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選挙結果
幌延町
任期満了に伴う幌延町長選挙は平成14年12月1日投票、即日開票され、新人の宮本明(みやもと・あきら、60歳)同町副議長が、現職の上山利勝(かみやま・としかつ、75歳)町長を破り初当選した。宮本陣営は山上氏の高齢や多選問題で票を上積みした。
宮本氏は、昭和17年6月1日生、中頓別町出身、天塩高卒。運輸会社を経営。町議4期、平成11年同副議長就任、同町商工会副会長。
有権者数 2,291人
投票者数 2,134人
投票率 93.15%
無効票 21票
当選 宮本 明 1,107票
上山 利勝 1,006票
【幌延町長選挙経過】
□平成14年10月17日、宮本明(60歳)同町副議長は町議辞職願を前田武人議長に提出、平成14年11月26日告示される同町長選挙に出馬する意向。
宮本氏は、昭和17年6月1日生、天塩高卒。運送会社を経営。町議4期、平成11年同副議長就任、同町商工会副会長。
□平成14年10月9日、幌延町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年12月22日)の日程を平成14年11月26日告示、12月1日投票と決めた。即日開票される。
□平成14年6月20日、現職の上山利勝(やまかみ・としかつ、75歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年12月22日)に5選を目指して出馬する意向を表明した。
上山氏は、昭和2年5月1日生、樺太出身、豊原市並川青年学校研究科修了(現サハリン)、幌延町議会副議長、議長を歴任。61年町長選に出馬し現職の成松町長を破り初当選を果たす。現在4期目。
【過去の幌延町長選挙結果】
□平成10年11月29日投票
推進派の上山現職大差で4選
任期満了に伴う幌延町長選挙は平成10年11月29日投票、即日開票され、現職で高レベル放射性廃棄物の処理・処分方法を研究する深地層研究所の誘致推進派の山利勝(やまかみ・としかつ=無所属・71歳)町長が、新人で誘致反対を訴える荻生和敏(49歳・共産党天北地区委員核廃棄物問題対策委員長)氏を破り4選を果たした。
上山氏は、昭和2年5月1日生、樺太出身、豊原市並川青年学校研究科修了(現サハリン)。幌延町議会副議長、議長、61年町長選に出馬し現職の成松町長を破り初当選を果たす。
当日有権者数 2,321人
投票者数 2,045人
投票率 88.11%
当選 上山 利勝 1,453票
荻生 和敏 506票
□平成6年12月4日投票
任期満了に伴う幌延町長選挙は、前回(平成2年12月)の選挙と同じ顔ぶれで、現職の上山町長(67歳)が、新人の中条氏(元町議会事務局長・61歳)を破り3選を果たした。今回も貯蔵工学センタ−推進派が、両候補に割れた。
当日有権者数 2,380人
投票者数 2,249人
投票率 94.50%
当選 上山 利勝 1,223 票
中条 勲 967 票
□平成2年12月2日投票
任期満了に伴う幌延町長選挙は、現職の上山町長が、新人の中条氏(前町議会事務局長)、同じく新人の佐藤氏(共産党)を破り再選を果たした。
当日有権者数 2,541人
投票者数 2,322人
投票率 94.50%
当選 上山 利勝 1,226 票
中条 勲 977 票
佐藤 広武 109 票
□昭和61年12月8日投票
任期満了に伴う幌延町長選挙は、新人の上山利勝氏が、現職の成松佐善男町長、新人の菊地利夫幌延地区労議長を破り初当選した。
高レベル放射性廃棄物施設誘致の是非が問われた注目の選挙は、条件付推進派の山上氏が勝利した。
当日有権者数 2,587人
投票者数 2,519人
投票率 97.37%
当選 上山 利勝 992票
成松佐善男 835 票
菊地 利夫 675票
□昭和57年12月26日投票
任期満了(現職の佐野清町長勇退)に伴う幌延町長選挙は、新人の成松佐善男氏が、同じく新人の鎌田元春氏を破り初当選した。
成松氏は、大正15年11月2日生、庁立稚内中学卒。同町助役。佐野町長の放射性廃棄物研究・貯蔵施設の誘致を継承。
佐野氏は、大正12年6月5日生、稚内市出身、終戦の年に旧東京物理学校(東京理科大)を卒業。旧宗谷村教員、同村助役、合併で稚内市職員、昭和31年利尻町助役、同町長就任(2期半ばで辞任)、38年幌延町助役、42年赤松万太郎町長勇退で町長就任。
当日有権者数 2,791人
投票者数 2,655人
投票率 95.13%
当選 成松佐善男 1,722 票
鎌田 元春 901票
奈井江町
任期満了に伴う奈井江町長選挙は平成14年12月1日投票、即日開票され、現職の北良治(きた・りょうじ、66歳)町長が、新人の覚元英子(かくもと・えいこ、55歳)道央開発総業社長を破り5選を果たした。
