地方選挙News(平成17年2月8日〜2月18日)
◎ 選挙結果
奥尻町
前助役の和田氏無投票で初当選
任期満了に伴う奥尻町長選挙は平成17年2月15日告示され、新人の和田良司(わだ・りょうじ、58歳)前同町助役以外に立候補の届け出が無く同氏の無投票初当選が決まった。
和田氏は、奥尻町出身、奥尻町青苗中卒。水産課長、平成13年助役就任(雁原町政)、15年同辞職、特別養護老人ホーム施設長。
【奥尻町長選挙経過】
□平成17年1月28日、現職の鴈原徹(61歳)町長は同町の課長会議で「後を託せる後継者が出てくれば譲る」と延べ、和田良司(58歳)前同町助役の立候補表明で、同町長の出馬を撤回し、立候補を取りやめた。
□平成17年1月27日、和田良司(58歳)前同町助役は新聞社の取材で平成17年2月15日告示される同町長選挙に出馬する意向を明らかにした。
和田氏は、水産課長、平成13年助役就任(雁原町政)、15年同辞職。現在は特別養護老人ホーム施設長。
□平成16年12月1日、奥尻町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成17年3月17日)の日程を、平成17年2月15日告示、同月20日投票と決めた。即日開票される。
□平成16年9月28日、現職の鴈原徹(がんばら・とおる、61歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成17年3月17日)に再選を目指して出馬する意向を表明した。
鴈原氏は、昭和18年1月8日生、奥尻町出身、江差高卒。同町総務課長(7年)、助役(3年)を歴任。平成13年3月、同町発注事業をめぐる汚職事件で逮捕された越森幸夫町長辞職に伴う町長選挙で初当選を果たす。平成13年3月19日、昭和46年の町政施行から4代目の町長に就任。現在1期目。
【平成13年の奥尻町長選挙結果】
□平成13年3月18日投票
現職の越森幸夫町長(7期)辞職(競争入札妨害の疑いで逮捕)に伴う町長選挙は平成13年3月18日投票、即日開票され、新人の鴈原徹(がんばら・とおる、58歳)同町前助役が、同じく新人の制野征男(せいの・ゆくお、57歳)同元町議、小川文一(おがわ・ふみいち、54歳)海洋研究家の2人を大差で破り初当選した。
鴈原氏は、昭和18年生、奥尻町出身、江差高卒。同町総務課長(7年)、助役(3年)を歴任。46年の町政施行から4代目の町長に就任。
前回の任期満了町長選挙から半年で出直し選挙となり、3人以上の立候補は昭和50年以来の26年ぶり。
有権者数 3,257人
投票者数 9,793人
投票率 85.75%
無効票 115票
当選 鴈原 徹 1,699票
制野 征男 869票
小川 文一 110票
【平成13年の奥尻町長選挙経過】
□平成13年3月12日、制野征男(せいの・ゆくお、57歳)同元町議は同町長選挙に共産党推薦で立候補することを正式に表明した。
制野氏は、昭和18年8月7日生、函館市出身、函館東高卒。共産党役員。同町高齢者事業団事務局長、同町議6期務めた。
□平成13年3月5日、鴈原徹(がんばら・とおる、58歳)同町助役は定例町議会で「このままで役場を去ることは無念、諸問題に道筋をつけるのも自らの責任の取り方と考え、立候補を決意した」と延べ同町長選挙に正式に出馬表明した。鴈原氏は、新村卓実同町議会議長に辞表を提出、9日の定例町議会最終日に承認される予定。
鴈原氏は、奥尻町出身、江差高卒。同町総務課長、助役。
□平成13年3月2日、越森幸夫前奥尻町長は札幌地検から保釈(保釈保証金800万円)を認められ、1月20日逮捕から1ヶ月半ぶりに拘置先の札幌白石署を出た。
□平成13年2月15日、小川文一(おがわ・ふむいち、54歳)海洋研究家は次期町長選挙(3月13日告示)に出馬する意向を明らかにした。
小川氏は、熊石高卒。会社社長。
