行政 選挙情報 No−401   平成18年7月18日発行

地方選挙News(平成18年7月3日〜7月14日)

 

・選挙結果                            苫小牧市長選挙(7月9日)

                                    芽室町長選挙(7月2日投票)

・出馬表明                            長万部町長選挙(7月18日)

・選挙日程                            旭川市長選挙(11月)

 

 

以下本文

 

◎ 選挙結果

 

苫小牧市長選挙

出直し市長選挙に岩倉元衆院議員当選

現職市長辞職に伴う苫小牧市長選挙は平成18年7月9日投票、即日開票され、新人の岩倉博文(いわくら・ひろふみ、56歳)元自民党衆院議員が、元苫小牧市長の鳥越忠幸(とりこし・ただゆき、66歳)氏を破り初当選を果たした。

岩倉氏は保守系の支持層を広く集め、新党大地(鈴木宗男衆院議員)の支援も無党派層獲得に大きく貢献した。鳥越氏は、市職員労働組合の関係や共産党支援が、保守系民主党支持者の離脱につながり前回得票数を大幅に下回った。

岩倉氏は、昭和25年1月15日生、苫小牧市出身、立教大学経済学部卒。岩倉組土建取締役。日本青年会議所副会頭。平成12年6月第41回衆議院議員選挙北海道小選挙区9区から自民党(橋本派)公認で出馬。現職の鳩山由紀夫(民主党党首)氏に2,525票の僅差で敗れ、比例代表北海道ブロックで復活当選。15年11月の選挙では鳩山氏に22,484票の大差で惨敗。17年9月の選挙でも鳩山氏に18,920票差で落選。現在自民党津島派。日本外交協会苫小牧支部長。苫小牧市泉町1丁目。

【苫小牧市長選挙の詳細については本文参照】

有権者数              137,769人

投票者数               81,786人

投票率                    59.36%

無効票                    1,325票

当選       岩倉 博文       43,274票

              鳥越 忠幸       37,187票

【平成18年苫小牧市長選挙経過】

□平成18年7月2日、現職市長辞職(準強制わいせつ容疑で逮捕)に伴う苫小牧市長選挙は平成18年7月2日告示され、鳥越忠幸(とりこし・ただゆき、66歳=民主党)前苫小牧市長と、岩倉博文(いわくら・ひろふみ、56歳=自民党)元自民党衆院議員の2人が立候補の届出をした。いずれも落選中の敗者で、復活をかけた選挙戦(敗者復活)。鳥越氏の応援演説は鳩山由紀夫民主党幹事長が、岩倉氏には橋本聖子参議院議員などが応援に駆けつけた。

鳥越氏は、昭和14年11月4日生、苫小牧市出身、道立苫小牧東高卒。同市職員、市職労委員長、市議会議員(2期)、58年4月市長選挙に出馬し落選。62年4月再度市長選に出馬し現職を破って初当選(その後3回連続無投票当選)。平成15年は5選果たせず落選。社会福祉法人理事、福祉NPO法人理事長。市職員労働組合連合会(市労連)支援。苫小牧市花園町3丁目。鳥越氏の選対事務所は苫小牧市表町2丁目。

岩倉氏は、昭和25年1月15日生、苫小牧市出身、立教大経卒。岩倉組土建取締役。日本青年会議所副会頭。平成12年6月第41回衆議院議員選挙北海道小選挙区9区から自民党(橋本派)公認で出馬。現職の鳩山由紀夫(民主党党首)氏に2,525票の僅差で敗れ、比例代表北海道ブロックで復活当選。15年11月の選挙では鳩山氏に22,484票の大差で惨敗。17年9月の選挙でも鳩山氏に18,920票差で落選。現在自民党津島派。日本外交協会苫小牧支部長。岩倉氏の選対事務所は苫小牧市若草町3丁目。

