多幸を心より祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。