□平成13年2月8日、道警捜査二課は収賄(350万円)の疑いで越森幸夫前奥尻町長、贈賄(150万円)の疑いで長尾春樹長尾設計事務所長を再逮捕、新たに平野新也日立プラント建設サービル北海道事務所長を贈賄(200万円)の疑いで逮捕した。
□平成13年2月2日、奥尻町選挙管理委員会は町長辞職に伴う同町長選挙の日程を平成13年3月13日告示、同18日投票と決めた。即日開票される。
□平成13年1月29日、現職の越森幸夫町長(こしもり・ゆきお、70歳)が「町民と家族に迷惑をかけた。有罪、無罪に関わらず辞職したい」と辞職願を家族に郵送した。家族は、新村卓実同町議会議長に提出する。
現職越森町長競争入札妨害の疑いで逮捕
□平成13年1月20日、現職の越森幸夫町長(70歳)が競争入札妨害(公正な競争・入札を妨害する行為)の疑いで逮捕された。
越森氏は、昭和5年12月10日生、奥尻町出身、道立函館工業中退。同町議会副議長、越森石油電気商会会長。50年同町長選挙で初当選を果たす、町長就任3期目の59年7月収賄容疑(町受注業者から450万円を受け取った)で逮捕、8月10日辞職、60年3月懲役2年6ヶ月、執行猶予4年、追徴金450万円の判決を受けた。63年8月執行猶予期間中に同町長選挙に立候補し4選を果たす、平成12年9月同町長選挙で通算7期、檜山町村会会長。
【平成12年の奥尻町長選挙結果】
□平成12年9月10日投票
現職越森氏7選果たす
任期満了に伴う奥尻町長選は9月10日投票、即日開票され、現職の越森幸夫町長(こしもり・ゆきお、69歳)が、新人の制野征男(せいの・ゆくお、57歳)前同町議を破り7選を果たした。
越森氏は、昭和5年12月10日生、奥尻町出身、道立函館工業中退。同町議会副議長、同町長。越森石油電気商会会長。町長就任は50年から58年まで、63年から今回の選挙で通算7期、檜山町村会会長。
敗れた制野氏は、昭和18年8月7日生、函館市出身、函館東高卒。共産党役員。同町高齢者事業団事務局長、同町議6期。
当日有権者数 3,230人
投票者数 2,763人
投票率 85.54%
無効票 145票
当選 越森 幸夫 1,561票
制野 征男 1,057票
【平成12年の奥尻町長選挙経過】
□平成12年3月10日、現職の越森幸夫(こしもり・ゆきお、69歳)町長は次期町長選挙(任期満了は平成12年9月22日)に7選出馬する意向を表明した。
【過去の奥尻町長選挙結果】
□平成8年9月3日告示
越森氏無投票6選
任期満了に伴う奥尻町長選は9月3日告示され、現職の越森幸夫町長(65)以外に立候補の届け出がなく、越森氏の6選が決まった。
□平成4年9月13日告示
越森氏無投票5選
任期満了に伴う奥尻町長選は9月13日告示され、現職の越森幸夫町長以外に立候補の届け出がなく、越森氏の5選が決まった。
越森氏は、檜山管内開発期成会会長に就任。
□昭和63年9月11日投票
越森元町長返り咲く
任期満了(明上甲子雄町長勇退・1期)に伴う奥尻町長選は9月11日投票、即日開票され、公共事業による雇用確保を訴えたの越森幸夫元町長が、新人の森厚二同町前助役を破り返り咲き4選を果たした。
敗れた森氏は、昭和5年生、旧中修。越森町政時代にも助役(50年6月就任)を務めていた。
当日有権者数 3,583人
投票者数 3,355人
投票率 93.64%
当選 越森 幸夫 1,808票
森 厚二 1,516票
□昭和59年9月23日投票
町長辞職(贈収賄事件)に伴う奥尻町長選は9月23日投票、即日開票され、新人の明上甲子雄前町議が、同じく新人の鎌田正勝氏を破り初当選を果たした。
当日有権者数 3,795人
投票者数 3,502人
投票率 92.28%
当選 明上甲子雄 2,120票
鎌田 正勝 1,332票
□昭和58年4月24日投票
任期満了に伴う奥尻町長選は4月24日投票、即日開票され、現職の越森幸夫町長が、新人の鎌田正勝氏を破り3選を果たした。
当日有権者数 3,796人
投票者数 3,603人
投票率 94.92%
