地方選挙News
選挙結果
任期満了に伴う熊石町長選挙は平成14年7月21日投票、即日開票され、現職の藤村正二(ふじむら・しょうじ、64歳)町長が、新木茂(しんき・しげる、66歳)会社役員(元町長)を破り3選を果たした。過去3回連続3度目の同じ対決となった。
藤村氏は、昭和13年1月2日生、熊石町出身、函館工業高卒。34年北海道入庁、檜山支庁建設指導課建築係長、宗谷支庁建設指導課長、後志支庁同、住宅都市部住宅課主任技師、道監査委員事務局副技術審査官、平成6年4月5日同退職。6年7月10日、今回の選挙で出馬した現職の新木茂町長を破って初当選。
有権者数 3,114人
投票者数 2,756人
投票率 88.50%
無効票 22票
当選 藤村 正二 1,671票
新木 茂 1,063票
【熊石町長選挙経過】
□平成14年7月8日、新木茂(しんき・しげる、66歳)同町元町長が平成14年7月16日告示される同町長選挙に出馬する意向を表明した。
新木氏は、昭和10年9月16日生、熊石町出身、玉川大学文学部卒。熊石町の小中学校で教鞭をとり、道立札幌養護学校教諭を経て、江別市教育委員会に入り、社会教育課長、同市民会館長を務めた。平成2年、同町長選挙に出馬し現職赤泊茂松町長の後継者・木村豊作前助役を破って初当選を果たした。6年の同町長選挙では、新人の藤村氏(56歳)に敗れ、その後、八雲町長選挙(7年)に出馬し落選。10年の熊石町長選挙に再挑戦し現職の藤村正二町長に敗れている。
□平成14年4月24日、熊石町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年7月24日)の日程を平成14年7月16日告示、同月21日投票と決めた。即日開票される。
□平成13年12月26日、現職の藤村正二(ふじむら・しょうじ、64歳)町長は新聞社の取材で次期町長選挙(任期満了は平成14年7月24日)に3選を目指して出馬する意向を表明した。
藤村氏は、昭和13年1月2日生、熊石町出身、函館工業高卒。34年北海道入庁、檜山支庁建設指導課建築係長、宗谷支庁建設指導課長、後志支庁同、住宅都市部住宅課主任技師、道監査委員事務局副技術審査官、平成6年4月5日同退職。6年7月10日、現職を破って初当選。
【過去の熊石町長選挙結果】
□平成10年7月19日投票
4年前と同じ選挙戦 藤村現職再選
任期満了に伴う熊石町長選挙は平成10年7月19日投票、即日開票の結果、現職の藤村正二(ふじむら・しょうじ、60歳)町長が、前職の新木茂氏(62歳)を破り、再選を果たした。
藤村氏は、昭和13年1月2日生、熊石町出身、函館工業高卒。檜山支庁建設指導課建築係長、道監査委員事務局副技術審査官を歴任。平成6年7月町長に就任。新木氏は、平成6年同町長選再選に破れた後、7年八雲町長選挙に出馬し落選している。
当日有権者数 3,245人
投票者数 2,935人
投票率 90.57%
当選 藤村 正二 1,725票
新木 茂 1,191票
□平成6年7月10日投票
任期満了に伴う熊石町長選挙は、新人の藤村氏(56歳)が、現職の新木町長(2期・58歳)を破って初当選を果たした。
当日有権者数 3,432人
投票者数 3,191人
投票率 92.98%
当選 藤村 正二 1,715票
新木 茂 1,452 票
□平成2年7月15日投票
任期満了に伴う熊石町長選挙(32年ぶりの町長選挙)は、新人の新木茂氏が、同じく新人で赤泊茂松町長の後継者・木村豊作前助役を破って初当選を果たした。
新木氏は、昭和10年熊石町出身、玉川大学文学部卒、江別市社会教育課長、同市民会館長を務めた。
当日有権者数 3,547人
投票者数 3,230人
投票率 91.06%
当選 新木 茂 1,730 票
木村 豊作 1,457 票
□昭和61年7月15日告示
任期満了に伴う熊石町長選挙は、現職の赤泊茂松町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票8選が決まった。
赤泊氏は、大正4年12月16日生、高小卒。昭和17年役場入り、同助役、33年町長就任。
□昭和57年7月22日告示
任期満了に伴う熊石町長選挙は、現職の赤泊茂松町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票7選が決まった。