□平成18年6月23日、高橋睦(54歳)故高橋辰夫衆院議員の妻が平成18年7月2日告示される苫小牧市長選挙に出馬しないことを明らかにした。

保守系の市議らが同氏に出馬の要請をしていたが、環境が整わないとして立候補を断念。これで、保守の分裂は避けられた。同市長選挙は、再挑戦の鳥越忠幸(民主党推薦=66歳)前苫小牧市長(3期)と、岩倉博文(自民党推薦=56歳)元自民党衆院議員の一騎打の公算が大きくなった。

□平成18年6月22日、苫小牧署は前苫小牧市長の桜井忠(52歳)氏を準強制わいせつの疑いで逮捕した。同氏の、退職金(約1450万円)と期末手当(約134万円)は現在一時差し止めされていて、裁判で禁固刑以上が確定すれば支払われない。

□平成18年6月20日、岩倉博文(56歳)元自民党衆院議員(6月13日に自民党に離党届を提出=6月23日受理)は苫小牧市民会館で記者会見し、平成18年7月2日告示される苫小牧市長選挙に出馬することを正式に表明した。同氏は、衆院選挙で2回連続落選している。

□平成18年6月14日、鳥越忠幸(66歳)前苫小牧市長は同市内で記者会見し平成18年7月2日告示される苫小牧市長選挙に出馬することを表明した。

鳥越氏は、昭和14年11月4日生、苫小牧市出身、道立苫小牧東高卒。同市職員、市職労委員長、市議会議員(2期)、58年4月市長選挙に出馬し落選。62年4月再度市長選に出馬し現職を破って初当選(その後3回連続無投票当選)。平成15年は5選果たせず落選。

□平成18年6月10日、民主党苫小牧支部は平成18年7月2日告示される苫小牧市長選挙に、前苫小牧市長の鳥越忠幸(66歳)氏を要請した。

□平成18年5月31日、現職の桜井忠(52歳)市長は正式に辞職した。職務代理者は第一助役の熊木功(59歳)氏が就任。

□平成18年5月25日、平成18年7月2日告示される苫小牧市長選挙の候補者に高橋睦(54歳)故高橋辰夫衆院議員の妻(橋本聖子参院議員{自民党道連会長}の実の姉)と、遠藤連(52歳)自民党道議会議員(苫小牧市選出=橋本浪蔵元道議会議員の後継者、故高橋辰夫衆院議員秘書)、鳥越忠行(66歳)前苫小牧市長の名前が挙がっている。

□平成18年5月24日、岩倉博文(56歳)元自民党衆院議員は平成18年7月2日告示される苫小牧市長選挙に出馬する意向を固めた。

岩倉氏は、昭和25年1月15日生、苫小牧市出身、立教大経卒。岩倉組土建取締役。平成12年6月第41回衆議院議員選挙北海道小選挙区9区から自民党(橋本派)公認で出馬。現職の鳩山由紀夫(民主党党首)氏に2,525票の僅差で敗れ、比例代表北海道ブロックで復活当選。15年11月の選挙では鳩山氏に22,484票の大差で惨敗。17年9月の選挙でも鳩山氏に18,920票差で落選。現在自民党津島派。

□平成18年5月23日、苫小牧市選挙管理委員会は桜井忠市長辞職に伴う市長選挙の日程を平成18年7月2日告示、同月9日投票と決めた。即日開票される。

□平成18年5月22日、桜井市長は守屋久義同市議会議長に退職申出書(退職の日付は5月30日)を提出した。

□平成18年5月18日午後6時、現職の桜井忠(52歳)市長は苫小牧市内のホテルで記者会見し「女性に不快感を与え、市民を失望させた」と語り、自らのわいせつ行為を理由に辞職することを明らかにした。記者会見には伊東秀子弁護士と、桜井市長の妻も同席した。

桜井氏は、昭和2923日生、室蘭出身、大東文化大卒。鳩山由紀夫衆院議員秘書、会社役員、平成7年同市議会議員(2期)、保護司。15年4月市議任期途中に市長選に立候補し初当選。現在1期目。父・孝輝(昭和3年生、岩手県出身、海軍予科練卒、会社役員)氏は室蘭市議会議長を務めていた。