北氏は、昭和11年10月12日生、奈井江町出身、旧野幌機農高校卒。同町議会議員、同議長、昭和61年町長就任。
有権者数 6,216人
投票者数 4,368人
投票率 72.49%
無効票 53票
当選 北 良治 3,628票
覚元 英子 687票
【奈井江町長選挙経過】
□平成14年11月20日、覚元英子(55歳)道央開発総業社長は平成14年11月26日告示される同町長選挙に出馬することを表明した。
覚元氏は、倶知安町立八幡小中卒、道央開発総業社長。同社は同町の行政処分(指名停止3ヵ月)を受けたことがあり訴訟問題が発生していた。
□平成14年9月3日、奈井江町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年12月6日)の日程を平成14年11月26日告示、12月1日投票と決めた。即日開票される。
□平成14年6月17日、現職の北良治(きた・りょうじ、65歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年12月6日)に5選を目指して出馬する意向を表明した。
北氏は、昭和11年10月12日生、奈井江町出身、旧野幌機農高校卒。昭和61年同町議会議長から町長選に出馬し、対抗馬を破って初当選を飾る。現在4期目。
【過去の奈井江町長選挙経過】
□平成10年11月24日告示
現職の北良治氏無競争で4選果たす
任期満了に伴う奈井江町長選挙は平成10年11月24日告示され、現職の北良治(きた・りょうじ)町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無競争4選が決まった。平成6年、平成2年も無投票。
北氏は、昭和11年10月12日生、奈井江町出身、旧野幌機農高校卒。昭和61年同町議会議長から町長選に出馬し、対抗馬を破って初当選を飾る。2期目からは無競争。北一族は、篤農で有名だが、政治家一家でもある。父(勝太郎)は砂川町議、道議、衆院議員(昭和11年=道4区・4期)、参院議員(昭和28年=道地方区・1期)を務めた。伯父(北勝太郎の弟政清)は衆院議員(昭和21年)。兄二郎は、衆院議員(昭和28年=道4区)。兄修二は、参院議員(昭和52年=道地方区)、道連会長を務めた。
□昭和61年12月8日投票
現職の森岡孝町長引責辞任に伴う奈井江町長選挙は、新人の北良治(50歳)前同町議会議長が、同じく新人の佐藤幸(67歳)前町消防団長を破り初当選した。
奈井江・浦臼学校給食センター乱脈経理問題で森岡孝町長引責辞任。
当日有権者数 6,417人
投票者数 5,111人
投票率 79.65%
当選 北 良治 3,003票
佐藤 幸 2,042票
□昭和58年4月24日投票
任期満了に伴う奈井江町長選挙は、新人の森岡孝氏が、萬敏夫町長の後継者で新人の三栖和之前助役を破り初当選した。
森岡氏は、昭和3年3月5日生、上砂川町出身、北大法文学卒。奈井江町商工会会長。
勇退した萬(よろ)氏は、奈井江農協組合長、42年町長就任。
当日有権者数 6,602人
投票者数 6,359人
投票率 96.32%
当選 森岡 孝 3,330票
三栖 和之 2,982票
津別町
新町長に工藤前助役が就任
任期満了(現職の高瀬町長勇退)に伴う津別町長選挙は平成14年11月26日告示され、新人の工藤一義(くどう・かずよし、63歳)同町前助役以外に立候補の届出がなく同氏の無投票で初当選が決まった。
工藤氏は、昭和14年生、津別町出身、津別高卒。33年同役場入り、同教育委員会管理課長、議会事務局長、平成11年助役(13年3月まで)。
□平成14年8月20日、現職の高瀬毅(たかせ・つよし、72歳)町長は臨時町議会で任期満了(平成14年12月22日)を持って退任する意向を表明した。
高瀬氏は、昭和4年11月10日生、津別町出身、網走中学卒。同町総務部長、助役を歴任。平成6年12月町長就任。現在2期目
【過去の津別町長選挙結果】
□平成10年11月24日告示
現職の高瀬毅氏無競争で再選果たす
任期満了に伴う津別町長選挙は平成10年11月24日告示され、現職の高瀬毅(たかせ・つよし)町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無競争再選が決まった。
高瀬氏は、昭和4年11月10日生、津別町出身、網走中学卒。同町総務部長、助役を歴任。平成6年12月町長就任。
□平成6年11月27日投票
任期満了に伴う津別町長選挙(現職の小南町長は勇退・5期)は、新人の高瀬氏(65歳)が、同じく新人の日下氏(前町企画振興課町補佐・47歳)を破り初当選を果たした。
当日有権者数 5,979人
投票者数 5,615人
投票率 93.91%
当選 高瀬 毅 2,949 票
