第14回統一地方選挙後半
北海道 15市長選挙結果
函館市─────────────────────────────────
前助役井上氏5人の乱戦制す
現職の木戸浦隆一(64歳・4期)市長の病気辞任に伴う函館市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、新人の井上博司(いのうえ・ひろし・62歳・無新)前助役が、山崎英二(やまざき・えいじ・52歳・無新=民・社)弁護士、畠山博(はたけやま・ひろし・54歳・無新=自)前道議、斉藤光躋(さいとう・みつのり・59歳・無共)党地区副委員長、大日向豊吉(おおひなた・とよきち・49歳・無新)前市議の各新人を破り初当選した。
井上氏は、昭和8年4月1日生、函館市出身、函館西高卒。同市商工観光部長、市民部長、企画部長、助役、市長職務代理者を歴任。
【函館市長選挙経過】
□平成11年1月21日、木戸浦隆一(64歳)市長は慢性すい炎などの治療長期化で「職務に完全な形で復帰することは困難な状況」と所信を文章で発表、4月の統一地方選挙での次期市長選挙を念頭に3年3ヶ月の任期(平成14年5月10日満了)を残して辞任する考えを正式に表明した。
□平成11年2月12日、大日向(おおひなた)豊吉(48歳)同市議は4月18日告示の同市長選挙に無所属で出馬する意向を表明した。大日向氏は、昭和25年3月13日生、函館市出身、中央大卒。保育園長、62年同市議初当選、現在3期目。
□平成11年2月14日、畠山博道議(54歳・自民党)は4月18日告示の同市長選挙に無所属(2月15日自民党函館支部に離党届を提出)で出馬することを表明した。畠山氏は、昭和20年1月6日生、大野町出身、明治大卒。代議士秘書、自民党道議、現在4期。自民党系候補者選考会議(佐藤孝行衆院議員座長)も最終的に同氏を推す方針で一致している。
□平成11年2月16日、山崎英二(52歳)弁護士は市民グループの要請を受け4月18日告示の同市長選挙に出馬する意向を固めた。山崎氏は函館出身、旭川地方裁判所判事補を経て昭和50年函館で弁護士を開業、自民党系候補者選考会議座長佐藤孝行衆院議員が関与したロッキード事件で、政治倫理の活動を展開し「政治倫理を求める市民の会・函館」代表委員を務めた。民主党函館支部と函館地区連合は同氏を支援する方針。
□平成11年3月4日、木戸浦隆一(64歳・4期)市長は正式に退職(慢性すい炎治療)した、市長職務代理者は引き続き井上博司が務める。
□平成11年3月17日、函館市議会本会議で市長職務代理者の井上博司助役(4月18日告示の同市長選挙に出馬)の退職が承認された。後任の市長職務代理者は山那順一助役。
□平成11年4月13日、共産党系の市民団体「明るい民主市政をつくる会」は4月18日告示の同市長選挙に斉藤光躋(みつのり・59歳)共産党函館地区副委員長を擁立することを発表した。斉藤氏は、函館市出身、民主青年同盟函館地区常任委員、函館民主商工会青年部長、共産党道南振興対策委員長を歴任。昭和61年と、平成2年2月に衆院選、同年4月同市長選に立候補し、いずれも落選。
【平成11年4月25日函館市長選挙結果】
当日有権者数 230,164人
投票者数 148,079人
投票率 64.34%
当選 井上 博司 46,530.671票
山崎 英二 43,398票
畠山 博 36,959.328票
大日向豊吉 10,047票
斉藤 光躋 8,961票
【過去の函館市長選挙結果】
□平成10年4月19日
多選批判の中で木戸浦氏(自民推薦)4選果たす
任期満了に伴う函館市長選挙は平成10年4月19日投票、即日開票の結果、現職の木戸浦隆一市長(きどうら・りゅういち、自民・公明推薦=63歳)が、岩谷正信氏(前市議、社民推薦・民主支持=54歳)、伏木田政義氏(共産党函館地区委員長・51歳)、猪原俊雄氏(会社社長・62歳)の新人3人を大差で破り、4選を果たした。
木戸浦氏は、昭和9年7月10日生、函館市出身、明大法卒。函館市議会議員、道議会議員を務め、昭和61年4月(現職の柴田市長が任期途中で辞任)市長選に出馬、輪島幸雄氏(道議会議員)との激戦の末初当選。
当日有権者数 229,520人
当日投票者数 101,653人
投票率 44.29%
当選 木戸浦隆一 無現 52,795票
岩谷 正信 無新 31,511票
伏木田政義 共新 13,334票
猪原 俊雄 無新 2,479票