市長の不祥事による辞職は、苫小牧市政史上初めて。公職選挙法の規定では、辞職後、50日以内に市長選が行われることになっている。

わいせつ行為で首長が辞職した例では、大阪府知事選挙で再選を目指していた現職の横山ノック氏が、平成11年4月に選挙カーの中で女性運動員の体を触ったとして訴えられ、任期途中で辞職(強制わいせつ罪=懲役1年6カ月、執行猶予3年)したケースがある。

□平成18年5月18日午後5時、桜井市長は記者会見前に後援会幹部(5人)に辞任の意向を伝えた。今後「桜井忠連合後援会=津川義信(70歳)会長代行」は解散する準備に入る。

□平成18年5月18日午前、苫小牧署は準強制わいせつ容疑の疑いで、被害女性から任意で事情聴取し、現場となった飲食店の調査に着手した。

□平成18年5月5日、桜井市長にわいせつな行為を受けた女性経営者は、苫小牧署に被害届を提出し、刑事事件に発展。桜井市長は同店の常連客だった。

□平成18年5月4日午後9時頃、桜井市長と苫小牧市幹部職員(男性)の2人が行きつけの飲食店を訪れ、翌5日の午前3時頃まで飲食。同店の女性経営者(45歳)がボックス席でうたた寝中に桜井市長が下腹部を触るなどいかがわしい行為をした。当時同店には同市幹部職員と、男性客1名、女性店員2名がいた。

□平成17年11月、桜井市長はスピード違反で摘発されたことが発覚し、苫小牧市議会で陳謝した。

□平成16年3月、苫小牧市議会は桜井市長の辞職勧告決議案を賛成多数で可決。助役の長期不在など議会運営に混乱を招き、市長としての指導性や資質に欠けることを挙げていた。

【平成14年苫小牧市長選挙結果】

現職の鳥越市長5選果たせず

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は平成15年4月27日投票、即日開票され、新人の桜井忠(さくらい・ただし、49歳=自民党推薦)前同市議会議員が、現職の鳥越忠幸(とりこし・ただゆき、63歳)市長を破り初当選を果たした。

自民党苫小牧支部が出遅れを挽回し桜井氏が、現職の5選を阻んだ。

桜井氏は、昭和2923日生、室蘭出身、大東文化大卒。衆院議員秘書、会社役員、平成7年同市議会議員(2期)、保護司。

有権者数                            134,708人

投票者数                             87,783人

投票率                                 65.17%

当選       桜井 忠           45,737票

              鳥越 忠幸       40,445票

【平成14年苫小牧市長選挙経過】

□平成141224日、田村雄二(52歳)同市議会議員(自民党)は苫小牧市内で記者会見し次期苫小牧市長選挙に出馬しないことを表明した。

□平成141216日、桜井忠(48歳)同市議会議員は苫小牧市内のホテルで記者会見し次期市長選挙に無所属で出馬することを正式に表明した。

桜井氏は、昭和2923日生、室蘭出身、大東文化大卒。衆院議員秘書、会社役員、平成7年同市議会議員、現在2期目。

□平成14125日、田村雄二(52歳)同市議会議員(自民党)は次期苫小牧市長選挙(任期満了は平成15430日)に無所属で出馬することを表明した。

田村氏は、昭和25725日生、苫小牧市出身、北海道自動車短期大学卒。平成3年同市議会議員当選、現在。3期目

□平成141127日、現職の鳥越忠幸(とりこし・ただゆき、63歳)市長は同市内のホテルで記者会見し次期市長選挙(任期満了は平成15430日)に5選を目指して出馬することを表明した。

鳥越氏は、昭和14年11月4日生、苫小牧市出身、道立苫小牧東高卒。同市職員、市職労委員長、市議会議員、58年4月市長選挙に出馬し落選。62年4月再度市長選に出馬し初当選。現在4期目。