日下 太朗 2,629 票
□平成2年11月20日告示
任期満了に伴う津別町長選挙は、現職の小南町長以外に立候補の届け出がなく、同氏の無投票5選が決まった。
□昭和61年11月30日投票
任期満了に伴う津別町長選挙は、現職の小南町長が、新人の橋本幸松を破り4選を果たした。
当日有権者数 6,629人
投票者数 6,259人
投票率 94.42%
当選 小南 甲三 3,492票
橋本 幸松 2,729票
□昭和57年11月28日投票
任期満了に伴う津別町長選挙は、現職の小南町長が、新人の橋本幸松を破り3選を果たした。
当日有権者数 6,798人
投票者数 6,463人
投票率 95.07%
当選 小南 甲三 3,434票
橋本 幸松 3,007票
小南氏は、大正14年9月18日生、津別町出身、旧美幌農林学校卒。農業自営、農民同盟書記長、23年同町議、津別農協組合長、昭和49年現職の土田耕治町長を破り初当選し革新系町長(社共公3派の推薦)の誕生。
士幌町
任期満了に伴う士幌町長選挙は平成14年11月19日告示され、現職の小林康雄(こばやし・やすお、51歳)町長以外に立候補の届出がなく同氏の無投票再選が決まった。
小林氏は、昭和25年12月10日生、士幌町出身、上士幌高卒、自治大学校修了。同町企画課主幹、企画調整室長を歴任。平成10年11月町長就任。
【士幌町長選挙経過】
□平成14年9月3日、士幌町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年12月4日)の日程を平成14年11月19日告示、同24日投票と決めた。即日開票される。
□平成14年6月18日、現職の小林康雄(こばやし・やすお、51歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年12月4日)に再選を目指して出馬することを表明した。
小林氏は、昭和25年12月10日生、士幌町出身、上士幌高卒、自治大学校修了。同町企画課主幹、企画調整室長を歴任。平成10年11月町長就任。現在1期目。
【過去の士幌町長選挙結果】
□平成10年11月29日投票
16年ぶりの町長選は小川町政継承の新人小林氏
任期満了(現職小川寅之助町長勇退・3期)に伴う士幌町長選挙は平成10年11月29日投票、即日開票され、新人で小川町政継承の小林康雄(こばやし・やすお=自民、民主推薦・47歳)同町前企画調整室長が、同じく新人で高原道の建設中止を訴えた新庄晴也(しんじょう・せいや=共産推薦・70歳)同町元町議を破り初当選を果たした。
小林氏は、士幌町出身、自治大学校修了。同町企画課主幹、企画調整室長を歴任。時のアセスの対象になっている士幌高原道路の建設推進を主張。
当日有権者数 5,316人
投票者数 4,467人
投票率 84.03%
当選 小林 康雄 3,781票
新庄 晴也 572票
□平成6年11月27日告示
任期満了に伴う士幌町長選挙は平成6年11月27日告示され、現職の小川寅之助町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票3選が決まった。
小川氏は、大正15年2月15日生、士幌町出身、野幌機械農業学校卒。同町役場入り、昭和36年産業課長、41年総務課長、44年教育庁、51年助役(3期)を歴任。61年12月町長就任。
□平成2年11月22日告示
任期満了に伴う士幌町長選挙は平成2年11月20日告示され、現職の小川寅之助町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票再選が決まった。
□昭和61年11月25日告示
任期満了に伴う士幌町長選挙は昭和61年11月25日告示され、新人の小川寅之助前同町助役以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票初当選が決まった。
□昭和57年12月4日投票
現職の後藤辰雄町長引責辞任(役場幹部の不正事件)に伴う士幌町長選挙は昭和57年12月4日投票、即日開票され、新人の飯島和吉前同町議会議長が、同じく新人の今田鉄郎氏、鈴木広三氏を破り初当選を果たした。
飯島氏は、大正5年7月21日生、士幌町出身、十勝農業学校卒。農業委員、農業共済組合組合長、同町議会議長。
当日有権者数 5,030人
投票者数 4,815人
投票率 95.72%
当選 飯島 和吉 2,406票
今田 鉄郎 2,136票
鈴木 広三 250票
□昭和55年投票
士幌町長選挙は現職の後藤町長が、新人の佐藤正士幌農協参事を破る。士幌農協は過去何度も町長候補を擁立しているが敗れている。
阿寒町