□ 平成6年4月24日
木戸浦氏大差で3選を果たす
任期満了に伴う函館市長選挙は平成6年4月24日投票、即日開票の結果、現職の木戸浦隆一市長(59歳)が、杉山博康氏(前市議会副議長・61歳)、小野沢猛史(前市議・42歳)、大和時也氏(共産党函館地区委員長・57歳)の新人3人を大差で破り、3選を果たした。4氏が争う本格的な選挙となったが、投票率は、前回同様の昭和61年(59.48%)を大きく下回り、同市長選では過去3番目の低さとなった。
木戸浦氏は2期8年の実績を訴え、経済界を中心に支持を広げた。木戸浦市政での連続不祥事を、新人3氏が争点にしたが、批判の決め手にならなかった。
当日有権者数 228,297人
当日投票者数 109,810人
投票率 48.1%
当選 木戸浦隆一 無現 56,092票
杉山 博康 無新 31,776票
小野沢猛史 無新 15,268票
大和 時也 共新 5,415票
□平成2年4月22日
過去最低の投票率(37.87%)を記録
任期満了に伴う函館市長選挙は平成2年4月22日投票、即日開票の結果、現職の木戸浦隆一市長が、新人の斉藤氏を大差で破り、再選を果たした。
当日有権者数 223,855人
当日投票者数 84,779人
投票率 37.87%
当選 木戸浦隆一 無現 65,919票
斉藤 光蹐 共新 17,364票
□昭和61年5月11日
新人の木戸浦氏初当選
現職辞任(柴田市長任期途中)に伴う函館市長選挙は昭和61年5月11日投票、即日開票の結果、新人の木戸浦隆一氏が、同じく新人の輪島氏、佐藤氏、久保氏を破り、初当選を果たす。
当日有権者数 224,117人
当日投票者数 133,302人
投票率 59.48%
当選 木戸浦隆一 無新 64,461票
輪島 幸雄 無新 57,836票
佐藤 達雄 無新 7,922票
久保 恒美 無新 1,937票
□昭和58年4月24日
新人の柴田氏が初当選
任期満了に伴う函館市長選挙は昭和28年4月24日投票、即日開票の結果、新人の柴田氏が、同じく新人の奥野氏、清野氏を破り、初当選した。柴田氏は昭和7年11月13日生、函館市出身、函館中部卒。函館市市長公室長、同企画室長を歴任。
当日有権者数 222,968 人
当日投票者数 169,463 人
投票率 76.0%
当選 柴田 彰 無新 80,029票
奥野 一雄 無新 75,767票
清野 清 共新 12,183票
□昭和54年4月22日
矢野氏4選を果たす
任期満了に伴う函館市長選挙は昭和54年4月22日投票、即日開票の結果、現職の矢野市長が、新人の奥野氏を破り、4選を果たした。
当日有権者数 215,923人
当日投票者数 162,999人
投票率 75.49%
当選 矢野 康 無現 91,944票
奥野 一雄 無新 69,691票
□昭和50年4月27日
矢野氏3選を果たす
任期満了に伴う函館市長選挙は昭和50年4月27日投票、即日開票の結果、現職の矢野市長が、新人の吉田氏を破り、3選を果たした。
当日有権者数 205,366人
当日投票者数 159,064人
投票率 77.45%
当選 矢野 康 無現 92,109票
吉田 政雄 無新 65,779票
小樽市─────────────────────────────────
相乗り前収入役山田氏初当選
任期満了(現職の新谷昌明市長勇退・3期)に伴う小樽市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、新人の山田勝麿(やまだ・かつまろ、60歳、無新=自・民・公)前収入役が、琴坂禎子(ことさか・ていこ、63歳、無新=共)前市議、大橋一弘(おおはし・かずひろ、53歳、無新)前市議の新人2人を破り初当選した。
山田氏は、昭和14年2月11日生、小樽市出身、日大経済卒。同市経済部長、総務部長、収入役を歴任。絵本児童文学研究センタ−理事。
【小樽市長選挙経過】
□平成10年9月、現職の新谷昌明市長(3期)は、同市長選に不出馬の意向を表明した。
□平成10年11月10日、大橋一弘(52歳)同市議は、自民党を離党して同市長選に出馬することを表明した。
□平成10年11月30日、山田勝麿(59歳)同市収入役は、市内のホテルで記者会見し「3期12年の新谷市政を受け継ぎ、市民と英知を出し合って21世紀の小樽をつくっていく」と述べ、同市長選挙に新谷氏後継(新谷氏の支持母体=自民党・民主党・公明党・連合小樽・連合後援会など=の全体会議で山田氏擁立を了承)として出馬を表明した。山田氏は、小樽市出身、同市経済部長、総務部長、収入役を歴任。
