地方選挙News
選挙結果
釧路市長選挙
過去最低の投票率で現職綿貫氏再選
任期満了に伴う釧路市長選挙は平成12年10月22日投票、23日開票され、現職の綿貫健輔(わたぬき・けんすけ、53歳)市長が、新人の村上和繁(むらかみ・かずしげ、40歳)共産党系市民団体役員を敗り再選を果たした。同市長選始まって以来の最低投票率となった(39.32%)。
綿貫氏は、昭和21年6月13日生、早稲田大学法学部卒。綿貫商店代表、釧路市議会議員2期、道議会議員、平成6年2月の衆院選で当時は新生党の北村直人代議士(5年自民党離脱し新生党、6年12月新進党、9年9月自民党へ復党)を支援したことから自民党を離党、平成7年4月の道議選では無所属で4選を果す。平成8年11月鰐淵前市長の後継者を敗り市長就任。
敗れた村上氏は、弘前大人文学部卒、日本共産党根釧地区常任委員。
当日有権者数 153,000人
投 票 者 数 60,155人
無効票 994票
持ち帰り 3票
投 票 率 39.32%
当選 綿貫 健輔 47,876票
村上 和繁 11,282票
【平成12年の釧路市長選挙経過】
□平成12年10月6日、村上和繁(40歳)共産党根釧地区委員会常任委員は10月15日告示の同市長選挙に出馬することを表明した。村上氏は平成5年の同市長選挙に出馬し落選している。
□平成12年8月4日、釧路市選挙管理委員会は任期満了に伴う同市長選挙の日程を10月15日告示、同22日投票と決めた。翌日開票される。
同市議補選(欠員4)も同日程で行う。
□平成12年4月25日、現職の綿貫健輔(わたぬき・けんすけ、53歳)市長は後援会総会で次期市長選挙(任期満了は平成12年11月16日)に再出馬することを表明した。
綿貫氏は、昭和21年6月13日生、早稲田大学法学部卒。綿貫商店代表、釧路市議会議員2期、道議会議員、平成6年2月の衆院選で当時は新生党の北村直人代議士(5年自民党離脱し新生党、6年12月新進党、9年9月自民党へ復党)を支援したことから自民党を離党、平成7年4月の道議選では無所属で4選を果す。平成8年11月鰐淵前市長の後継者を敗り市長就任。現在1期目。
【過去の釧路市長選挙結果】
□平成8年11月17日投票
釧路市長に新人綿貫氏
現職の鰐淵俊之市長(5期)が11月20日執行の衆院選出馬により市長を辞職。これに伴う釧路市長選挙は平成8年11月17日投票、即日開票され、新人で綿貫健輔(50歳)前北海道議会議員(7月25日辞任・4期)が、鰐淵市政後継の新人後藤敏夫(54歳)前釧路市助役と、同じく新人の共産党根釧地区委員会委員長工藤一夫(57歳)氏の2人を敗り初当選した。綿貫後援会と重なる北村直人衆院議員後援会は自主投票、新進党釧路市支部は後藤氏推薦で動いたが、綿貫氏の道議4期の知名度と早々の出馬表明で幅広い層の支持を集めた。釧路市役所出身者以外の市長は49年ぶり、新人対決は31年ぶり。
衆院選に出馬した鰐淵氏は、新進党の強い要請で衆院選北海道ブロック(平成8年10月20日執行)で当選、10年1月新進党解党により自由党へ。12年6月衆院選13区より立候補し落選(比例も同)した。
当日有権者数 152,395人
投 票 者 数 89,478人
投 票 率 58.71%
【開票結果】
当 綿貫 健輔 47,576票 50 無新
後藤 敏夫 32,828票 54 無新 公明推薦
工藤 一夫 8,261票 57 共新
□平成5年10月17日投票
社会党不戦で現職鰐淵氏5選
任期満了に伴う釧路市長選挙は平成5年10月17日投票、即日開票され、現職の鰐淵俊之(56歳)市長が、新人の村上和繁(33歳)日本民青同地区委員長(共産党系)を敗り5選を果たした。今回は初めて社会党(同党釧路総支部・釧路市労組協議会)が候補の擁立を見送った
鰐淵氏は、昭和11年11月1日生、釧路市出身、北大獣医学部卒。同市職員、市議会議員。
同市役所には、旧総評系の市職労(1,400人)と、旧同盟系の釧路市役所職員労働組合(600人)の分裂した2組合がある。
当日有権者数 149,935人
投票者数 104,369人
投票率 69.61%
当選 鰐淵 俊之 69,041票
村上 和繁 27,662票
□昭和52年10月16日投票
任期満了に伴う釧路市長選挙は昭和52年10月16日投票、即日開票され、新人の鰐淵俊之元同市議が、現職の山口哲夫市長を敗って初当選。鰐淵氏は、2回目の挑戦で自民党をバックに公明、民社など中道勢力を全面に押し出して、革新系市長の4選を阻んだ。
敗れた山口氏は、昭和3年8月9日生、道立釧路湖陵高卒。22年樺太から引き揚げ釧路市役所職員、市職労委員長。40年10月、釧路市社会課長から弱冠37歳で市長に当選。
同氏はその後58年の参議院比例区(社会党)で次点、61年同初当選、平成7年12月社会党離党、8年1月新社会党・平和連合を結成、10年7月参議院比例区で落選(新社会党の候補者は一人も当選者がいなかった)した。
当日有権者数 144,401人
投票者数 124,818人
投票率 88.27%
当選 鰐淵 俊之 66,468票
山口 哲夫 57,401票
名寄市長選挙