任期満了(現職の佐々木三男町長勇退)に伴う阿寒町長選挙は平成14年11月17日投票、即日開票され、新人の中島守一(なかじま・しゅいち、71歳)同町議会議長が、同じく新人の吉田守人(よしだ・もりひと、53歳)同町議会議員、栗野二郎(あわの・じろう、65歳)同町議会議員を破り初当選を果たした。
中島氏は、昭和6年6月28日生、釧路市出身、東京電機学校中退。29年阿寒町住民、会社員、スーパー経営、町商工会副会長、阿寒観光協会副会長、同町議8期目、平成3年より同議長。
有権者数 5,335人
投票者数 4,431人
投票率 83.06%
無効票 68票
当選 中島 守一 2,196票
吉田 守人 1,095票
栗野 二郎 1,072票
【阿寒町長選挙経過】
□平成14年10月10日、栗野二郎(65歳)同町議会議員は新聞社の取材で平成14年11月12日告示の同町長選挙に出馬する意向を表明した。
栗野氏は、昭和12年7月18日生、阿寒町出身、阿寒高卒。同町住民課長、福祉保健課長、同町議会議員1期。
□平成14年10月9日、中島守一(71歳)同町議会議長は新聞社の取材で平成14年11月12日告示の同町長選挙に出馬する意向を表明した。
中島氏は、昭和6年6月28日生、釧路市出身、東京電機学校中退。会社員、町商工会副会長、同町議8期目、平成3年より同議長。
□平成14年10月1日、吉田守人(53歳)同町議会議員は新聞社の取材で平成14年11月12日告示の同町長選挙に出馬する意向を表明した。
吉田氏は、昭和24年7月21日生、阿寒町出身、北海道自動車短大卒。会社員、町商工会理事、同町議2期目。
□平成14年8月2日、阿寒町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年12月3日)の日程を平成14年11月12日告示,同17日投票と決めた。即日開票される。
□平成14年3月17日、現職の佐々木三男(ささき・みつお、68歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年12月3日)に出馬せず、今期限りで引退することを表明した。
佐々木氏は、昭和8年11月1日生、阿寒町出身、山形大農学部林学科卒。同町農林課長、振興課長、総務課長、同参事、教育長(平成2年5月〜6年11月)を歴任。平成6年12月町長就任。現在2期目。
【過去の阿寒町長選挙結果】
□平成10年11月15日投票
阿寒町長選挙 現職再選
任期満了に伴う阿寒町長選挙は、平成10年11月15日投票、即日開票され佐々木三男(ささき・みつお、65歳)町長が、新人の粟野二郎(元同町福祉保健課長・61歳)を破り再選した。
佐々木氏は、昭和8年11月1日生、阿寒町出身、山形大農学部林学科卒。同町総務課長、教育長を歴任。平成6年12月町長就任。
当日有権者数 5,343人
投票者数 4,420人
投票率 82.73%
当選 佐々木三男 2,728票
粟野 二郎 1,647票
□平成6年12月4日投票
現職の月舘俊松町長死去(任期満了は平成9年3月28日)に伴う阿寒町長選挙は、新人の佐々木氏(61歳)が、新人の高橋氏(前助役・60歳)を破り初当選した。
当日有権者数 5,294人
投票者数 4,631人
投票率 87.48%
当選 佐々木三男 2,599 票
高橋袈裟二 1,987 票
□平成5年3月21日告示
任期満了による阿寒町長選挙は、現職の月舘俊松町長以外に立候補の届け出がなく、同氏の無競争再選が決まった。
□平成1年3月19日投票
任期満了による阿寒町長選挙は、新人の月舘俊松氏が、現職の佐藤八夫町長を破り初当選した。
月舘氏は、昭和7年1月12日生、阿寒町出身、庁立十勝農業学校中退。52年町選挙管理委員会事務局長、57年住民課長、釧路西部消防組合阿寒支署長。
当日有権者数 5,364人
投票者数 4,895人
投票率 91.26%
当選 月舘 俊松 2,794票
佐藤 八夫 2,078票
□昭和60年3月17日投票
任期満了による阿寒町長選挙は、現職の佐藤八夫町長が、新人の富岡征則氏を破り再選を果たした。
佐藤氏は、大正15年2月27日生、阿寒町出身、札幌教習所修。同町病院事務局長、財政課長、総務課長、教育長を歴任。
当日有権者数 5,420人
投票者数 3,674人
投票率 67.79%
当選 佐藤 八夫 3,035票
富岡 征則 515票
□昭和56年3月29日投票
任期満了による阿寒町長選挙は、新人の佐藤八夫同町前教育長が、同じく新人木村晴一氏、富岡征則氏、坂本和氏を破り初当選を果たした。
当日有権者数 5,438人
投票者数 5,110人
投票率 93.97%
当選 佐藤 八夫 2,807票
木村 晴一 2,209票
富岡 征則 65票
坂本 和 3票
出馬表明
函館市
現職の井上市長再選出馬