□平成11年2月3日、4月18日告示の同市長選挙に出馬表明していた遠藤吉春(45歳)会社社長は、政党の推薦を得られないことを理由に出馬を取りやめることを明らかにした。
□平成11年2月12日、共産党系政治団体「明るい革新市政をつくる会」は、4月18日告示の同市長選挙に向け、琴坂禎子(63歳)同市議に出馬を要請した。琴坂氏は、昭和10年10月7日生、小樽市出身、潮陵高定卒。小樽市職員、50年同市議当選、現在6期目。
【平成11年4月25日小樽市長選挙結果】
当日有権者数 124,971人
投票者数 82,984人
投票率 66.40%
当選 山田 勝麿 38,319票
大橋 一弘 23,952票
琴坂 禎子 18,737票
【過去の小樽市長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
新谷氏3選、共産党を除く市議会運営に自信
任期満了に伴う小樽市長選挙は、4月23日投票、即日開票され、現職の新谷昌明(あらや・まさあき)市長が、新人相場実氏(共産推薦・62)を破り3選を果たした。新谷氏は昭和4年2月3日生、小樽市出身、慶応大経済学部卒。道商工観光部長、道総務部知事室長、道公営企業管理者、道副知事を歴任。62年4月に市長選に出馬、北野義紀氏(共産・新)と吉田雄一氏(無所属・新)に3万票以上の大差をつけて初当選を飾る。前回(平成3年)は、新人の鈴木富夫氏(共産推薦)を破り再選。
当日有権者数 125,568人
当日投票者数 83,690人
投票率 66.65%
当選 新谷 昌明
61,745票
相場 実
20,260票
室蘭市─────────────────────────────────
前回と同じ顔ぶれで現職再選
任期満了に伴う室蘭市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、現職の
新宮正志 (しんぐう・まさし、63歳、無現=民・公・社)市長が、新人の星山栄(はしやま・さかえ、60歳、無新=共)党地区委員を破り再選を果たした。
新宮氏は、昭和10年10月14日生、旭川出身、専修大学商経学部卒。同市環境衛生、市民福祉、財政、総務各部長、収入役、室蘭振興公社社長を歴任。
【室蘭市長選挙経過】
□平成10年12月9日、現職の新宮正志(63歳)は、市内のホテルで記者会見し「依然厳しい経済、雇用情勢や道半ばの行財政改革などに全力を尽くしたい」と述べ、同市長選に出馬することを表明した。
□平成11年4月7日、共産党系の市民団体「二十一世紀の住みよい室蘭をつくる会」は4月18日告示の同市長選挙に星山栄(60歳)同会代表委員・前共産党室蘭地区委員長を擁立することを発表した。星山氏は真狩村出身、動労室蘭支部書記長、共産党室蘭地区委員長、平成7年同市長選挙に共産党公認で立候補し3,485票差で落選。
【平成11年4月25日室蘭市長選挙結果】
当日有権者数 85,832人
投票者数 59,473人
投票率 69.29%
当選 新宮 正志 43,431票
星山 栄 14,054票
【過去の室蘭市長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
新宮前収入役初当選、財政手腕に期待
任期満了(現職の岩田弘志市長勇退・4期)に伴う室蘭市長選挙は、4月23日投票、即日開票され、新人の新宮正志(しんぐう・まさし)氏が、同じく新人の星山栄(共産党・56歳)を破り初当選した。
当日有権者数 87,335人
当日投票者数 61,564人
投票率 70.49%
当選 新宮 正志
46,969票
星山 栄
12,118票
北見市─────────────────────────────────
自民推薦の神田氏が民主支持の現職の再選を阻む
任期満了に伴う北見市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、新人の神田孝次(かんだ・こうじ、47歳、無新=自・由)建材会社社長が、現職の小山健一(こやま・けんいち、62歳、無現=民)市長を破り初当選した。
神田氏は、北見市出身、東洋大卒。青年会議所理事長、ガラス建材会社社長。自民党北見支部副支部長。
