行政 選挙情報 No−392 平成18年3月6日発行
地方選挙News(平成18年2月16日〜3月3日)
・新市長選挙告示 北斗市長選挙 (2月26日告示)
・出馬表明 富良野市長選挙 (4月16日告示)
道議会議員補欠選挙(留萌市選挙区補欠) (3月17日告示)
以下本文
地方選挙News
◎ 新市長選挙告示
三つ巴の選挙戦
2町合併(上磯町・大野町)に伴う新「北斗市」市長選挙は平成18年2月26日告示され、新人で前大野町長の吉田幸二(よしだ・こうじ、59歳=旧大野町役場・市総合分庁舎前で第一声)氏、同じく前上磯町長の海老澤順三(えびさわ・じゅんぞう、74歳=JR上磯駅前で第一声)氏と、同じく山本正宏(やまもと・まさひろ、61歳=旧上磯町七重浜の同事務所前で第一声)元上磯町議の3人が立候補の届け出をした。平成の大合併後の、前首長同士の選挙戦は道内では初めてで、同日現在の選挙人名簿登録者数は39,402人。投票日は3月5日で、午後9時15分から市総合文化センターで開票される。
【新「北斗市」市長選挙経過】
平成18年2月1日、新「北斗市」選挙管理委員会は合併に伴う新「北斗市」市長選挙の日程を平成18年2月26日告示、3月5日投票と決めた。即日開票される。
【新「北斗市」市長選挙経過】
吉田氏は、昭和21年4月8日生、大野町出身、函館中部高卒。自治大学校修。同町水道課長、町農業委員会事務局長、町教育委員会管理課長を歴任。平成11年4月大野町長就任。現在2期目。
海老澤氏は、昭和7年2月11日生、上磯町出身、明治大学農学部卒。前職は上磯町議会事務局長。昭和50年5月上磯町長就任。道町村会会長、道漁港協会副会長。現在8期目。
《《海老澤順三前上磯町長と、山本正宏元上磯町議の過去の得票数》》
【平成15年4月27日上磯町長選挙結果】
任期満了に伴う上磯町長選挙は平成15年4月27日投票、即日開票され、現職の海老澤順三(えびさわ・じゅんぞう・71歳)町長が、新人の山本正宏(やまもと・まさひろ、58歳)元同町議を破り8選を果たした。
当選 海老澤順三 10,473票
山本 正宏 7,542票
《《吉田幸二前大野町長の過去の得票数》》
【平成15年4月22日大野町長選挙結果】
【平成11年4月25日大野町長選挙結果】
任期満了に伴う大野町長選挙は平成11年4月20日告示、25日投票、即日開票され、新人の吉田幸二(よしだ・こうじ・53歳)前農業委員会事務局長が、現職の鍵谷宏(かぎや・ひろし・66歳)町長を破り初当選を果たす。
当選 吉田 幸二 4,376票
鍵谷 宏 2,991票
※(2月1日合併/上磯町長・大野町長=1月31日失職){上磯町長の任期満了は平成19年4月30日・大野町長の任期も同じ}
【詳細については行政選挙情報No-388号に掲載】
◎ 出馬表明
○富良野市
平成18年2月22日、連合などから出馬の要請を受けていた佐々木雅夫(59歳)同市議会議員は、平成18年4月16日告示される市長選挙に出馬する意向を明らかにした。
佐々木氏は、昭和21年5月11日生、富良野市出身、富良野高校卒。富良野市職員、平成11年同市議初当選、現在2期目。
【平成18年富良野市長選挙経過】
□平成18年1月25日、能登芳昭(66歳)同市議会議員は同市内で記者会見し平成18年4月16日告示される市長選挙に出馬することを表明した。
能登氏は、昭和14年4月24日生、富良野市出身、市民部長、平成6年6月収入役、10年助役就任、14年同辞職、15年同市議初当選。
□平成17年12月16日、現職の高田忠尚(62歳)市長は定例市議会で次期市長選挙(平成18年5月14日任期満了)に出馬しないことを表明。同氏は、平成6年4月の同市長選挙で現職の滝口市長(75歳)を「高齢、多選」と批判して初当選を果たした。
高田氏は、昭和18年8月15日生、富良野市出身、38年道上川支庁農業学園修了。38年農業従事、46年北海道青年会館理事、52年富良野農業協同組合理事、平成2年同第1理事、6年5月市長就任。現在3期目。
□平成17年12月2日、富良野市選挙管理委員会は次期市長選挙(任期満了は平成18年5月14日)の日程を平成18年4月16日告示、同月23日投票と決めた。即日開票される。
【平成14年4月14日富良野市長選挙結果】
任期満了に伴う富良野市長選挙は平成14年4月14日投票、即日開票され、現職の高田忠尚氏(たかだ・ただなお、58歳)市長が、新人の千葉勲(ちば・いさお、56歳)前同市議会副議長を破り3選を果たした。
千葉氏は、地域高規格道路建設の白紙撤回を強調したが、現職の高田氏は農業、観光振興には同道路の建設が必要と訴え票の流出をくい止めた。
高田氏は、昭和18年8月15日生、富良野市出身、38年道上川支庁農業学園修了。38年農業従事、46年北海道青年会館理事、52年富良野農業協同組合理事、平成2年同第1理事、6年5月市長就任。
有権者数 20,150人
投票者数 16,190人
投票率 80.35%
無効票 162票
当選 高田 忠尚 8,714票
千葉 勲 7,307票
【平成14年富良野市長選挙経過】
□平成14年1月29日、連合富良野・民主党ふらのに出馬を要請されていた千葉勲(56歳)同市議会副議長が、平成14年4月7日告示の同市長選挙に出馬する意向で、議員辞職願を同議長に提出、受理された。
