地方選挙News
選挙結果
岩内町
任期満了に伴う岩内町長選挙は平成15年10月5日投票、即日開票され、新人の上岡雄司(かみおか・ゆうじ、53歳)元同町保険社会課長が、現職の岩城成治(いわき・せいじ、70歳)町長の6選を阻み初当選を果たす。過去4回(昭和62年・平成3年・7年・11年)無投票が続いており20年ぶりの町長選挙だった。
上岡氏は、岩内町出身、北海学園大法学部卒。同町税務課長、住宅都市課長、保険社会課長を歴任。平成14年12月退職。
有権者数 13,674人
投票者数 9,435人
投票率 69.00%
当選 上岡 雄司 5,214票
岩城 成治 4,122票
【岩内町長選挙経過】
□平成15年7月2日、岩内町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成15年10月8日)の日程を平成15年9月30日告示、10月5日投票と決めた。即日開票される。
□平成15年6月16日、現職の岩城成治(いわき・せいじ、69歳)町長は同町議会で次期町長選挙(任期満了は平成15年10月8日)に6選を目指して出馬することを表明した。
岩城氏は、昭和8年6月24日生、岩内町出身、岩内高卒、自治大学校卒。同町福祉課長、総務部長、助役を歴任。現在5期目。
□平成15年6月2日、上岡雄司(52歳)元同町保険社会課長は次期町長選挙(任期満了は平成15年10月8日)に出馬する意向を表明した。
上岡氏は、岩内町出身、北海学園大法学部卒。同町住宅都市課長、保険社会課長を歴任。平成14年末退職。
【平成11年岩内町長選挙結果】
現職岩城氏初戦以後は無投票
任期満了に伴う岩内町長選挙は平成11年9月7日告示され、現職の岩城成治(いわき・せいじ、66歳)町長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票5選が決まった。
【過去の岩内町長選挙結果】
任期満了に伴う岩内町長選挙は平成7年9月5日告示され、現職の岩城成治(62歳)町長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票4選が決まった。
□平成3年9月8日告示
任期満了に伴う岩内町長選挙は平成3年9月8日告示され、現職の岩城成治(58歳)町長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票3選が決まった。
□昭和62年9月27日告示
任期満了に伴う岩内町長選挙は昭和62年9月27日告示され、現職の岩城成治(54歳)町長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票再選が決まった。
□昭和58年10月9日投票
現職の奈良敬蔵町長死去(昭和58年9月21日)に伴う岩内町長選挙は昭和58年10月9日投票、即日開票され、新人の岩城成治(50歳)同町前助役が、同じく新人の岡本正巳(共産党推薦)氏を破り初当選した。
昭和52年に長浜金太郎町長(5選)が急死、58年には奈良敬蔵町長も病死で、50年代に2人の町長が相次ぎ死去した。
当日有権者数 15,358人
当日投票者数 10,520人
投票率 68.50%
当選 岩城 成治 7,208票
岡本 正巳 3,250票
□昭和56年11月22日投票
任期満了に伴う岩内町長選挙は昭和56年11月22日投票、即日開票され、現職の奈良敬蔵町長が、新人の佐賀正一氏を破り再選を果たした。
奈良氏は、52年に5選を果たした長浜金太郎町長(道庁OB)が急死し、後を継いで同年に初当選を果たす。
当日有権者数 15,382人
当日投票者数 11,516人
投票率 74.87%
当選 奈良 敬蔵 7,624票
佐賀 正一 3,852票
出馬表明
白老町
□平成15年10月2日、白老町選挙管理委員会は町長選、町議会選の日程を11月4日告示、同9日投票と決めた。
□平成15年10月1日、現職の坂下利明(55歳)町長は記者会見で「議会との溝が深まり、もう一度町民の審判を仰がなければ、町政はスムーズにいかない」と述べ出直し町長選に出馬する意向を明らかにした。
□平成15年10月1日、現職の坂下利明(さかした・としあき、55歳)町長は同町役場内で、堀部登志雄同町議会議長に対し、議会の解散を通知した。その後同町長自らも辞職届を提出した。道内で自治体の市町村長が不信任決議され、自ら辞職するのは初めて。
地方自治法では町長の辞職は20日前までに申し出なければならないため、同氏の任期は10月21日までとなる。その後は助役が不在なので総務課長が職を代行する。議会の解散に伴う選挙は、解散の日から40日以内、また、町長辞職から5日以内に町選挙管理委員会に通知し、50日以内に同町長選が実施される。総裁選挙に合わせて11月4日告示、同月9日投票の可能性が大きい。
町議会の議員構成は、自民系12人、民主・公明・共産系が各2名、社民・無派閥系が各1名の定数20名。代議士系では岩倉博文派7人、鳩山由紀夫派5名となっている。
□平成15年9月22日、白老町定例議会(定数20人)で近藤守町議ら6人が連名で提出した坂下利明町長の町長不信任決議案を賛成19,反対1で出席議員の4分の3(15)に達し可決された。