【北見市長選挙経過】
□平成10年12月9日、現職の小山健一(62歳)市長は、定例市議会で「多くの行政課題が継続中で、引き続き2期目を担当したいと決意した」と述べ再選出馬を表明した。
【平成11年4月25日北見市長選挙結果】
当日有権者数 85,294人
投票者数 61,553人
投票率 72.14%
当選 神田 孝次 30,567票
小山 健一 30,071票
【過去の北見市長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
身内の対決、新市長に小山前都市住宅部長
任期満了に伴う北見市長選挙は4月23日投票、即日開票のされ、新人の小山健一同市前都市住宅部長(58歳)が現職の久島正市長(62歳・2期)を破り初当選した。小山氏は昭和11年7月4日生、北大農学部卒。北見市農務部長、衛生部長、都市住宅部長を歴任。平成6年12月9日、市長選に出馬し初当選。
当日有権者数 81,091人
当日投票者数 59,383人
投票率 73.23%
当選 小山 健一 34、843票
久島 正
23,755票
夕張市─────────────────────────────────
現職の中田氏道内市長最多の6期
任期満了に伴う夕張市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、現職の中田鉄治(なかた・てつじ、73歳、無現)市長が、新人の小林吉宏(こばやし・よしひろ、54歳、無新)前市議を破り6選を果たした。
中田氏は大正15年4月1日生、夕張市出身、夕張青年学校卒。夕張市助役を経て昭和54年4月に市長選挙に出馬、無競争で初当選を飾る。
【夕張市長選挙経過】
□平成11年3月2日、中田鉄治(72歳)市長は定例市議会本会議で「現在の市政の諸課題を解決する見通しを得た上で後継者にバトンタッチすべきと判断し、来期も立起する事を決意した」と述べ、6選出馬することを表明した。昨年の12月市議会で多選批判で進退を保留していた。
□平成11年4月4日、小林吉宏(54歳)同市議は4月18日告示の同市長選挙に出馬することを表明した。小林氏は、昭和20年3月3日生、夕張市出身、夕張南高卒。飲食業、夕張地方食品衛生協会会長、同市議1期。
【平成11年4月25日夕張市長選挙結果】
当日有権者数 13,656人
投票者数 11,800人
投票率 86.41%
当選 中田 鉄治 6,594票
小林 吉宏 5,007票
【過去の夕張市長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
中田市長、多選批判かわし5選
任期満了に伴う夕張市長選挙は4月23日投票、即日開票のされ、現職の中田鉄治(69歳)市長が、新人の樋浦善弘前市議(54歳)を破り5選を決めた。前回(平成3年)は新人の藤田正春氏(55歳)を破り4選を果たした。
当日有権者数 15,056人
当日投票者数 13,086人
投票率 86.92%
当選 中田 鉄治
7,782票
樋浦 善弘
5,076票
苫小牧市────────────────────────────────
現職の鳥越市長3期連続の無投票
任期満了に伴う苫小牧市長選挙は平成11年4月18日告示され、現職の鳥越忠幸(とりこし・ただゆき、59歳、無現)市長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票4選を果たした。
鳥越氏は、昭和14年11月4日生、苫小牧市出身、道立苫小牧東高卒。同市職員、市職労委員長、市議会議員、団体職員を経て58年4月市長選挙に出馬し、落選。62年4月再度市長選に出馬、現職の板谷実市長1期(現在=70歳・苫小牧市選出道議会議員で3期目、平成11年4月同選挙でトップ当選)に1万5953票の大差をつけて初当選を飾る。
【苫小牧市長選挙経過】
□平成10年9月16日、現職の鳥越忠幸(58歳)は、同市長選に4選出馬することを表明した。
【過去の苫小牧市長選挙結果】
□平成7年4月16日告示
鳥越市長、初戦以降は無投票
任期満了に伴う苫小牧市長選挙は4月16日告示され、現職の鳥越忠幸(56歳)市長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票3選が決まった。
稚内市─────────────────────────────────