平成14年12月3日、現職の井上博司(いのうえ・ひろし、66歳)市長は同市内で後援会(21世紀の函館を創る会)の会合を開き次期市長選挙(任期満了は平成15年4月24日)に再選を目指して出馬することを表明した。
井上氏は、昭和8年4月1日生、函館市出身、函館西高卒。同市商工観光部長、市民部長、企画部長、助役、市長職務代理者を歴任。現在1期目。
山田氏は、昭和14年2月11日生、小樽市出身、日大経済卒。35年同市役所入り、同経済部長、総務部長、収入役を歴任。絵本児童文学研究センタ−理事。平成11年市長就任。現在1期目。
【夕張市長選挙経過】
□平成14年10月23日、連合夕張、商工連盟夕張地区連盟などが来春行われる夕張市長選挙に後藤健二(61歳)同市助役を出馬要請した
□平成14年3月29日、現職の中田鉄治(なかた・てつじ、75歳)市長が同定例市議会で次期市長選挙(任期満了は平成15年4月25日)に出馬しない意向を表明した。
中田氏は、大正15年4月1日生、夕張市出身、夕張青年学校卒。夕張市助役を経て昭和54年4月に市長選挙に出馬、無競争で初当選、現在6期目。
助役時代に立案した「石炭の歴史村」を市長になってから開設し、国際映画祭の開催など観光振興に力を入れてきた。しかし基幹産業の炭鉱が衰退し人口の流出などで人口が激減、現在人口15,173人中34.5%が高齢者人口。
平成14年12月5日、田村雄二(52歳)同市議会議員(自民党)は次期苫小牧市長選挙(任期満了は平成15年4月30日)に無所属で出馬することを表明した。
田村氏は、昭和25年7月25日生、苫小牧市出身、北海道自動車短期大学卒。平成3年同市議会議員当選、現在。3期目
【苫小牧市長選挙経過】
□平成14年11月27日、現職の鳥越忠幸(とりこし・ただゆき、63歳)市長は同市内の後援会事務所で記者会見し次期市長選挙(任期満了は平成15年4月30日)に5選を目指して出馬することを表明した。
鳥越氏は、昭和14年11月4日生、苫小牧市出身、道立苫小牧東高卒。同市職員、市職労委員長、市議会議員、団体職員を経て58年4月市長選挙に出馬し、落選。62年4月再度市長選に出馬、現職の板谷実市長1期(現在=70歳・苫小牧市選出道議会議員で3期目、平成11年4月同選挙でトップ当選)に1万5953票の大差をつけて初当選を飾る。現在4期目。
□平成14年9月27日、自民党苫小牧支部は次期苫小牧市長選挙(任期満了は平成15年4月30日)に桜井忠(48歳)同市議会議員を擁立する方針を固めた。
桜井氏は、昭和29年2月3日生、室蘭出身、大東文化大卒。衆院議員秘書、会社役員、平成7年同市議会議員、現在2期目。
江別市
宮本市議出馬
平成14年11月28日、宮本忠明(50歳)同市議は次期市長選挙(任期満了は平成15年4月30日)に出馬する意向を表明した。
宮本氏は、昭和27年10月16日生、三笠氏出身、46年札幌工業高建築卒。松村組、山下設計、一級建築士、平成2年(有)宮本忠明建築研究所創業、自民党江別支部前幹事長、市議会議員(2期目)、同日付で離党。
【江別市長選挙経過】
現職の小川公人(おがわ・きみと)市長はまだ態度を明らかにしていない。
小川氏は、昭和16年9月1日生、江別市出身、江別高卒。江別市職員、市職労副委員長、同市議(社会党)6期、副議長を務めた。現在2期目。
菊谷氏は、昭和25年6月25日生、伊達市出身、国際商科大卒。建設コンサルタント(測量)会社社長、自民党支部青年局長。58年同市議、平成5年議長、7年同市長選挙に出馬し現職の阿部市長に182票差で敗れる、平成11年市長就任。現在1期目。
前回37票差で敗れた上野元助役出馬
平成14年11月14日、上野盛(63歳)同町元助役は次期町長選挙(平成15年8月18日)に出馬する意向を明らかにした。前回の選挙(平成11年)で現職の阿部省吾(65歳)町長の地盤と、余市地区支部連合の推薦を取り付けたが一歩及ばなかった。
上野氏は、昭和9年5月7日生、樺太出身、余市高卒。33年同町役場入り、総務部長、助役を歴任。平成11年8月同町長選に出馬し37票差で落選。
※ 現職の大谷覚(おおたに・さとる)町長は立候補については明らかにしていない。
大谷氏は、余市町出身、北大農学部卒。道宅地建物協会小樽支部幹事。平成7年8月6日、同町長選挙に立候補し落選、11年当選。現在1期目。
平成14年11月15日、飛田悦夫(52歳)同町教育委員会生涯学習課長は同町を辞職した。来年の同町長選挙に出馬する意向。
飛田氏は、早来町出身。苫小牧東高卒。昭和45年同役場入り、商工観光課長、平成11年教育委員会生涯学習課長。
【早来町長選挙経過】
平成14年12月3日、共産系団体「明るい革新道政をつくる会」(共産党北海道委員会・北海道労連など33団体で構成)は、若山俊六(64歳)全北海道教職員組合委員長・道労連副議長に来年行われる知事選候補者として出馬を要請した。