□平成14927日、自民党苫小牧支部は次期苫小牧市長選挙(任期満了は平成15430日)に桜井忠(48歳)同市議会議員を擁立する方針を固めた。

桜井氏は、昭和2923日生、室蘭出身、大東文化大卒。衆院議員秘書、会社役員、平成7年同市議会議員、現在2期目。

【平成11年苫小牧市長選挙結果】

現職の鳥越市長3期連続の無投票

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は平成11年4月18日告示され、現職の鳥越忠幸(とりこし・ただゆき、59歳、無現)市長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票4選を果たした。

鳥越氏は、昭和14年11月4日生、苫小牧市出身、道立苫小牧東高卒。同市職員、市職労委員長、市議会議員、団体職員を経て58年4月市長選挙に出馬し、落選。62年4月再度市長選に出馬、現職の板谷実市長1期(現在=70歳・苫小牧市選出道議会議員で3期目、平成11年4月同選挙でトップ当選)に1万5953票の大差をつけて初当選を飾る。

【平成11年苫小牧市長選挙経過】

□平成10年9月16日、現職の鳥越忠幸(58歳)は、同市長選に4選出馬することを表明した。

【過去の苫小牧市長選挙結果】

□平成7年4月16日告示

鳥越市長、初戦以降は無投票

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は416日告示され、現職の鳥越忠幸(56歳)市長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票3選が決まった。

□平成3年4月21日告示

鳥越市長無投票再選

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は421日告示され、現職の鳥越忠行市長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票再選が決まった。

□昭和62年年4月26日投票

現職板谷市長敗れる

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は426日投票、即日開票され、新人の鳥越忠行氏が、現職の板谷実市長を破り初当選を果たした。

鳥越氏は、昭和14年11月4日生、苫小牧市出身、道立苫小牧東高卒。同市職員、市職労委員長、市議会議員、団体職員を経て58年4月市長選挙に出馬し、落選。

有権者数              107,843

投票者数               87,673

投票率                  81.30

当選       鳥越 忠行              51,225

              板谷 実              35,272

□昭和58年年4月24日投票

新人板谷氏当選

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は424日投票、即日開票され、新人の板谷実氏が、同じく新人の鳥越忠行、島美樹二氏、川島登(共産推薦)氏を破り初当選を果たした。

板谷氏は、昭和3823日生、苫小牧市出身、北大卒。富士紡績、新富士レンジ社長,千鳥屋板谷商店社長、岩倉組土建常務取締役。平成3年より道議(苫小牧市選出・連続3期当選)。

有権者数              104,1263

投票者数               87,730

投票率                  84.25

当選       板谷 実              33,608

鳥越 忠行              31,455

              島 美樹二              19,544

              川島 登            2,786

□昭和54年年4月22日投票

大泉市長5選を果たす

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は4月22日投票、即日開票され、現職の大泉源郎市長が、新人の小田桐末吉氏、山口照和氏を破り5選を果たした。

有権者数              95,158人

投票者数              77,897人

投票率                  81.22%

当選       大泉 源郎       37,734票

小田桐末吉    35,370票

              山口照和        4,333票

□昭和50年年4月27日投票

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は4月27日投票、即日開票され、現職の大泉源郎市長が、新人の神谷与四郎氏を破り4選を果たした。

有権者数              84,412人

投票者数              71,165人

投票率                  84.31%

当選       大泉 源郎       40,967票

神谷与四郎    29,832票

□昭和46年年4月25日投票

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は4月25日投票、即日開票され、現職の大泉源郎市長が、新人の山口照和氏を破り3選を果たした。

当選       大泉 源郎       36,180票

山口 照和       17,005票

□昭和42年年4月28日投票

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は4月28日投票、即日開票され、現職の大泉源郎市長が、新人の豊間根吉昭氏を破り再選を果たした。

当選       大泉 源郎       31,701票

豊間根吉昭     6,763票

□昭和38年年4月30日投票

任期満了に伴う苫小牧市長選挙は4月30日投票、即日開票され、新人の大泉源郎前苫小牧市助役(社会党と政策協定)が、同じく新人の稲垣是成藤学園大学教授(昭和34年札幌市長選挙に立候補し落選)、間根吉昭氏を破り初当選を果たした。