江差町
任期満了に伴う江差町長選挙は平成14年7月28日投票、即日開票され、新人の浜谷一治(はまや・かずはる、57歳)同町前保健福祉課長が、現職の若山昭夫(わかやま・あきお、60歳)町長を破り初当選を果たす。現職の若山町政の風力発電事業(第三セクター方式で今年4月に始動)や温泉ホテル計画(今年度着工予定・かもめ島前)に説明不足があり、現職支持層も浜谷氏に流れた。浜谷氏は、町政刷新を求める幅広い層から支持を得て現職との差、328票で突き放した。
浜谷氏は、江差高卒、本籍江差町、江差町商工観光課長、議会事務局長、檜山広域行政組合総務課長、福祉保健課長。
有権者数 8,677人
投票者数 7,514人
投票率 86.60%
無効票 90票
当選 浜谷 一治 3,876票
若山 昭夫 3,548票
【江差町長選挙経過】
□平成14年6月2日、江差町選挙管理委員会は次期町長選挙の日程を平成14年7月23日告示、同28日投票と決めた。即日開票される。
□平成14年4月18日、浜谷一治(57歳)同町保健福祉課長が辞職願いを同町に提出し、次期町長選挙(任期満了は平成14年8月7日)に出馬する意向を表明した。浜谷氏は、江差高卒、本籍江差町、江差町福祉保健課長。
□平成14年1月30日、現職の若山昭夫(わかやま・あきお、59歳)町長は同氏の後援会会合で次期町長選挙(任期満了は平成14年8月7日)に3選を目指して出馬することを表明した。
若山氏は、昭和17年4月11日生、泊村出身、江差高卒。36年同町役場入り、長室企画調整係長、税務課長、財政課長、を歴任。平成6年8月町長就任。
【過去の江差町長選挙結果】
□平成10年7月21日告示
現職若山氏無投票で再選
任期満了に伴う江差町長選挙は平成10年7月21日告示され、現職の若山昭夫(わかやま・あきお)町長意外に届出がなく、同氏の無投票再選が決まった。
若山氏は、昭和17年4月11日生、泊村出身、江差高卒。同町長室企画調整係長、財政課長を歴任。平成6年8月町長就任。
□平成6年7月24日投票
任期満了に伴う江差町長選挙は、新人の若山氏(52歳)が、同じく新人の明石氏(元未知東京事務所副所長・61歳)を破って初当選を果たした。
当日有権者数 8,792人
投票者数 7,731人
投票率 87.93%
当選 若山 昭夫 4,462 票
明石 和平 3,144 票
□平成2年7月15日告示
任期満了に伴う江差町長選挙は、現職の木村義信町長以外に立候補の届け出がなく、現職の無競争3選が決まった。
木村氏は、昭和2年江差町出身、庁立函館中卒。木材会社経営、42年江差町議会議員(4期)、54年議長。57年町長選に出馬、保守新人同士の一騎打ちで初当選を飾っているが、2選以後は無投票で再選。
□昭和61年7月22日告示
任期満了に伴う江差町長選挙は、現職の木村義信町長以外に立候補の届け出がなく、現職の無競争再選が決まった。
□57年7月25日告示
任期満了(現職の本田義一町長勇退)に伴う江差町長選挙は、新人の木村義信前町議会議長が、同じく新人の小田川嘉男氏を破り初当選した。
当日有権者数 9,515人
投票者数 8,380人
投票率 88.07%
当選 木村 義信 5,198票
小田川嘉男 3,051票
□41年
前助役の本田義一氏が、社会党支部長の小田原要四蔵氏を破って初当選している。
出馬表明
岩見沢市
平成14年7月30日、渡辺孝一(44歳)故・渡辺省一元衆議院議員の長男が平成14年9月29日告示される岩見沢市長選挙に無所属で出馬することを表明した。
渡辺氏は、東京出身、岩見沢東高校、東日本学園大卒(北海道医療大学)、岩見沢で歯科医を開業、同青年会議所理事長。平成12年の衆院選で自民党の公認を得られず出馬断念した経過がある。
【岩見沢市長選挙経過】
平成14年7月29日、岩見沢市選挙管理委員会は次期市長選挙(任期満了は平成14年10月19日)の日程を平成14年9月29日告示、10月6日投票と決めた。即日開票される。同時に同市議会議員の補欠選挙(欠員1名)も行われる。
現職の能勢邦之(のせ・くにゆき)市長はまだ出馬表明はしていない。
能勢氏は、昭和9年12月22日生、岩見沢市出身、北大大院法学部修。国土庁官房審議官、自治省官房審議官、自治体国際化協会専務理事を歴任。平成2年10月市長就任。現在3期目。
砂原町