当選 越森 幸夫 2,438票
鎌田 正勝 1,149票
◎ 選挙日程
古平町長選挙
4月19日告示、同月24日投票
平成17年2月8日、古平町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成17年5月19日)の日程を平成17年4月19日告示、同月24日投票と決めた。即日開票される。
現職の本間順司(ほんま・じゅんじ)町長は、まだ進退を明らかにしていない。
本間氏は、昭和19年12月18日生、余市高卒。同町総務課長、助役を歴任。平成13年5月20日町長就任。現在1期目。
【平成13年古平町長選挙結果】
□平成13年4月22日投票
任期満了(現職の畑澤民之助勇退・3期)に伴う古平町長選挙は平成13年4月22日投票され、新人の本間順司(ほんま・じゅんじ、56歳)同町助役が、元町長の渡辺厚吉(わたなべ・こうきち、67歳)氏を破り、初当選を果たした。
本間氏は、昭和19年生、余市高卒。同町総務課長、助役を歴任。
有権者数 3,829人
投票者数 3,140人
投票率 82.01%
無効票 31票
当選 本間 順司 2,048票
渡辺 厚吉 1,061票
【平成13年古平町長選挙経過】
□平成13年2月7日、古平町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成13年5月19日)の日程を平成13年4月17日告示、同22日投票と決めた。即日開票される。同町議選の補欠選挙(欠員1人)も同じ日程で行われる。
□平成12年12月29日、本間順司(56歳)同町助役は12月31日付で辞職し次期町長選挙に出馬する意向を固めた。
本間氏は、昭和19年生、余市高卒。同町総務課長、助役を歴任。
□平成12年12月12日、現職の畑澤民之助(はたざわ・たみのすけ、76歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成13年5月19日)に出馬しないことを表明した。
畑澤氏は、大正13年6月30日生、古平出身、樺太庁豊北農業学校卒。樺太敷香林務署長、古平町土木課長、建設課長を務め昭和60年町長選に出馬。現職の逢見輝重町長との一騎打ちの戦いで初当選。60年5月20日から平成5年5月19日まで同町長(2期連続)。5年4月同町長選で新人に敗れる。9年4月同町長選で返り咲き3選を果たす。
【過去の古平町長選挙結果】
□平成9年4月27日投票
前町長・畑澤氏が返り咲き3選果たす
任期満了に伴う古平町長選挙は平成9年4月27日投票、即日開票され、前町長の畑澤民之助(はたざわ・たみのすけ)氏が、現職の渡辺厚吉町長を破り、返り咲き3選を果たした。
畑澤氏は大正13年樺太出身、樺太庁豊北農業学校卒。古平町建設課長を務め昭和60年町長選に出馬。現職の逢見輝重町長との一騎打ちの戦いで初当選。
当日有権者数 3,916人
投票者数 3,405人
投票率 86.95%
当選 畑澤民之助 2,053票
渡辺 厚吉 1,318票
□平成5年4月25日投票
現職畑澤氏13票差で敗れる
任期満了に伴う古平町長選挙は平成5年4月25日投票、即日開票され、新人渡辺厚吉氏が、13票の小差で現職の畑澤民之助町長を破り、初当選を果たした。
渡辺氏は、昭和9年月形町出身、月形高卒。同町水道課長、企画課長を歴任。
当日有権者数 3,989人
投票者数 3,302人
投票率 82.78%
当選 渡辺 厚吉 1,645票
畑澤民之助 1,632票
□平成元年4月23日投票
任期満了に伴う古平町長選挙は平成元年4月23日投票、即日開票され、現職の畑澤民之助町長が、358票差で逢見輝重元町長を破り、再選を果たした。60年と同じ顔ぶれの対決で、町を二分する選挙戦だった。
当日有権者数 4,200人
投票者数 3,799人
投票率 90.45%
当選 畑澤民之助 2,066票
逢見 輝重 1,708票
□昭和60年4月21日投票