大泉氏は、苫小牧出身、室蘭商業、北海中卒。昭和8年苫小牧町役場入り(同役場には、西田信一町長その後・参議院議員、宮崎英夫助役その後・岩倉組土建社長がいた)。21年市制施行、22年助役就任。

当選       大泉 源郎       17,897票

              稲垣 是成       15,960票

豊間根吉昭       418票

 

芽室町長選挙

宮西前教育長が無投票で当選

任期満了に伴う芽室町長選挙は平成18年6月27日告示され、新人の宮西義憲(みやにし・よしのり、61歳)前同町教育長以外に立候補の届け出が無く同氏の無投票初当選が決まった。

宮西氏は、昭和20年1月27日生、芽室町出身、芽室高校卒。同町企画調整課長、経済部長、平成8年同町教育局長(2期8年)。

【平成18年芽室町長選挙経過】

□平成18年5月14日、宮西義憲(61歳)前同町教育長は平成18年6月27日告示される同町長選挙に出馬することを明らかにした。現職町長4選阻止へ住民有志が前教育長を担ぎ上げた。

宮西氏は、芽室町出身。同町経済部長、平成8年同町教育局長(2期8年)。

□平成18年4月28日、現職の常山誠(68歳)町長は後援会役員会で平成18年6月27日告示される同町長選挙に出馬することを表明した。今期限りの勇退の意志を明らかにしていたが一転、4選を目指して立候補。

常山氏は、昭和12724日生、芽室町出身、川西農高、帯広畜産大卒。3712月道入庁、60年十勝支庁経済部長、62年開発調整部参事、平成元年農政部農政課長、3年道農政部次長兼農業企画室長、5年十勝支庁長を歴任。平成65月町長就任、現在3期目。

□平成18年3月28日、芽室町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成18年7月18日)の日程を平成18年6月27日告示、7月2日投票と決めた。即日開票される。

【平成14年芽室町長選挙結果】

現職常山町長無投票で3選果たす

任期満了に伴う芽室町長選挙は平成14年6月25日告示され、現職の常山誠(とこやま・まこと、64歳)町長以外に立候補の届出が無く同氏の無投票3選が決まった。

常山氏は、昭和12724日生、芽室町出身、川西農高、帯広畜産大卒。3712月道入庁、60年十勝支庁経済部長、62年開発調整部参事、平成元年農政部農政課長、3年道農政部次長兼農業企画室長、5年十勝支庁長を歴任。平成65月町長就任。

【平成14年芽室町長選挙経過】

□平成14年2月18日、芽室町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年7月18日)は平成14年2月25日告示、同30日投票と決めた。即日開票される。

【過去の芽室町長選挙結果】

□平成10630日告示

 任期満了に伴う芽室町長選挙は平成10630日告示され、現職の常山誠(とこやま・まこと)町長以外に届け出がなく、同氏の無投票再選が決まった。

常山氏は、昭和12724日生、芽室町出身、川西農高、帯広畜産大卒。3712月道入庁、60年十勝支庁経済部長、62年開発調整部参事、平成元年農政部農政課長、3年道農政部次長兼農業企画室長、5年十勝支庁長を歴任。

□平成6年7月10日投票

 任期満了に伴う芽室町長選挙(現職の鈴木三智男町長・2期は勇退)は、新人3人が立候補、常山氏(56歳)が、現職の鈴木町長の後継者で新人の長谷川氏(前同町助役・51歳)、同じく新人の三浦氏(同町商工会理事・45歳)を破って初当選を果たした。