平成14年7月18日、梶谷恵造(46歳)ダイヤ配管設備有限会社(平成2年創業)社長は平成14年10月1日告示される同町長選挙に出馬する意向を新聞社の取材で明らかになった。
【砂原町長選挙経過】
□平成14年6月20日、現職の長谷保和(はせ・やすかず、70歳)町長は定例町議会で平成14年10月1日告示される同町長選挙に4選を目指して出馬する意向を表明した。
長谷氏は、昭和7年5月5日生、函館市出身、中央大学法学部卒。道生活環境部国体事務局長、同水産部次長を歴任。自民党道連総務部長から昭和62年の道議選(渡島管内)に出馬し落選。平成2年10月町長に就任。現在3期目。
□平成14年6月5日、砂原町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年10月26日)の日程を平成14年10月1日告示、同6日投票と決めた。即日開票される。
選挙日程
旭川市
11月3日告示
平成14年7月30日、旭川市選挙管理委員会は次期市長選挙(任期満了は平成14年11月16日)の日程を平成14年11月3日告示、同10日投票と決めた。即日開票される。
現職の菅原功一(すがわら・こういち)市長はまだ立起表明していない。
菅原氏は、昭和19年6月24日生、旭川出身、旭川商業高校卒。代議士秘書、同市議会議員、道議会議員を2期務めた。平成6年11月市長就任。現在2期目
【旭川市長選挙経過】
□平成14年8月1日、自民党の山崎拓幹事長、北村直人道連会長、神戸典臣道連幹事長は、現職の金田英行、元議員の今津寛両氏と確認書を交わした。金田英行氏を比例北海道ブロック1位、今津寛氏を新6区の候補とすることで決着。
□平成14年7月24日、衆院小選挙区の5増5減が成立。改正公職選挙法により旭川市は上川管内と合体し北海道新6区となる。旧7区選出(旭川市を除く上川・宗谷・留萌管内)の金田英行衆院議員は比例ブロックに回り、今後は旭川に拠点を移す。
□平成14年6月8日、建設会社広野組会長・広野忠雄氏が何者かに殺害された。旭川の政治・経済界に強い影響力のある広野氏は、昭和53年の市長選挙で16年ぶりに保守市制(坂東徹市長)奪還に貢献した。その後今津寛派(自民党公認・落選)の選挙違反で有罪判決を受けた。事件は大きな衝撃となって今年の11月に行われる同市長選挙にも大きな影響が出てくる。
□平成14年5月10日、菅原市長の政治資金管理団体「自由政経同友会・10年分」の会計責任者富樫多喜男氏から訂正の報告が北海道選挙管理委員会より告示された。
□平成14年5月10日、菅原市長関連の政治団体「ゆめたうん21市民の会・10年分」の会計責任者佐藤良枝氏から訂正の報告が北海道選挙管理委員会より告示された。
□平成14年5月10日、菅原市長の政治団体「菅原功一連合講演会・10年分」の会計責任者斉藤啓一氏から訂正の報告が北海道選挙管理委員会より告示された。
□平成14年5月10日、菅原市長関連の政治団体「みんなでつくる21市民の会・10年分」の会計責任者加藤健二郎氏から訂正の報告が北海道選挙管理委員会より告示された。
□平成13年11月20日、菅原市長の政治資金管理団体「自由政経同友会」の富樫多喜男会計責任者・その他の政治団体「菅原功一連合後援会」の斉藤啓一会計責任者・その他の政治団体「ゆめたうん21市民の会」の村角鉄矢会計責任者からそれぞれ平成7年・平成8年・平成9年分の収支報告の訂正が、高橋康之北海道選挙管理委員会委員長に提出された。詳細は弊誌平成13年12月3日号に掲載。
□平成13年11月19日、政治資金規正法違反の疑いが持ち上がった菅原市長は同市議会政治倫理調査特別委員会で「意図的なものはなく、単純ミスで申し訳ない」と釈明。
又、同氏の政治団体「菅原功一と旭川市民の会」(平成12年分の収入総額は940,000円)の関係者は、同寄附は同氏の政治団体「菅原功一連合後援会」(平成12年分の収支報告書は未提出)が受理しており同政治団体に記載修正することで上川支庁選挙管理委員会と相談するとしている。
□平成13年11月16日、菅原市長の政治団体「菅原功一後援会」(平成2年から収支報告書が未提出で、平成4年にみなし解散となっている)が政治団体「希望都市21世紀市民の会」(地元経済界)から政治資金規制法違反(届出前の寄附の禁止)の疑いがある1千万円(平成12年3月と5月の2回)の寄附を受け取ったことが分かった。