40年ぶりの新人対決は横田氏が勝利
任期満了(現職の敦賀一夫市長勇退・76歳・2期)に伴う稚内市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、新人の横田耕一(やこた・こういち、49歳、無新)会社社長が、同じく新人の岡谷繁勝(おかや・しげかつ、55歳、無新=民)前副議長を破り初当選した。
横田氏は、稚内市出身、東洋大社会卒。自動車販売修理会社社長、稚内青年会議所理事長、同市教育委員を務めた。
【稚内市長選挙経過】
□平成10年10月6日、横田耕一(49歳)会社社長は、同市長選に出馬することを表明した。同氏は稚内市出身、東洋大卒。自動車販売修理会社社長、稚内青年会議所理事長、同市教育委員を務めた。
□平成10年10月30日、現職の敦賀一夫(76歳)が、今期限りの勇退を表明した。
□平成10年12月17日、岡谷繁勝(54歳)同市議会前副議長は、同市長選に出馬することを表明した。民主党稚内支部、連合北海道稚内地区連合会、稚内平和運動センター、稚内同盟友愛センターが同氏に出馬を要請していた。岡谷氏は、昭和19年3月20日生、稚内出身、稚内商業高卒。同市職員、50年同市議(市民会議・共同)6期、副議長、市労連中央執行委員長。
【平成11年4月25日稚内市長選挙結果】
当日有権者数 34,595人
投票者数 27,974人
投票率 80.86%
当選 横田 耕一 14,591票
岡谷 繁勝 12,866票
【過去の稚内市長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
三つどもえ、現職不動、敦賀氏再選
任期満了に伴う稚内市長選挙は4月23日投票即日開票のされ、現職の敦賀一夫(73歳)市長が、新人の渡辺郁夫(稚内商工会議所専務・63歳)氏、同じく新人の佐藤克(元社会党市議・49歳)氏を破り再選を果たした。敦賀氏は大正11年1月21日生、礼文町出身、札幌逓信講習所卒。日本電信電話公社、稚内市議会議員を経て、平成3年まで共同ボデー工業株式会社社長を務めた。前回は現職の浜森辰雄市長(8期目)を破り初当選。
当日有権者数 34,436人
当日投票者数 27,557人
投票率 80.02%
当選 敦賀 和夫
17,587票
佐藤 克 6,318票
渡辺 郁夫 3、434票
芦別市─────────────────────────────────
現職林氏2新人を破り再選果たす
任期満了に伴う芦別市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、現職の林政志(はやし・まさし、59歳、無現)市長が、新人の高砂裕司(たかさご・ひろし、49歳、無新)前市議、同じく新人の渡辺雄二(わたなべ・ゆうじ、40歳、無新)元道臨時職員を破り再選果たす。
林氏は、昭和15年2月1日生、芦別市出身、早大商学部卒。元市議、、青年会議所理事長、タクシー会社社長、自民党芦別支部長。
【芦別市長選挙経過】
□平成11年2月13日、現職の林政志(59歳)市長は、4月18日告示の同市長選挙に再選出馬することを表明した。
□平成11年2月20日、高砂裕司(49歳)同市議は、4月18日告示の同市長選挙に出馬することを表明した。高砂氏は、昭和25年1月13日生、芦別市出身、滝川商高卒。平成3年同市議、現在2期目。芦別青年会議所理事長を務めた。
□平成11年4月6日、渡辺雄二(40歳)氏は4月18日告示の同市長選挙に出馬することを表明した。渡辺氏は、芦別市出身、札幌学院大卒。札幌土木現業所臨時職員、家事手伝い。
【平成11年4月25日芦別市長選挙結果】
当日有権者数 17,879人
投票者数 15,216人
投票率 85.11%
当選 林政 志 8,123票
高砂 裕司 6,640票
渡辺 雄二 237票
【過去の芦別市長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
林元市議、前助役を破り初当選
任期満了(現職の東田耕一市長勇退・4期)に伴う芦別市長選挙は4月23日投票、即日開票され、新人の林政志同市前市議(55歳)が、同じく新人の古川勉同市前助役(65歳)を破り初当選した。
当日有権者数 18,563人
当日投票者数 15,696人
投票率 84.56%
当選 林 正志
7,906票
古川 勉
7,275票
