第15回統一地方選挙
札幌市長選挙を巡る動き
【札幌市長選挙経過】
□平成15年1月20日、中尾則之(56歳)元参院議員は札幌市内の京王プラザホテルで記者会見し平成15年3月30日告示の札幌市長選挙に出馬することを正式に表明した。
□平成15年1月16日、「みんなで札幌市長をつくる百人委員会」は候補者リストに挙がっていた高橋はるみ(49歳)前北海道経済産業局長が知事選出馬の見通しとなり、札幌市長選挙の候補者選定の作業に遅れが出る可能性も出てきた。
□平成15年1月14日、「みんなで札幌市長をつくる百人委員会」の第3回小委員会が札幌市内の札幌グランドホテルで開かれ、男女4人に候補を絞り込み最終段階に入った。
予想される候補者名は、高橋はるみ(49歳)前北海道経済産業局長(経歴は下記参照)、坪井善明(54歳)元北海道大学教授(経歴は下記参照)、二宮洋二(にのみや・ようじ、51歳)前北海道財務局長(経歴は下記参照)、宮脇淳(みやわき・あつし、46歳)北大大学院法学研究科教授(経歴は下記参照)の4人。
二宮氏は、昭和26年3月23日生、東京都出身、一橋大法卒。50年大蔵省入庁、北海道財務局長、神戸税関長。
宮脇氏は、昭和31年10月21日生、東京出身、日本大学法学部卒。財政学・行政学、参院事務局、経済企画庁物価局、日本総合研究所主席研究員。
□平成15年1月8日、「みんなで札幌市長をつくる百人委員会」の小委員会が2回目の会合を開き候補者数人に絞り込んだが同市役所内部・同出身者は含まれなかった。
□平成15年1月6日、札幌市内の市民グループが坪井善明(ちぼい・よしはる、54歳)元北海道大学教授を札幌市長選挙に擁立する動きがあることが判明した。新聞社の取材で「要請があれば検討したい」と述べている。
坪井氏は、昭和23年11月1日生、埼玉県出身、東京大学大学院修。ベトナム政治・社会史。北海道大学法学部教授、早稲田大学教授。北海学園大、北星学園大講師。
□平成14年12月21日、「みんなで札幌市長をつくる百人委員会」の小委員会(会長=名塩良一、座長=和野内崇弘・札幌国際大学長、委員13人)が発足した。
名塩氏は、昭和7年12月7日生、北見市出身、北海学園大経済学部卒。ナシオ会長、北海道菓子卸商組理事長、全国流通菓子卸協同組合理事長。
和野内氏は、昭和7年8月24日生、浦河町出身、北海道学芸大札幌分校学芸学部卒。札幌国際大学理事長、同大学長、日本観光学会北海道支部長、日本ビジネス実務学会会長、北海道観光学会会長。
□平成14年12月16日、秋山孝二(あきやま・こうじ、51歳)スズケン前副社長は札幌市内のホテルで記者会見し次期札幌市長選挙に無党派候補として出馬することを正式に表明した。秋山氏は、11月末にスズケンを退職している。
□平成14年12月15日、石崎岳(47歳)前衆院議員は次期札幌市長選挙に不出馬の意向を関係者に伝えた。
□平成14年11月30日、札幌市内の若手経営者らが 札幌市内のホテルで「石崎岳さんに市長選出馬を要請する会」を旗揚(約300人)げした。12月15日以降正式に要請する。
□平成14年11月28日、札幌市内の市民グループは山口たか(52歳)札幌市議(豊平区・市民ネットワーク北海道)に次期市長選に出馬要請した。
山口氏は、昭和15年1月4日生、札幌市出身、早稲田大学教育学部中退。市民ネット運営委員、平成3年4月同市議初当選、現在3期目。
□平成14年11月25日、現職の桂信雄(かつら・のぶお、72歳)市長は市役所内で臨時記者会見し、次期市長選挙(任期満了は平成15年5月1日)に出馬せず、今期限りで勇退することを正式に表明した。戦後、原田与作・板垣武四・桂信雄と11期(44年)助役出身者が市長を勤めた。
桂氏は、昭和5年10月18日生、札幌市出身、北大法経学部卒。北区長、企画調整局長、教育長を経て昭和58年から平成2年5月まで助役を務めた。3年市長就任、現在3期目。
□平成14年11月7日、秋山孝二(あきやま・こうじ、51歳)スズケン副社長は次期札幌市長選挙(任期満了は平成15年5月1日)に出馬する意向を明らかにした。
秋山氏は、昭和26年1月18日生、札幌市出身、千葉大学教育学部卒。秋山愛生館社
長、平成10年スズケン(医薬品卸・名古屋市)と合併し同社副社長、北海道シルバーサービス振興会副会長。
□同選挙に出馬の意向を表明している中尾則之(なかお・にるゆき、55歳)は、昭和21年12月19日生、早来町出身、早大第一文学卒。37年札幌テレビ放送入社、記者、ディレクター、平成4年同退社。同年参院選当選(北海道選挙区)、10年参院選落選(比例区・民主党比例名簿第15位=12位まで当選)。党歴=4年社会党→7年4月護憲リベラル→平和・市民→8年5月さきがけ→同年11月民主党。