当日有権者数              12,379

投票者数              11,184

投票率                  90.35

当選       常山  誠   6,454

長谷川 茂   4,531

三浦 公夫   145

□平成2715日告示

 任期満了に伴う芽室町長選挙は、現職の鈴木三智男町長以外に立候補の届け出がなく、同氏の無競争再選が決まった。

□昭和61年7月8日告示

 任期満了(現職の中原孝一町長勇退)に伴う芽室町長選挙は、新人の鈴木三智男前同町助役以外に立候補の届け出がなく、無競争で初当選を飾る。

鈴木氏は、昭和10年芽室町出身、自治大学校卒。給食センタ−所長、芽室町消防署長、同助役を歴任し、引退する中原孝一町長の後継者として町長選に出馬。後援会長は矢野征男芽室町農協組合長が務め無投票に持ち込んだ。

□昭和57年7月11日投票

 任期満了に伴う芽室町長選挙は、現職の中原孝一町長が、新人の武田幸太郎氏を破り4選を果たした。

中原氏は、明治45年1月2日生、山口県出身、高小卒。同町土木課長、総務課長、助役。昭和45年町長就任(対立候補の商工会長を大差で破る)。

当日有権者数              11,504人

投票者数              10,609人

投票率                  92.22%

当選       中原 孝一       5,690票

武田幸太郎    4,841票

 

◎ 出馬表明

 

長万部町

元議長と、現議長の一騎打ち

平成18年7月8日、高森治光(63歳)同町議会議町は平成18年7月18日告示される同町長選挙に出馬する意向を明らかにした。

高森氏は、昭和18年3月10日生、樺太出身、芝浦工業大学卒。会社社長。50年同町議初当選、同議長。現在8期目。

【平成18年長万部町長選挙経過】

□平成18年7月6日、白井捷一(67歳)同町議会議町は新聞社の取材で、平成18年7月18日告示される同町長選挙に出馬する意向を明らかにした。

白井氏は、昭和14年2月1日生、長万部町出身、中学卒。農業。平成7年同町議当選、15年同議長就任。

□平成18年6月16日、長万部町選挙管理委員会は現職の加藤大明町長逮捕に伴う町長選挙の日程を平成18年7月18日告示、同月23日投票と決めた。即日開票される。

□平成18年6月13日、長万部町議会は定例町議会を開催し、現職の加藤大明町長から提出されていた辞職願(任期は平成19年12月11日)を全会一致で同意した。町長職務代理者は助役の広沢範夫氏が就任。

□平成18年6月9日、現職の加藤大明町長(偽計入札妨害で逮捕)は白井捷一同町議会議長に辞職願(6月2日付)を提出した。6月13日開催される同町議会で承認される。

□平成18年6月2日、道警函館方面本部と函館中央署が長万部町長の加藤大明(66歳)を公正な入札を妨害したとして逮捕(偽計入札妨害)した。

平成16年7月、「町立さかえ保育所」改築工事の指名競争入札で加藤町長が偽計入札妨害をした疑いで逮捕。また、水野弘幸(63歳)同町前助役、能戸秀雄(57歳)同町産業建設課長、山本豊次(54歳)「山本組=長万部町」社長、吉田幸雄(56歳)「帝都建設=函館市」社長の4人も逮捕された。

加藤氏は昭和15年2月生、旭川出身、旭川商業高卒、54年道議会議事課主査、56年総務部総務課主査、59年同学事課総務係長、59年同管理係長、60年釧路支庁総務課長、62年総務部総務課長補佐、平成2年釧路支庁地方部長、4年総務部参事(職員監)、6年東京事務所副所長、8年総務部職員監、9年渡島支庁長、11年6月同退職。11年11月長万部町長に就任。現在2期目。

【平成15年長万部町長選挙結果】

現職の加藤町長無投票で再選

任期満了に伴う長万部町長選挙は平成15年11月11日告示され、現職の加藤大明(かとう・ひろあき、63歳)町長以外に立候補の届け出が無く同氏の無投票再選が決まった。

加藤氏は昭和15年2月生、旭川出身、旭川商業高卒、54年道議会議事課主査、56年総務部総務課主査、59年同学事課総務係長、59年同管理係長、60年釧路支庁総務課長、62年総務部総務課長補佐、平成2年釧路支庁地方部長、4年総務部参事(職員監)、6年東京事務所副所長、8年総務部職員監、9年渡島支庁長、11年6月同退職。11年11月長万部町長に就任。

