【ZOOM UP】 武道の心と技を伝承、伝統文化を次世代に継承―― ユニバーサルデザイン採用で市民に親しまれる施設目指す北見市 武道館新築事業
北見市は、都市空間における憩いと癒しの機能を有する都市公園、また、スポーツを楽しみ交流できる環境で市民に親しみ、利用されている東陵運動公園内に武道館建設を進めている。 平面計画
武道館を訪れた人が館内の様子が伺え、武道の雰囲気を感じてもらうため1階中央部には「武道のひろば」を配置した。各道場はコンパクトな矩形の領域に集約しつつ、集中して稽古に励むことができるよう独立性にも配慮した。 立面計画
周囲の景観に配慮し、切妻屋根の採用で建物の高さを抑え、特に軒を低くすることで圧迫感を軽減している。色彩は外観下部を重量感のあるコンクリート打放し、外壁上部と屋根で明暗をつけ、外壁下部の落ち着いた印象と、外壁上部と屋根のコントラストにより、武道のもつ礼節と格式を醸し出す。 施設内部(武道場)
● 道場2は全面板張りの主に剣道・少林寺拳法に使用する。剣道の11m四方の試合場2面分を確保。 ● 道場3は全面板張りの主に空手・居合道に使用する。 ● 弓道は10人立を可能とし、矢道は屋外で芝張りを施し、安全対策で防矢ネットを設置。屋内練習も可能。 |