江別市─────────────────────────────────
3党相乗りの現職小川氏大差で再選
任期満了に伴う江別市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、現職の小川公人(おがわ・きみと、57歳、無現=自・民・社)市長が、新人の伊藤豪(いとう・つよし、62歳、無新)元道議を破り再選した。
小川氏は、昭和16年9月1日生、江別市出身、江別高卒。江別市職員、市職労副委員長、同市議(社会党)6期、副議長を務めた。
【江別市長選挙経過】
□平成10年12月8日、現職の小川公人(57歳)は、定例市議会で同市長選に再選を目指して出馬することを表明した。
□平成11年2月15日、伊藤豪(62歳)元道議は4月18日告示の同市長選挙に出馬する意向を固めた。伊藤氏は昭和11年8月18日生、江別市出身、北大卒。50年4月道議当選、62年道議(3期・自民党)落選、平成7年4月江別市議当選。
□平成11年2月23日、伊藤豪(62歳)元道議は4月18日告示の同市長選挙に出馬することを正式に表明した。
【平成11年4月25日江別市長選挙結果】
当日有権者数 90,531人
投票者数 56,576人
投票率 62.49%
当選 小川 公人 36,906票
伊藤 豪 18,443票
【過去の江別市長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
社会党推薦の小川氏、現職保守の4選阻む
任期満了に伴う江別市長選挙は4月23日投票、即日開票され、新人の小川公人同市前市議(社会党推薦=53歳)が、現職の岡英雄市長(69歳・3期)を破り初当選した。岡氏の2選目、3選目は無投票。
当日有権者数 81,988人
当日投票者数 52,660人
投票率 64.23%
当選 小川 公人 26、548票
岡 英雄
25,226票
赤平市─────────────────────────────────
5党推薦の現職親松氏4選
任期満了に伴う赤平市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、現職の親松貞義(おやまつ・さだよし、64歳、無現=自・民・公・由・社)市長が、新人の渡部芳巳(わたなべ・よしみ、49歳、50歳)前市議を破り4選を果たした。
親松氏は、昭和10年2月8日生、標津町出身、道立滝川西高卒。同市国民年金係長、市職労委員長、市議会議長、赤平政治経済研究所長を経て、54年、58年と現職の佐々木肇市長(現在=57歳・前札幌市東区議会議員2期・平成11年4月同市議選で落選)に挑んだが落選。62年4月、3度目の挑戦で佐々木市長(3期)を破り、社会党候補で当選。
【赤平市長選挙経過】
□平成11年3月23日、渡部芳巳(49歳)同市議は4月18日告示の同市長選挙に出馬することを表明した。渡部氏は、昭和24年4月16日生、赤平市出身、赤平西高卒。酪農業、同市議2期、市民クラブ会長。
□平成10年12月11日、自民党道連と民主北海道が、同市長選に出馬する現職の親松貞義(63歳)市長を推薦した。
【平成11年4月25日赤平市長選挙結果】
当日有権者数 13,859人
投票者数 11,796人
投票率 85.11%
当選 親松 貞義 7,375票
渡部 芳巳 4,122票
【過去の赤平市長選挙結果】
□平成7年4月16日告示
親松氏、初戦以降は無投票
任期満了に伴う赤平市長選挙は4月16日告示され、現職の親松貞義(60歳)市長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票3選が決まった。
三笠市─────────────────────────────────
現職青木氏3選果たす
任期満了に伴う三笠市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、現職の青木銀一(あおき・ぎんいち、69歳、無現)市長が、新人の谷津邦夫(やづ・くにお、50歳、無新=民・社)元市議会議長を破り3選を果たす。
青木氏は、昭和4年11月19日生、夕張町(現夕張市)出身、札幌鉄道教習所苗穂技能者養成所卒。同市経済振興課長、助役、三笠市商工会副会長、堀川林業株式会社取締役を務めた。58年と62年の2回、市長選挙に出馬し現職の能登和夫市長(58年当選・62年再選)に破れている。