若山氏は、江差町出身、中学校教諭、北海道教職員組合中央執行委員、平成2年全北海道教職員組合設立時に書記長、10年同委員長。
【北海道知事選挙経過】
□平成14年12月5日、堀達也知事は定例同議会終了(10日)直後に目の治療(網膜の病気で手術)で1週間程度入院することになった。
□平成14年12月3日、北村直人自民党道連会長と堀達也知事との電話会談が2日夜行われたことが明らかになった。堀知事は道議会閉会後(12月10日閉会)に進退を明らかにすると述べ、12月11日以降に北村会長と知事選をめぐる会談を持つ予定。
□平成14年12月2日、自民党道連は東京都内で緊急役員会を開き、来年の知事選対応で激しく対立した。国会議員は「掘知事と寺島氏の会談は事実上の堀知事辞意表明」と受けとめ新人選考に入るべきとしたが、道議の一部には堀知事継続の声も出た。
□平成14年11月25日、連合北海道(笠井正行会長)は来春の知事選にニセコ町長の逢坂誠二氏を擁立する方針を固めた。
□平成14年11月21日、堀達也北海道知事と寺島実郎(てらしま・じつろう)三井物産戦略研究所長が東京都内で会談し、堀知事が寺島氏に知事選立候補を打診したことが明らかになった。
寺島氏は、昭和22年8月11日生、沼田町出身、札幌旭丘高、早稲田大学大学院政治学修士課程。三井物産業務部総合情報室長、同戦略研究所長、日本総研理事長、早大教授。
□平成14年10月30日、連合北海道(笠井正行会長・約30万人)は札幌北区の札幌サンプラザで年次大会を開き、来春の知事選では新人を擁立し現職の堀達也知事を支持しないことをあらためて表明した。
□平成14年10月23日、都築利夫(つづき・としお、71歳)元北海学園北見大教授は新聞社の取材で来年の知事選に出馬することを表明した。
都築氏は、愛知県常滑市出身、岐阜大学農学部卒、独キール大大学院博士課程修了。酪農学園大助教授、北海学園北見大学教授、独マルチン・ルター大農学部客員教授。
平成3年同知事選出馬(得票数・12,715票、得票比率・0.43%)落選。昭和51年12月衆院選北海道旧5区出馬(得票数・2,051票、得票比率・0.33%)落選、愛知県旧2区落選、大樹町長選2回出馬(昭和62年、得票数・2,141票、得票比率・30.86%)・
□平成14年10月15日、任期満了に伴うニセコ町長選挙が告示され、現職の逢坂誠二(おおさか・せいじ、43歳)町長以外に立候補の届出がなく同氏の無投票3選が決まった。また、同氏は来春の知事選出馬について「全くない」と否定した。
□平成14年9月20日、来年の知事選に出馬要請を受けていた現職の逢坂誠二町長は、平成14年10月15日告示の同町長選挙に全力投球すると同氏の後援会に伝え、同出馬要請を断ることを決めた。
□平成14年9月17日、市民団体「さわやかフォーラム97・札幌市」の上野伸子代表ら男女7人がニセコ町の役場を訪れ、逢坂誠二(おおさか・せいじ、43歳)町長に次期北海道知事選への出馬を要請した。
□平成14年3月8日、現職の逢坂誠二(おおさか・せいじ、42歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年11月2日)に3選を目指して出馬することを表明した。民主党の一部に次期北海道知事候補への期待もある。
逢坂氏は、昭和34年4月24日生、ニセコ町出身、北大薬学部卒。企画観光課、総務課財政係長。平成6年11月町長就任(全国最年少町長・35歳)。現在2期目。
札幌市
平成14年11月25日、現職の桂信雄(かつら・のぶお、72歳)市長は市役所内で臨時記者会見し、次期市長選挙(任期満了は平成15年5月1日)に出馬せず、今期限りで勇退することを正式に表明した。戦後、原田与作・板垣武四・桂信雄と11期(44年)助役出身者が市長を勤めた。
桂氏は、昭和5年10月18日生、札幌市出身、北大法経学部卒。北区長、企画調整局長、教育長を経て昭和58年から平成2年5月まで助役を務めた。3年市長就任、現在3期目。
【札幌市長選挙経過】
□平成14年11月30日、札幌市内の若手経営者らが 札幌市内のホテルで「石崎岳さんに市長選出馬を要請する会」を旗揚(約300人)げした。12月15日以降正式に要請する。
□平成14年11月28日、札幌市内の市民グループは山口たか(52歳)札幌市議(豊平区・市民ネットワーク北海道)に次期市長選に出馬要請した。
山口氏は、昭和15年1月4日生、札幌市出身、早稲田大学教育学部中退。市民ネット運営委員、平成3年4月同市議初当選、現在3期目。
□平成14年11月7日、秋山孝二(あきやま・こうじ、51歳)スズケン副社長は次期札幌市長選挙(任期満了は平成15年5月1日)に出馬する意向を明らかにした。
秋山氏は、昭和26年1月18日生、札幌市出身、千葉大学教育学部卒。秋山愛生館社長、平成10年スズケン(医薬品卸・名古屋市)と合併し同社副社長、北海道シルバーサービス振興会副会長。