【平成15年長万部町長選挙経過】

□平成15年9月2日、長万部町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成151211日)の日程を平成15年11月11日告示、同16日投票と決めた。即日開票される。

□平成15年6月26日、現職の加藤大明(かとう・ひろあき、63歳)町長は同町議会で次期町長選挙(任期満了は平成151211日)に再選を目指して出馬することを表明した。

加藤氏は、昭和15年2月生、旭川出身、旭川商業高卒。渡島支庁長。現在1期目。

【過去の長万部町長選挙結果については行政選挙情報No-399号に掲載】】

 

◎ 選挙日程

 

旭川市長選挙

10月22日公示、同月29日投票

平成18年7月6日、旭川市選挙管理委員会は次期市長選挙(任期満了は平成18年11月16日)の日程を平成18年10月22日告示、同月29日投票と決めた。即日開票される。

【平成18年旭川市長選挙の経過】

□平成18年5月24日、東国幹(あづま・くによし、38歳)元自民党道議会議員は同市内(大雪アリーナ)で開かれた後援会の会合で次期旭川市長選に再出馬する意向を明らかにした。

東氏は、昭和43217日生、風連町出身、東海大卒。自民党支部委員、佐藤静雄衆議院議員秘書、旭川市議会議員、平成11年藤井猛元道議会議長の後継者として道議初当選。

1期途中で道議を辞職し旭川市長選挙に立候補し落選。平成17年10月道路交通法違反で摘発され同市長選再出馬を白紙に戻す。

□平成18年5月24日、神崎実(44歳)道東海大助教授は同市内で会見し次期旭川市長選に出馬することを表明した。

神崎氏は、平成16年8月菅原市長の資質に問題があるとしてリコール運動を展開。また、8月6日街頭署名活動を始めた夜に、旭川市秘書課長(48)からビラを投げつけられとしてトラブルが発生していた。現在北海道東海大学学芸工学部助教授。自民党員。

現職の菅原功一市長はまだ進退を明らかにしていない。

□平成17年10月6日、旭川市長選挙に再出馬の意向を明らかにしている東国幹(37歳)元道議会議員は、道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で摘発されたことを明らかにした。また、旭川市長選候補者としては適格者ではないと述べた。

調べによると、10月5日午後7時頃、旭川市内の飲食店でビール3杯と酎ハイ3杯を飲み、午後9時頃タクシーで帰宅(旭川市春光)。その後、午後11時30頃、知人に会いに車を運転し、翌6日午前0時15分頃、当麻町でパトロール中の警察に捕まる。