【三笠市長選挙経過】
□平成10年12月8日、現職の青木銀一(69歳)は、定例市議会で「後援会からの要請を受け、再び立候補することにした」と述べ、3選出馬することを表明した。
□平成10年12月11日、民主党北海道は同市長選に立候補する谷津邦夫(50歳)同市元市議会議長の推薦を決めた。
□平成11年12月14日、谷津邦夫(50歳)同市議会元議長は、同市長選挙に出馬することを表明した。谷津市は、昭和23年5月25日生、三笠市出身、岩見沢農高卒。50年同市議当選、連続5期(社会党)、62年同議長(1期)。
【平成11年4月25日三笠市長選挙結果】
当日有権者数 12,233人
投票者数 10,668人
投票率 87.21%
当選 青木 銀一 5,911票
谷津 邦夫 4,666票
【過去の三笠市長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
前回の無投票から一転、青木氏現職の強みで再選
任期満了に伴う三笠市長選挙は4月23日投票、即日開票され、現職の青木銀一(65歳)市長が、新人の谷津邦夫同市前市議(46歳)を破り再選を果たした。前回は無投票で初当選。
当日有権者数 12,961人
当日投票者数 11,446人
投票率 88.31%
当選 青木 銀一 6,159票
谷津 邦夫 5,172票
千歳市─────────────────────────────────
現職東川市長無投票で3選
任期満了に伴う千歳市長選挙は平成11年4月18日告示され、現職の東川孝(ひがしかわ・たかし、64歳、無現)市長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票3選が決まった。東川氏は、昭和9年5月8日生、千歳市出身、道立千歳高卒。同市経済部長、開発調整部長、企画部長、収入役を経て平成3年に市長に就任した。
【過去の千歳市長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
立候補者5人の乱立戦、現職・東川氏が制す
任期満了に伴う千歳市長選挙は4月23日投票、即日開票され、現職の東川孝(60歳)市長が、元市長の梅沢健三(62歳)氏と米田忠彦同市前市議(49歳)、菅原文彌同市元助役(66歳)、小林馨会社役員(61歳)の各新人を破り再選を果たした。前回は現職の梅沢健三氏(1期)を破り初当選。
当日有権者数 60,709人
当日投票者数 40,733人
投票率 67.10%
当選 東川 孝
18,567票
米田 忠彦 9,859票
梅沢 健三 8、719票
菅原 文彌 1、752票
小林 馨 956票
滝川市─────────────────────────────────
初の選挙戦で現職林氏3選を果たす
任期満了に伴う滝川市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、現職の
林芳男(はやし・よしお、66歳、無現=自・民・公・由)市長が、新人の富沢和雄(とみざわ・かずお、70歳、無新=共)前市議を破り3選を果たした。
林氏は昭和7年6月15日生、砂川市出身、北大農学部卒。道林務部次長、日高支庁長、林務部長、北海道木材協会副会長を経て、平成3年無競争で市長に就任。
【滝川市長選挙経過】
□平成11年2月4日、富沢和雄(70歳・市議8期・共産党市議団長)同市議は4月18日告示の同市長選挙に共産党公認で出馬することを表明した。
【平成11年4月25日滝川市長選挙結果】
当日有権者数 37,053人
投票者数 26,937人
投票率 72.70%
当選 林 芳男 16,244票
富沢 和雄 9,678票
【過去の滝川市長選挙結果】
□平成7年4月16日告示
林氏、選挙の洗礼を受けずに再選
任期満了に伴う滝川市長選挙は4月16日告示され、現職の林芳男(62歳)市長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票再選が決まった。前回の初戦も無投票。
砂川市─────────────────────────────────
16年ぶりの市長選は新人の菊谷氏が勝利