□同選挙に出馬の意向を表明している中尾則之(なかお・にるゆき、55歳)は、昭和21年12月19日生、早来町出身、早大第一文学卒。37年札幌テレビ放送入社、記者、ディレクター、平成4年同退社。同年参院選当選(北海道選挙区)、10年参院選落選(比例区・民主党比例名簿第15位=12位まで当選)。党歴=4年社会党→7年4月護憲リベラル→平和・市民→8年5月さきがけ→同年11月民主党。
【平成11年の札幌市長選挙経過】
□平成11年2月1日、共産党が加わる政治団体「明るい札幌市政をつくる会」は高橋重人(64歳)同市議に3月28日告示の同市長選挙に出馬を要請した。
高橋氏は、昭和9年10月25日生、深川市出身、北大卒。札幌市職員、50年同市議(6期)、共産党札幌市議団長。
□平成11年2月1日、中尾則幸(52歳)前参院議員は2月13日開催される同氏の支援団体主催のシンポジウムで、3月28日告示の同市長選挙に出馬表明することを明言した。
□任期満了に伴う札幌市長選挙は平成11年3月28日告示、4月11日投票、即日開票される。
□平成10年10月26日、現職の桂信雄(68歳)市長は、市内のホテルで記者会見し「引き続き市政を担ってゆく決意を固めた」と述べ、同市長選に出馬する意向を表明した。
桂氏は、昭和5年10月18日生、札幌市出身、北大法経学部卒。北区長、企画調整局長、教育長を経て昭和58年から平成2年5月まで助役を務めた。3年市長就任、現在2期目。
□平成11年4月11日投票
任期満了に伴う札幌市長選挙は平成11年4月11日投票、即日開票され、現職の桂信雄(かつら・のぶお)市長が、新人の中尾則幸(なかお・のりゆき)氏と高橋重人(たかはし・しげと)氏を破り3選を果たした。
・選挙運動に関する支出の制限額 24,537,800円
有権者数 1,406,865人
投票者数 838,278人
投票率 59.58%
当選 桂 信雄 452,009票(得票比率55.2%)
中尾 則幸 247,922票(得票比率30.3%)
高橋 重人 118,297票(得票比率8.4%)
【過去の札幌市長選挙結果】
当選 桂 信雄 638,905票
石川 一美 146,116票
当選 桂 信雄 537,738票
佐藤富士夫 154,669票
当選 板垣 武四 785,712票
田村 政敏 169,459票
三笠市
平成14年12月2日、現職の青木銀一(あおき・ぎんいち、73歳)市長は同市役所内で記者会見し次期市長選挙(任期満了は平成15年4月30日)には出馬しないことを表明した。
青木氏は、昭和4年11月19日生、夕張町(現夕張市)出身、札幌鉄道教習所苗穂技能者養成所卒。同市経済振興課長、助役、三笠市商工会副会長、堀川林業株式会社取締役を務めた。58年と62年の2回、市長選挙に出馬し現職の能登和夫市長(58年当選・62年再選)に破れている。現在3期目。
【北村長選挙経過】
□平成14年9月12日、現職の村上宗範(むらかみ・むねのり、66歳)村長は定例村議会で次期村長選挙(任期満了は15年3月30日)に3選を目指して出馬することを表明した。
村上氏は、昭和11年1月11日生、北村出身、道立月形高卒、自治講習所修。同村産業課長、総務課長、企画課長、収入役を歴任。平成7年3月村長就任。
平成7年2月28日、現職勇退、対立候補を破って初当選。
【秩父別町長選挙経過】
□平成14年9月20日、現職の松本徳一(まつもと・とくいち、61歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成15年3月25日)に再選を目指して出馬することを表明した。
松本氏は、昭和16年9月16日生、秩父別町出身、一己農高卒。同町総務課長、議会事務局長、助役を歴任。現在1期目。
【湧別町長選挙経過】
□平成14年9月19日、現職の加藤貞夫(かとう・さだお、68歳)町長が定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成15年2月19日)に立候補しないことを表明した。
加藤氏は、昭和8年12月23日生、湧別町出身。自治大学校修。同町住民課長、収入役を歴任。平成7年2月町長就任。現在2期目。
□平成14年12月2日、旭川選挙管理委員会は甲斐哲二(44歳)東国幹選対幹事長から提出されていた現職の菅原功一(58歳)氏当選無効と、票の再調査を求める異議申し立てを受理した。同月25日までに審理結果が出る。
【旭川市長選挙後の経過】
□平成14年12月5日、共産党旭川地区委員会と同党市議団は菅原市長に対し「政治的同義的責任を取って市長を辞職、同市長選挙のやり直し」を申し入れた。