提案理由は「坂下町長が、公約の撤回(財政再建の撤回・同再建の柱である白老港第三商港区建設凍結方針変更)、助役不在(選任人事2度否決)などで行政の停滞を招き、町民の期待を裏切った責任はきわめて重大」と述べた。
坂下町長は地方自治法に基づき、10日以内に議会を解散しない場合は、失職する。
□平成15年7月1日、町議が提出した坂下利明(さかした・としあき、55歳)町長の辞職勧告決議案を賛成11,反対2で可決した。
辞職勧告決議は法的な拘束力がない。
□平成15年7月1日、町議5人が提出した坂下利明町長の町長不信任案を賛成14,反対6で出席議員の4分の3(15)に達せず否決した。
坂下町長は今回の統一選挙で初当選、就任2ヶ月で「町長としての資質に疑問がある」と町議から指摘され、同氏の選挙公約など町議会で厳しく追及されていた。
□平成15年6月30日、複数の町議会議員が定例町議会最終日(7月1日)に町長不信任案を提出することを固めた。助役選任についても全会一致で否定している。
坂下氏3回目で雪辱果たす
野村氏は、大正15年6月27日生、苫小牧東高卒。大昭和製紙白老工場総務課長、平成11年、同町議当選(1期目)。アイヌ民族博物館専務理事。
□任期満了に伴う白老町長選挙は平成11年4月25日投票、即日開票され、現職の見野全(けんの・あきら・58歳)町長は、坂下利明(さかした・としあき・51歳)元町医療給付係長、佐藤政憲(さとう・まさのり・53歳)前町立図書館職員の2新人を破り4選を果たした。
見野氏は、昭和15年8月24日生、北見市出身、近畿大法学部卒。前職は大昭和製紙株式会社白老工場資材課長で、昭和62年5月町長選挙に出馬、現職の山手一雄町長(3期目)に1千数百票の差をつけて初当選を飾る。
当選 見野 全 7,436票
坂下 利明 5,526票
佐藤 政憲 2,008票
【平成11年白老町長選挙経過】
□平成10年9月21日、現職の見野(58歳)氏は「3期12年で公約を達成できた」と同町長選に出馬しない意志を関係者に示唆した。
□平成10年10月1日、前回同町長選に立候補し落選した坂下利明(50歳)同町元町医療給付係長が、再出馬する意向を表明した。
□平成10年11月17日、現職の見野町長は、同氏後援会役員会で「胆石摘出手術で健康不安がなくなった」と述べ、4選を目指して出馬する意向を明らかにした。
□平成10年12月26日、佐藤政憲(53歳)同町町立図書館職員は、平成11年1月1日付けで退職し同町長選に出馬することを表明した。同氏は、稚内出身、日大卒。昭和50年同役場入庁、教育委員会社会教育主事、スポーツ課主幹を歴任。
平成11年1月11日、佐藤政憲(53歳)同町町立図書館職員は、同町長選に出馬することを表明した。
【過去の白老町長選挙結果】
□平成7年4月23日投票
任期満了に伴う白老町長選挙は4月23日投票即日開票され、現職の見野全(54歳)町長が、新人の坂下利明同町前町医療給付係長(47歳)氏を破り3選を果たした。前回(平成3年)は無投票で再選を果す。
当日有権者数 17,600人
投票者数 15,139人
投票率 86.02%
当選 見野 全 8,571票
坂下 利明 6,247票
□平成3年4月21日告示
任期満了に伴う白老町長選挙は平成3年4月21日告示され、現職の見野全(50歳)町長以外に立候補の届け出が無く同氏の無投票再選が決まった。
□昭和62年4月26日投票
任期満了に伴う白老町長選挙は昭和62年4月26日投票即日開票され、新人の見野全(46歳)前大昭和製紙株式会社白老工場資材課長が、現職の山手一雄町長(67才・3期目)に1千数百票の差をつけて初当選を果たした。
当日有権者数 16,954人
投票者数 15,776人
投票率 93.05%
当選 見野 全 8,526票
山手 一雄 7,107票
□昭和58年4月24日投票
任期満了に伴う白老町長選挙は昭和58年4月24日投票、即日開票され、現職の山手一雄町長が、新人の戸田実津男氏を破り3選を果たした。
山手氏は、大正8年9月19日生、白老町出身、横浜専門学校卒。会社社長、同町議会議員。
当日有権者数 16,360人
投票者数 15,425人
投票率 94.28%
当選 山手 一雄 8,601票
戸田実津男 6,474票
市議辞職
札幌市議会議員
高橋秀典(西区選出)市議辞職
平成15年10月6日、高橋秀典(西区選出・34歳)札幌市議会議員が実兄の高橋克朋市議を通して武市憲一議長に議員辞職願いを提出、同日の定例市議会本会議で許可された。
高橋氏は、4月の同市議会選挙で公職選挙法違反(買収、事前運動)で、札幌地裁から懲役1年6ヶ月の実刑判決(9月30日)を受けている。
同氏は、昭和44年8月19日、北海道東海大学工学部卒。代議士秘書を経て、兄・高橋克朋同市議、叔父・高橋忠明同市議会議長の政治活動を手伝う。保育園「森のタータン」経営。平成15年4月、札幌市議選西区(定数6)で新人ながら12,003の大量票を獲得し立候補者8人中2位(トップ当選は13,527票の涌井国夫・公明党現職)で初当選。叔父の高橋忠明同市議会議長は10,544票で3位当選だった。