東氏は、昭和43217日生、風連町出身、東海大卒。自民党支部委員、佐藤静雄衆議院議員秘書、旭川市議会議員、平成11年藤井猛元道議会議長の後継者として道議初当選。

1期途中で道議を辞職し旭川市長選挙(平成14年)に出馬。事実上の現職菅原市長との一騎打ちの戦いで敗れる(227票差)。

□平成17年7月8日、「旭川市長のリコールを成功させる会=中嶋晃之会長」の署名活動が始まった。昨年に続き2回目。

【現職の菅原功一旭川市長が旭川地検に告発、受理までの経過】

□平成17年2月22日、旭川市議会は地方自治法違反(偽証、証言拒否)の疑いで、現職の菅原功一旭川市長を旭川地検に告発し、受理された。

□平成16年12月1日、旭川市議会は菅原市長、小池前総務部長を刑事告発することを賛成多数で可決された。

□平成16年11月17日、100条委員会は証人喚問で、菅原功一市長が正当な理由がなく証言を拒否及び虚偽の陳述をしたものとして刑事告発を決定。

□平成16年11月17日、100条委員会は証人喚問で、小池語朗氏が虚偽の陳述をしたものとして刑事告発を決定。

□平成16年9月14日、100条委員会は証人喚問で、杉浦みち代氏が虚偽の陳述をしたものとして刑事告発を決定。

□平成16年9月10日、100条委員会は証人喚問で、杉浦剛太朗氏が正当な理由がないのに証人出頭、記録提出を拒否、告発を決定。

□平成16年6月8日・9日、旭川市議会百条調査特別委員会は現職市長の菅原功一氏に初めての証人喚問を実施。菅原市長は全面的に疑惑を否定し、2日間(7時間10分)にわたった尋問が終了した。疑惑の核心部分では「記憶がない」と繰り返し、野党は再喚問を要求する構えだ。

□平成16年2月20日、旭川市議会百条委員会が派遣調査の報告書を公表。福岡県のバイオ業者・木佐木収氏の証言(福岡県筑後市に派遣)で疑惑が明らかになった。

□平成15年7月2日、旭川市庁舎の部局移転で学校法人所有のサンライズビル借り上げ計画で疑惑が浮上。旭川市始まって以来の百条委員会が、旭川市議会の全会一致で設置された。

菅原市長の後援者・杉浦剛太郎学校法人経営者が所有するサンライズビルを、市が庁舎として移転しようとしたが、ビルは校舎で目的外使用にあたり白紙撤回した。この件で菅原市長が杉浦剛太郎氏に便宜を図った疑いが浮上。また、口利き疑惑(高齢者優良賃貸住宅建設)や、沖縄旅行の癒着疑惑も出てきた。

□平成15年4月3日、旭川市庁舎移転問題(サンライズビル問題)発覚。道の学事課長から旭川市役所に、同市が借り上げるサンライズビルは学校法人の所有で賃貸は出来ないとの指導があった。同月26日と27日に農政部と総務部市史編集課が引っ越しする予定だった。

□平成14年12月11日、旭川市始まって以来の市長に対する辞職勧告決議案が賛成20人、反対19年で裁決された。辞職勧告は法的拘束力がない。

□平成1411月15日、旭川市長選挙に絡み、藤井英規(58歳)旭川市水道事業管理者が逮捕された。その後、中村忠雄助役も逮捕(12月6日)された。2人の特別職は公職選挙法違反(公務員の地位利用、事前運動)で略式起訴された。また、同市役所幹部の小池語朗総務部長、重野健一商工観光部長、遠田隆宏都市建設部長、兼松輝義消防本部消防部長、板東光則企画財政部長の5人も同違反で書類送検(起訴猶予)された。同市幹部職員(課長職以上)50人以上が事情聴取される異常事態での菅原旭川市政3選の船出。

【平成14年11月10日旭川市長選挙結果】

227票差の大接戦で現職の菅原市長3選果たす

任期満了に伴う旭川市長選挙は平成141110日投票、即日開票され、現職の菅原功一(すがわら・こういち、58歳)市長が、新人の東国幹(あづま・くによし、34歳)前自民党道議会議員、田辺八郎(たなべ・はちろう、59歳)前共産党旭川市議会議員、鶴飼重男(つるがい・しげお、54歳)マンション経営を破り3選を果たした。選挙は事実上、現職

菅原氏、新人東氏との一騎打ちの戦いで、票差は227票だった。

菅原功一は、昭和19624日生、旭川出身、道立旭川商業高校卒。旭川市議・2期、自民党道連青年部幹事長、同部長,同青年局長、党本部青年局全国中央常任委員、元道議会議員佐藤幹夫秘書、元衆議院議員佐々木秀世秘書、62年4月道議初当選、党道議会議員会政策審議副会長、平成3年4月道議2期。611月旭川市長就任。

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有権者数                            293,581

投票者数                            138,779

投票率                                47.27

有効投票                            137,331

無効投票                             1,444    

持ち帰り                               4

当選       菅原 功一              60,771

              東  国幹              60,544

              田辺 八郎              14,235

              鶴飼 重男       1,781

【過去の旭川市長選挙結果については行政選挙情報No-399号に掲載】】