任期満了に伴う名寄市長選挙は平成12年10月22日告示され、現職の島多慶志(しま・たけし、62歳)市長市長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票再選が決まった。
島氏は、昭和12年12月14日生、名寄市出身、名寄市立北高卒。名寄市民生部長、総務部長、助役を歴任。平成8年11月市長就任。
【平成12年の名寄市長選挙経過】
□平成12年7月26日、名寄市選挙管理委員会は、任期満了(平成12年11月2日)に伴う同市長選挙の日程を平成12年10月22日告示、同29日投票と決定。即日開票される。
□平成12年6月14日、現職の島多慶志(しま・たけし、62歳)市長は定例市議会で次期市長選挙に出馬することを表明した。
島氏は、昭和12年12月14日生、名寄市出身、名寄市立北高卒。名寄市民生部長、総務部長、助役を歴任。平成8年11月市長就任。現在1期目。
【過去の名寄市長選挙結果】
□平成8年10月27日告示
前助役の島氏が無投票当選
現職の桜庭康喜市長(3期)が平成8年11月20日執行の衆院選出馬により9月25日市長を辞職。これに伴う名寄市長選挙は10月27日告示され、新人で10月16日助役を辞任した島多慶志(58歳)氏が立候補、同氏以外に立候補の届け出がなく、無投票当選が決まった。
□平成6年8月21日告示
任期満了に伴う名寄市長選挙は平成6年8月21日告示され、現職の桜庭康喜(さくらば・やすき、63歳)市長以外に立候補の届け出がなく、同氏の無投票3選が決まった。
桜庭氏は、昭和17年3月17日生、札幌短大卒。同市職労書記長、社会党名寄支部長、同市議会副議長を歴任。
□平成2年8月26日投票
任期満了に伴う名寄市長選挙は平成2年8月26日投票、即日開票され、現職の桜庭康喜市長が、新人の大久保光義氏、同じく新人の齊藤信義氏を破り再選を果たした。
有権者数 22,444人
投票者数 20,184人
投票率 89.93%
当選 桜庭 康喜 10,576票
大久保光義 9,157票
齊藤 信義 338票
□昭和61年8月25日投票
任期満了に伴う名寄市長選挙は昭和61年8月25日投票、即日開票され、新人の桜庭康氏が、同じく新人の中尾忠司氏を破り初当選を果たした。
有権者数 23,401人
投票者数 20,468人
投票率 87.49%
当選 桜庭 康喜 10,790票
中尾 忠司 9,382票
真狩村長選挙
任期満了に伴う真狩村長選挙は平成12年10月29日投票、即日開票され、新人の筒井末美(つつい・すえみ、51歳)前同村議会事務局長が、現職の八田昭七(はった・しょうしち、68歳)村長を敗り初当選した。役場職員が現職に挑んだのは村政史上初めてで「財政健全化、投資効果の少ない事業の見直し」を訴えた筒井氏が、八田氏の四選を阻んだ。縁戚同氏(筒井氏の姉と八田氏の兄が夫婦)の選挙戦の結果は29票差、無効票の32票の存在は大きかった。
有権者数 2,026人
投票者数 1,893人
投票率 93.44%
無効票 32票
当選 筒井 末美 945票
八田 昭七 916票
【平成12年の真狩村長選挙経過】
□平成12年8月24日、真狩村選挙管理委員会は任期満了(平成12年11月26日)に伴う村長選挙の日程を10月24日告示、同29日投票と決めた。即日開票される。
□平成12年8月10日、筒井末美(51歳)前同村議会事務局長は同氏後援会発会式で次期村長選挙に出馬することを表明した。
筒井氏は、真狩村出身、北星学園大経済学部卒。昭和48年同村役場採用、住民課長、平成9年から12年6月まで同議会事務局長を務めた。
□平成12年5月29日、現職の八田昭七(はった・しょうしち)村長は次期村長選挙(任期満了は平成12年11月26日)に4選を目指して出馬することを表明した。
八田氏は、昭和7年3月25日生、真狩村出身、中央大法学部卒。ホクレン総務部長、同参事、農協連理事。63年村長就任。現在3期目。
【過去の真狩村長選挙結果】
□平成8年11月10日投票
八田氏が3選果たす
任期満了に伴う村長選挙は平成8年11月10日投票、即日開票され現職の八田昭七村長(64歳)が、新人の金丸勝男(59歳)前村議会議長を小差で破り3選を果たした。また、11月11日、八田村長が告示前の9月中頃、元議長2人に酒を配り選挙への支援を依頼したことが分かり、公選法違反の疑いがもたれた。
当日有権者 2,034人
投 票 者 1,916人
投 票 率 94.20%
当 八田 昭七 1,005票 59 無現
金丸 勝男 865票 59 無新
□平成4年11月8日告示
八田氏が無投票で再選を果たす
任期満了に伴う村長選挙は平成4年11月8日告示され、現職の八田昭七村長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票再選が決まった。
□昭和63年11月27日投票
八田氏が初当選を果たす
任期満了に伴う村長選挙は昭和63年11月27日投票、即日開票され、新人の八田昭七村氏が、同じく新人の島口重一氏を破り初当選を果たした。
有権者数 2,119人
投票者数 2,041人
投票率 96.32%
当選 八田 昭七 1,061票
島口 重一 971票