同後援会関係者は、当時(平成12年3月)、菅原市長の政治団体が政治資金規制法違反(虚偽記載)に問われ、関係書類が押収され口座が閉じられていたので、緊急避難的に届出のない「菅原功一後援会」という口座を作り「希望都市21世紀市民の会」から寄附を受けたと釈明。
□平成13年10月10日、政治活動を休止していた菅原功一市長は旭川市内で2年ぶりに後援会パーティを開催。
□ 平成12年2月
菅原市長の政治団体の収支報告書に記載漏れがあり、富樫多喜男会計責任者(後援会事務所長)が政治資金規制法違反(虚偽記載)に問われ逮捕された事件は、初公判で検察側が富樫多喜男被告に禁固10カ月を求刑して結審(3月での判決は、禁固10カ月、執行猶予3年の有罪判決)。
起訴状によると、富樫被告は、菅原市長の政治資金管理団体「自由政経同友会」の会計責任者として、95年の収支報告書に約4,154万円の政治資金を約3,217万円と偽って記載して道選挙管理委員会に提出した。また、別の政治団体「ゆめたうん21市民の会」の収支報告書でも3年間で約3,150万円の政治資金を記載せず裏金として処理していた。
検察側の冒頭陳述によると、富樫被告は平成6年12月ごろ、菅原功一連合後援会副幹事長=平成11年12月に自殺=だった建設会社部長から「事務所の裏金を作るため収支報告書には実際の収入より少なく記載して、支出もつじつまが合うように処理する」よう指示されたほか、平成7年1月ごろ、当時の市役所秘書課長から、公費で捻出できない交際費として事務所で毎月50万円負担する旨の依頼を受けたという。
虚偽記載でひねり出した裏金は、菅原市長や家族名義の銀行口座にいったん入金されたあと引き出され、歴代の秘書課長に毎月50万円が渡されたほか、菅原市長の娘が住んでいる札幌市中央区のマンションのローン返済に充てられていた。疑問に思った富樫被告はその後、市長宅に出向き相談を持ち掛けたところ、同席していた市長夫人から「幹部の指示に従ってほしい」と言われたことを法廷で生々しく証言、市長の関与を示唆した。
市長夫人は平成8年まで印刷会社の顧問を務め、顧問料を受け取っていたが、この点に関して裁判官は「(市長夫人の立場で)企業の顧問に就いているのはおかしい」とも指摘、裁判所が裏金の使途に重大な関心を払っていることをうかがわせた。
菅原市長は、旭川市議、道議を経て、平成6年11月の旭川市長選に保守系無所属で出馬、板東市長後継の前助役を破って初当選。平成12年1月、菅原市政はエコ・スポーツ構想の不明朗な業務委託や、東京の不動産会社社長に差し出したとされる特別職人事などをめぐる誓約書など多くの問題が発生。また平成11年6月25日に同市の農政部幹部(前職は市教委でエコ・スポーツパークに携わっていた)が首吊り自殺をしている。
□平成11年12月、菅原市長の資金管理団体の収支に記載漏れがあり、道警が富樫多喜男会計責任者(後援会事務所長)を政治資金規制法違反で逮捕。
歌登町
平成14年7月30日、歌登町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年10月1日)の日程を平成14年9月17日告示、同22日投票と決めた。即日開票される。
【歌登町長選挙経過】
□平成14年3月12日、現職の深井信朗(ふかい・のぶろう、65歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年10月1日)に3選を目指して出馬する意向を表明した。
深井氏は、昭和11年5月17日生、歌登町出身、法政大経済学部卒。36年雪印物産、43年同町役場入り、総務課長、企画財政課長、助役を歴任。平成6年町長就任。現在2期目。
釧路町
10月15日告示
平成14年7月23日、釧路町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年11月13日)の日程を平成14年10月15日告示、同20日投票と決めた。即日開票される。
【釧路町長選挙経過】
□平成13年12月11日、現職の菅原澄(すがわら・きよし、72歳)町長は定例町議会で次期町長選挙に3選出馬することを表明した。
菅原氏は、昭和4年7月23日生、釧路町出身、昆布森国民高等科卒。同町総務課長、助役を歴任。平成6年11月町長就任。現在2期目。