◎ 北海道知事選挙を巡る動き

【出馬表明・6名】

・高橋はるみ(49歳){自民系}前北海道経済産業局長=2/5

・酒井芳秀(58歳){自民系}北海道議会議長=2/27

・若山俊六(64歳){共産党}全北海道教職員組合委員長=12/6

・磯田憲一(57歳){無所属}北海道副知事=2/20

・伊東秀子(59歳){無所属}弁護士・元衆院議員=2/26

・都築利夫(71歳){無所属}元北海学園北見大教授=10/23

【リストにあがっている人】

・荒井聡(56歳)衆院議員

・山口二郎(44歳)北大大学院教授

【リストから消えた人】

・横山純一(52歳)北海学園大法学部教授

・逢坂誠二(43歳)ニセコ町長

・堀達也(67歳)北海道知事

・寺島実郎(55歳)三井物産戦略研究所長

【北海道知事選挙経過・前号の続き】

□平成15年2月27日、酒井芳秀(58歳)北海道議会議長は記者会見し4月に行われる知事選挙に出馬することを正式に表明した。2月26日に自民党離党届けを提出、第一回定例道議会の会期末(3月5日)に議長と道議を辞職する予定。

酒井氏は、昭和19年9月15日生、三石町出身、北海道大学工学部卒。代議士秘書、三石生コン工業社長、道議(日高支庁選挙区選出・5期)、平成13年6月より議長。

□平成15年2月26日、民主党北海道(中沢健次代表)と連合北海道(笠井正行会長)は4月に行われる知事選に荒井聡(56歳)衆院議員を出馬打診したが固持され。

□平成15年2月26日、伊東秀子(59歳)弁護士・元衆院議員は札幌市内のホテルで記者会見し4月に行われる知事選挙に出馬する意向を明らかにした。3度目の挑戦になる。

伊東氏は、昭和18年8月15日生、旧満州出身、東大卒。家裁調査官、社会党道本国民生活対策委員長、平成2年2月衆院議員(北海道1区・社会党)当選(26万票)、5年同党公認で再選、平成7年4月道知事選落選(自民党公認・76万票獲得)、11年4月同知事選落選(無所属・81万票獲得)。

□平成15年2月25日、民主党北海道と連合北海道は4月に行われる知事選候補に国会議員から擁立することになり、荒井聡(56歳)衆院議員を軸に調整されることが分かった。

荒井氏は、昭和21年5月27日生、当別町出身、札幌南高卒、東大農学部卒。農水産省関東農政局課長、在スリランカ大使館一等書記官、農水省構造改善局調査官、東大農学部講師、北海道知事室長、平成3年初当選(日本新党)、8年落選、12年復帰(北海道3区・民主党)

□平成15年2月25日、横山純一(52歳)北海学園大法学部教授は道庁内で記者会見し4月に行われる知事選に立候補しないことを表明した。

□平成15年2月23日、民主党北海道と連合北海道は4月に行われる知事選候補に横山純一(52歳)北海学園大法学部教授を打診していることが分かった。

横山氏は、昭和25年7月31日生、東京都出身、東北大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東北大)。日本地方財政学会理事、北星学園大社会福祉学部教授、平成2年4月北海学園大法学部教授。

□平成15年2月20日、磯田憲一(57歳)副知事は札幌市内(JR桑園駅近くの倉庫)で記者会見し4月に行われる知事選挙に出馬することを正式に表明した。倉本聰脚本家(富良野市在住)は同氏の支援を表明している。

磯田氏は、昭和20年3月4日生、旭川出身、富良野高校卒、明治大学法学部卒。42年4月道庁入庁、63年企画振興部地域振興室振興課長補佐、平成元年渡島支庁地方部長、3年生活福祉部生活文化課長(文化振興条例の制定・文化基金の創設)、6年企画振興部企画室参事、8年同対策室長、9年総合企画部政策室長(「時のアセスメント」の事実上の責任者)、11年上川支庁長、12年総合企画部長、13年副知事就任。

□平成15年2月19日、伊東秀子(59歳)弁護士・元衆院議員は後援会「はればれ北海道・大地の会」総会後、記者団に「前向きに検討している」と述べ4月に行われる知事選挙に出馬する意向を示した。2月7日に支援グループ「北海道グランドチャレンジ」(江口昇安代表・開業医)が発足している。