□平成14年12月4日、同市長選挙に絡み、中村忠雄(60歳)旭川市助役(事情聴取中に体の不調を訴え入院)が公職選挙法違反(公務員の地位利用など)の疑いで逮捕状が出た。
中村氏は、昭和17年7月24日生、帯広畜産大学卒。旭川市行政改革推進事務局長、助役を歴任。
□平成14年11月28日、旭川選挙管理委員会は甲斐哲二(44歳)東国幹選対幹事長から提出されていた旭川市長選挙結果を無効とする異議申し立てを受理した。12月2日より審理に入り同月25日までに審理結果が出る。
□平成14年11月25日、甲斐哲二(44歳)東国幹選対幹事長は旭川市長選挙の無効と票の再調査を求め旭川選挙管理委員会に異議申し立てをした。
□平成14年11月15日、同市長選挙に絡み、藤井英規(58歳)旭川市水道事業管理者が公職選挙法違反(公務員の地位利用、事前運動)の疑いで逮捕された。
藤井氏は、昭和19年一月23日生、旭川工業高校卒。旭川市社会教育部長、水道事業管理者を歴任。
□平成14年11月10日、現職の菅原功一(58歳)市長が、新人の東国幹(34歳)前自民党道議会議員を227票差で破り当選果たす。
市長選挙告示
三つ巴の選挙戦
現職の綿貫健輔釧路市長辞職に伴う釧路市長選挙は平成14年12月8日告示され、伊東良孝(53歳)前道議会議員、藤原勝子(60歳)前釧路市議会議員、奥野嵩(60歳)前共産党根釧地区委員会委員長の3人が立候補の届出をすました。投票は同月15日、16日に開票される。
□平成14年11月27日、市民有志(市民団体・一部経済人・連合釧路の幹部)が平間育子(54歳)同市女性団体協議会会長代行に出馬要請していたが、翌日の28日平間氏は辞退した。
平間氏は、岩手県出身、産業能率短大卒。釧路消費者協会事務局長、副会長を歴任。
□平成14年11月20日、自民党釧路支部長の伊東良孝(53歳)道議は釧路市内のホテルで記者会見し、平成14年12月8日告示される同市長選挙に自民党を離党し無所属で出馬することを表明した。12月の上旬に道議(12月4日、酒井道議会議長に辞職願を提出、その後本会議で可決された)を辞職する予定。
伊東氏は、昭和23年11月24日生、旭川出身、北海道教育大学釧路分校卒。60年釧路市議会議員(連続3回当選)、平成7年北海道議会議員(連続2回当選)。
□平成14年11月7日、釧路市選挙管理委員会は現職の綿貫健輔釧路市長辞職に伴う同市長選挙の日程を平成14年12月8日告示、同15日投票と決めた。16日開票される。
□平成14年11月6日、臨時釧路市議会は綿貫健輔釧路市長から出されていた市長辞職願に全会一致で同意、同氏の辞職が決まった。
□平成14年11月5日、花井紀明釧路市議会議長は綿貫健輔釧路市長の辞職を釧路市選挙管理委員会に通知した。これにより50日以内に釧路市長選挙が行われる。
□平成14年11月4日、現職の綿貫健輔(56歳)市長が公職選挙法違反で逮捕。鈴木正夫(53歳)同市企画財政部参事も同容疑で逮捕された。
道内で現職市長の逮捕は戦後初めて。綿貫市長は釧路町長選の告示前の10月上旬、柿崎助役らと共謀し、部下の職員数人に対して、釧路町在住の市職員187人に合併推進派の倉 井俊勝候補(落選)への投票や票の取りまとめを指示した疑い。市長とともに企画財政部参事も同様の容疑で逮捕された。これで事件の逮捕者は4人となった。
釧路市との合併問題が争点となった10月20日投開票の釧路町長選をめぐり、釧路市役所が組織ぐるみで合併早期実現を訴えた新人の前釧路町議会副議長・倉井俊勝候補の支援=落選=に動いた「釧路町長選介入事件」は4日、ついに綿貫健輔市長の逮捕にまで発展し た。この事件では川田修敬保健福祉部長、事務方トップの柿崎英延助役がすでに公職選挙法違反容疑(公務員の地位利用、事前運動)で逮捕されている。綿貫市長自身は事件への関与を繰り返し否定していたが、「トップとしての責任を明確にするには、辞職以外に打開の道はない」として、3日、市議会議長に辞表を提出したばかりだった。突然の辞職表 明は、捜査の手が自分に及ぶのを覚悟したうえでのことだったとみられ、強気の弁明に終始していたトップの逮捕劇に道東の中核都市・釧路市役所に動揺が広がっている。
□平成14年11月3日、現職の綿貫健輔(56歳)市長が同市役所内で記者会見し、「釧路町長選介入事件」で責任を取って辞職することを表明した。同氏は会見に先立ち、花井紀明釧路市議会議長に辞表を提出。
□平成14年10月20日、釧路町長選挙で現職の菅原澄町長が、新人の倉井俊勝同町前議会副議長、橋口春樹同町議を破り3選を果たした。
倉井氏は、鈴木宗男衆院議員が逮捕される直前まで同氏の後援会釧路町支部役員を務めていた。
□平成14年10月2日、「釧路地域6市町村合併協議会」が設置され、釧路町の菅原町長は賛成反対の態度を保留、釧路町長選挙に出馬予定の倉井俊勝氏、橋口春樹氏の両氏は合併推進を強く訴える。