札幌市長選挙を巡る動き

【出馬表明・7名】

・秋山孝二(51){保守系}秋山記念生命科学振興財団理事長=12/16

・中尾則之(56歳){無所属・元民主党}元参院議員=1/2

・佐藤宏和(50歳){共産党}北海道生活と健康を守る会連合会事務局長=2/7

  事務所=札幌市中央区南1条西10丁目

・山口たか(53歳){革新系・前市民ネット}札幌市議=2/10

  事務所=札幌市豊平区豊平4条7丁目

・上田文雄(54歳){民主系}弁護士=2/17

  事務所=札幌市中央区北2条西2丁目 セコム損保ビル

・坪井善明(54歳){無所属}元北海道大学教授=2/25

  事務所=札幌市中央区北1条西5丁目 北1条ビル

・石沢村一(49歳){無所属}ライブハウス経営=2/10

【リストにあがっている人】

・道見重信(57歳)札幌市議(自民党・北区)

・田中賢龍(56歳)札幌市都市局長

・佐藤美智夫(57歳)前同市議会議長(自民党・豊平区)

【リストから消えた人】

・石崎岳(47歳)前衆院議員

・宮脇淳(46歳)北大大学院法学研究科教授

・二宮洋二(51歳)前北海道財務局長

【札幌市長選挙経過・前号の続き】

□平成15年2月25日、坪井善明(54歳)元北海道大学教授は札幌市内で記者会見し4月に行われる札幌市長選に出馬することを正式に表明した。

坪井氏は、昭和23111日生、埼玉県出身、東京大学大学院修。ベトナム政治・社会史。北海道大学法学部教授、早稲田大学教授。北海学園大、北星学園大講師。

□平成15年2月24日、連合北海道のUIゼンセン同盟北海道支部(旧同盟系・流通、小売り、繊維業界の労組が加盟する国内最大規模の民間産別組織・札幌市内の組合員は約7,000人)は秋山孝二(51)財団理事長を推薦することを決めた。

□平成15年2月23日、伊藤義郎北海道建設業協会会長は札幌市内の札幌パークホテルで開かれた自民党道連臨時大会後、記者団に4月の札幌市長選挙候補として札幌市役所内出身者の擁立に期待感を示した。

□平成15年2月20日、札幌市の佐々木喜四郎、高橋賢治両助役が4月の同市長選挙候補として、田中賢龍(56歳)同市都市局長に出馬を打診していたことが分かった。

田中氏は、昭和21年10月27日生、稚内出身、稚内高卒、同志社大文学部卒。47年11月同市採用、59年市民局青少年婦人部企画係長、62年財政局財政課予算主査、平成2年環境局緑化推進部公園管理課事務係長、4年総務局職員研修所課長職で北海道派遣(商工観光部商業貿易振興室商業流通課主幹、同室長は山口博司氏で現在道副知事)、6年4月民生局高齢化対策推進部高齢化対策課長、9年4月企画調整局プロジェクト推進担当部長、11年6月財政局財政部長、14年4月都市局長。

□平成15年2月19日、道見重信(57歳)札幌市議は札幌市内のホテルニューオータニで記者会見し「4月に行われる同市長選挙に立候補する意志を固めた」と述べ自民党札連に推薦を要請する。

道見氏は、昭和20年4月23日生、中札内村出身、専修大卒。札幌JC理事長、玄米酵素専務、元札幌市議会自民党幹事長。札幌市議(自民党・北区選出・3期)。

□平成15年2月18日、坪井善明(54歳)元北海道大学教授は札幌市内の札幌グランドホテルで記者会見し4月に行われる札幌市長選に出馬する意向を表明した。「みんなで札幌市長をつくる百人委員会」(名塩良一郎会長)が同氏に出馬要請していた。

□平成15年2月17日、上田文雄(54歳)弁護士は札幌市内のセンチュリーロイヤルホテルで記者会見し4月に行われる札幌市長選に出馬することを正式に表明した。民主党札幌、連合札幌などが要請していた。

上田氏は、昭和23年6月11日生、幕別町出身、中央大法学部卒。53年弁護士登録・道中法律事務所、NPO法人・北海道NPOサポートセンター理事長、NPO推進北海道会議代表理事、NPO越智基金管理運用委員長。現在は道内の医療事故訴訟の多くを手がけているほか、前道知事で民主党の横路孝弘氏を支持する勝手連に参加した経歴を持つ。

□平成15年2月16日、「札幌市長を考える中小企業事業主交流会」(代表世話人・松林峰春・市内の経営者ら140人参加)は札幌市内のホテルで道見重信(57歳)札幌市議に4月に行われる同市長選挙に出馬を要請した。

□平成15年2月14日、市民ネットワーク北海道(代表中島和子)は「上田文雄(54歳)市長候補と連動し、過去最大の6人を擁立する市議選で全員当選を目指す」と述べ、また、市民ネットワーク北海道を離脱した山口たか(53歳)札幌市議(豊平区・前市民ネットワーク北海道)を支持しないことを表明した。しかし関係者には戸惑いも有り、「山口さんを切り捨ててもいいのか」と複雑な表情で話す市民ネット支持者もいる。