千葉氏は、昭和20年7月20日、富良野市出身、旭川工業高卒。富良野市議会議員(6期)、同副議長、市消費者協会長。
□平成14年1月23日、富良野市選挙管理委員会は次期市長選挙(任期満了は平成14年5月14日)の日程を平成14年4月7日告示、同14日投票と決めた。即日開票される。同時に現職市議の死亡に伴う同市議補選も行われる。
□平成13年12月14日、現職の高田忠尚氏(たかだ・ただなお、58歳)市長は定例市議会で次期市長選挙(任期満了は平成14年5月14日)に3選を目指して出馬することを表明した。
高田氏は、昭和18年8月15日生、富良野市出身、道上川支庁農業学園修了。富良野農業協同組合第1理事。平成6年5月市長就任。現在2期目。
【平成10年の富良野市長選挙結果】
□平成10年4月19日投票
任期満了に伴う富良野市長選挙は平成10年4月19日投票、即日開票され、現職の高田忠尚氏(たかだ・ただなお、54歳)が、新人の宮田均(44歳)を破り再選を果たした。
高田氏は、昭和18年8月15日生、富良野市出身、道上川支庁農業学園修了。富良野農業組合理事。平成6年5月市長就任。連合富良野が対立候補擁立を断念、過去最低の投票率66.13%となった。
当日有権者数 20,148人
当日投票者数 13,323人
投票率 66.13%
当選 高田 忠尚 無現 9,421票
宮田 均 無新 3,036票
【平成10年市長選挙後の動き】
富良野市 高田市長入院
□平成11年3月14日、高田忠尚(55歳)市長は急性心筋梗塞で旭川市内の病院に入院。同市長の職務代理者は助役の能登芳昭氏。
【過去の富良野市長選挙結果】
□平成6年4月24日投票
現職の滝口革新市長破れる
任期満了に伴う富良野市長選挙は平成6年4月24日投票、即日開票され、新人の高田氏(50歳)が、現職の滝口市長(75歳)を破り初当選した。現職に対する高齢、多選批判が大きかった。
当日有権者数 19,965人
当日投票者数 17,622人
投票率 88.26%
当選 高田 忠尚 無新 10,194票
滝口 国一郎 無前 7,256票
□平成2年4月22日告示
任期満了に伴う富良野市長選挙は平成2年4月22日告示され、現職の滝口市長以外に立候補の届け出がなく、同氏の4選が決まった。
滝口氏は、大正7年富良野市出身、水上農業学校卒。富良野町産業課長、富良野市経済部長、同教育長を歴任し、昭和53年5月市長選に出馬し市を二分する激戦の末初陣を飾った。
□昭和61年4月20日告示
任期満了に伴う富良野市長選挙は昭和61年4月20日告示され、現職の滝口市長以外に立候補の届け出がなく、同氏の3選が決まった。
□昭和57年4月25日投票
任期満了に伴う富良野市長選挙は昭和57年4月25日投票、即日開票され、現職の滝口市長が、新人の小田島氏を破り、再選を果たした。
当日有権者数 19,704人
当日投票者数 16,042人
投票率 81.41%
当選 滝口国一郎 無前 10,430票
小田島力雄 無新 5,391票
□昭和53年4月23日投票
革新市政、滝口市長誕生
任期満了に伴う富良野市長選挙は昭和53年4月23日投票、即日開票され、新人の滝口国一郎同市前教育長が、同じく新人の佐藤康夫同市前建設部長を破り、初当選した。
当日有権者数 19,677人
当日投票者数 18,297人
投票率 92.99%
当選 滝口国一郎 無新 9,464票
佐藤 康夫 無新 8,767票
□昭和49年4月21日投票
任期満了に伴う富良野市長選挙は昭和49年4月21日投票、即日開票され、現職の高松氏が、新人の吉田氏、同じく新人の須賀氏を破り、8選を果たした。
高松氏は、大正15年から昭和15年教員、その後富良野役場入り、戦後22年同助役、30年現職の古東久平町長を破り町長に、41年市制施行で市長に。
当日有権者数 19,140人
当日投票者数 17,772人
投票率 92.85%
当選 高松 竹次 無前 8,354票
吉田 勝男 無新 8,304票
須賀 賢 無新 1,017票
道議会補欠選挙(留萌市選挙区定数1人=欠員1名)
石塚市議出馬で保革一騎打ちの選挙戦
平成18年2月24日、石塚正寛(54歳)留萌市議会議員は市内で記者会見し平成18年3月17日告示される道議補選留萌市に出馬することを表明した。同氏は留萌市内の経済団体などから出馬の要請を受けていた。
石塚氏は、昭和26年11月16日生、留萌市出身。武蔵工大卒。会社役員。平成11年同市議当選、現在2期目。
【道議補選留萌市選挙区の経過】
□平成18年2月15日、北海道選挙管理委員会は高橋定敏(現=留萌市長)前道議会議員の辞職に伴う道議補選の日程を平成18年3月17日告示、同月26日投票と決めた。即日開票される。
□平成18年1月31日、本内義徳(57歳)元同市議会議員は同市内で開かれた連合留萌の委員会で、道議会補欠選挙(留萌市選挙区定数1名=高橋定敏道議会議員が留萌市長選挙に立候補し辞職{平成18年2月11日})に出馬する意向を明らかにした。
本内氏は、昭和23年10月16日生、増毛町出身、北海道教育大学旭川分校卒。学習塾経営、衆院議員秘書、57年留萌市議初当選(社会党)、6期(21年)務める。