任期満了に伴う古平町長選挙は昭和60年4月21日投票、即日開票され、新人の畑澤民之助氏が、232票差で現職の逢見輝重町長を破り、初当選した。
破れた逢見氏は、昭和2年3月21日生、小樽市出身、小樽工卒。同町議会議員、副議長歴任、町長を3期務めた。
当日有権者数 4,293人
投票者数 3,879人
投票率 90.36%
当選 畑澤民之助 2,046票
逢見 輝重 1,814票
□昭和56年4月20日告示
任期満了に伴う古平町長選挙は昭和56年4月20日告示され、現職の逢見輝重町長以外に立候補の届け出が無く、同氏の無投票3選が決まった。
現職の逢見は、昭和2年3月21日生、小樽市出身、小樽工卒。古平町副議長。
不出馬表明
新冠町長選挙
現職の岡町長今期限りの勇退
平成17年2月10日、現職の岡裕(おか・ゆたか、77歳)町長は臨時町議会で次期町長選挙(任期満了は平成17年6月25日)に出馬しないことを表明した。
岡氏は、昭和2年6月30日生、新冠町出身、道立静内農業高校卒。牧場主、新冠町議会議長、日本中央競馬会競馬運営審議会委員、日高軽種馬農業共同組合理事長を務め、平成元年6月町長選に出馬。同町橋本前助役との一騎打ちの末町長に。平成元年6月26日町長就任。現在4期目。
【平成13年新冠町長選挙結果】
□平成13年5月29日告示
任期満了に伴う新冠町長選挙は平成13年5月29日告示され、現職の岡裕(おか・ゆたか、73歳)町長以外に届け出が無く、同氏の無投票4選が決まった。
岡氏は、昭和2年6月30日生、新冠町出身、道立静内農業高校卒。新冠町議会議長、日本中央競馬会競馬運営審議会委員、日高軽種馬農業共同組合理事長を務め、平成元年6月町長選に出馬。同町橋本前助役との一騎打ちの末町長に。現在3期目。
【平成13年新冠町長選挙経過】
□平成13年3月2日、新冠町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成13年6月25日)の日程を平成13年5月29日告示、6月3日投票と決めた。即日開票される。
□平成12年9月22日、現職の岡裕(おか・ゆたか、73歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成13年6月25日)に4選出馬する意向を表明した。
【過去の新冠町長選挙結果】
□平成9年5月27日告示
現職の岡氏、無投票三選
任期満了に伴う新冠町長選挙は平成9年5月27日告示され、現職の岡裕(おか・ゆたか)町長以外に届け出が無く、同氏の無投票3選が決まった。
岡氏は、昭和2年6月30日生、新冠町出身、道立静内農業高校卒。牧場主、新冠町議会議長、日本中央競馬会競馬運営審議会委員、日高軽種馬農業共同組合理事長を務め、平成元年6月町長選に出馬。同町橋本前助役との一騎打ちの末町長に就任。
□平成5年6月6日
任期満了に伴う新冠町長選挙は平成5年6月6日告示され、現職の岡裕(おか・ゆたか)町長以外に届け出が無く、同氏の無投票再選が決まった。
□平成元年6月4日投票
任期満了(現職小野木町長勇退)に伴う新冠町長選挙(26年ぶりの新人対決)は平成元年6月4日投票、即日開票され、新人の岡裕同町前議長が、同じく新人の橋本昭同町前助役を破り初当選した。
当日有権者数 4,807人
投票者数 4,487人
投票率 93.34%
当選 岡 裕氏 2,353票
橋本 昭氏 2,082票
□昭和60年6月2日
任期満了に伴う新冠町長選挙は昭和60年6月2日告示され、現職の小野木恒町長以外に立候補の届け出が無く、同氏の無投票5選が決まった。
□昭和56年4月25日
任期満了に伴う新冠町長選挙は昭和56年4月25日告示され、現職の小野木恒町長以外に立候補の届け出が無く、同氏の無投票4選が決まった。
大野木氏は、大正15年9月30日生、新冠町出身、函館師範修。同町助役。昭和44年、現職の有田正太郎町長急死に伴う同町長選で無投票当選を果たす。