任期満了(現職の中川徳男市長勇退・71歳・4期)に伴う砂川市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、新人の菊谷勝利(きくや・かつとし、59歳、無新=自・民)前議会議長が、同じく新人の池上治男(いけがみ・はるお、50歳、無新)前市議を破り初当選を果たした。
菊谷氏は、昭和14年6月28日生、増毛町出身、留萌高卒。市職労副執行委員長、同市議7期、議長。
【砂川市長選挙経過】
□平成10年9月18日、池上治男(49歳)同市議会議員(4期)が、同市長選挙に出馬知ることを表明した。池上氏は、昭和24年3月7日生、上砂川町出身、北大水産卒。道身体障害者福祉協会支部役員、道少林寺拳法連盟理事長、予備校校長、同市議4期。
□平成10年10月、現職の中川徳男(71歳)市長、不出馬を表明。
□平成10年11月2日、菊谷勝利(59歳)同市議会議長(市議7期)が、同市長選挙に出馬知ることを表明した。
□平成10年12月11日、自民党道連と民主党北海道は、菊谷勝利同市議会議長の推薦を決めた。
【平成11年4月25日砂川市長選挙結果】
当日有権者数 17,066人
投票者数 13,883人
投票率 81.35%
当選 菊谷 勝利 8,204票
池上 治男 5,364票
【過去の砂川市長選挙結果】
□平成7年4月16日告示
中川氏、初戦以降は無投票
任期満了に伴う砂川市長選挙は4月16日告示され、現職の中川徳男(67歳)市長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票4選が決まった。中川氏は昭和2年10月30日生、砂川市出身、自治大学校卒。前職は砂川市建設部長で、58年3月に市長選に出馬、新人の佐藤正一氏に1296票の小差で初当選を飾る。
伊達市─────────────────────────────────
24年ぶりの新人同士の争いは菊谷氏が制す
任期満了(現職の阿部政康市長は勇退・68歳・3期)に伴う伊達市長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、新人の菊谷秀吉(きくや・ひでよし、48歳、無新=公)前市議会議長が、同じく新人の工藤衛二(こどう・えいじ、54歳、無新=民・共)前伊達市立西胆振農業センター場長を破り初当選した。
菊谷氏は、昭和25年6月25日生、伊達市出身、国際商科大卒。建設コンサルタント(測量)会社社長、自民党支部青年局長。58年同市議、平成5年議長、7年同市長選挙に出馬し現職の阿部市長に182票差で敗れた。
【伊達市長選挙経過】
□平成11年1月20日、菊谷秀吉(48歳)同市元市議会議長は同市長選挙に出馬することを表明した。菊谷氏は、昭和25年6月25日生、伊達市出身、国際商科大卒。建設コンサルタント(測量)会社社長、自民党支部青年局長。58年同市議、平成5年議長、7年同市長選挙に出馬し現職の阿部市長に182票差で敗れた。
□平成11年2月23日、工藤衛二(54歳)伊達市立西胆振農業センター場長は、同市長選挙に出馬する意向を表明した。工藤氏は、喜茂別町出身、宇都宮大農卒。国鉄職員、衛生組合事務局長、伊達市立西胆振農業センター場長、自然塾経営。
【平成11年4月25日伊達市長選挙結果】
当日有権者数 28,125人
投票者数 22,939人
投票率 81.56%
当選 菊谷 秀吉 13,266票
工藤 衛二 9,264票
【過去の伊達市長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
菊谷前議長追い上げならず、阿部氏3選
任期満了に伴う伊達市長選挙は4月23日投票、即日開票され、現職の阿部政康(64歳)市長が、新人の菊谷秀吉(昭和26年生、44歳、伊達市出身、国際商科大卒。前伊達市議会議長、日胆連合採石組合理事長)氏、同じく新人の内藤啓吾会社役員(67歳)を破り3選を果たした。前回(平成3年)は今回立候補した内藤啓吾氏を破り再選。
阿部氏は昭和5年11月15日生、静内町出身、道立苫小牧工業学校卒。伊達市税務課長、農政課長、水道課長、総務課長、総務部長、伊達市議会事務局長を歴任。62年市長選に出馬、現職の増岡正三市長(1期目)に2千数十票の小差で初当選を飾る。(増岡正三前市長も58年の市長選挙で、当時の現職市長の横山勉氏を小差で破っている)。
当日有権者数 27,182人
当日投票者数 22,359人
投票率 82.26%
当選 阿部 政康
10,264票
菊谷 秀吉 10、082票
内藤 啓吾 1,520票