行政 選挙情報 No−402 平成18年8月3日発行
地方選挙News(平成18年7月15日〜7月29日)
・選挙結果 江差町長選挙(7月18日告示)
・不出馬 旭川市長選挙(11月)
以下本文
◎ 選挙結果
江差町長選挙
現職の浜谷町長無投票で再選果たす
任期満了に伴う江差町長選挙は平成18年7月18日告示され、現職の浜谷一治(はまや・かずはる、61歳)町長以外に立候補の届け出が無く同氏の無投票再選が決まった。
浜谷氏は、昭和20年4月3日生、江差高卒、本籍江差町、江差町福祉保健課長、商工観光課長、議会事務局長、檜山広域行政組合総務課長、福祉保健課長。平成14年8月8日町長就任。
【平成18年江差町長選挙経過】
□平成18年6月2日、枝幸町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成18年8月7日)の日程を平成18年7月18日投票、同月23日投票と決めた。即日開票される。同町議会議員補欠選挙(1名)も同じ日程度行われる。
□平成17年9月、現職の浜谷一治江差町長は定例町議会で次期町長選挙に出馬することを明らかにした。
浜谷氏は、昭和20年4月3日生、江差高卒、本籍江差町、江差町商工観光課長、議会事務局長、檜山広域行政組合総務課長、福祉保健課長。平成14年8月8日町長就任。現在1期目。
【平成14年江差町長選挙結果】
任期満了に伴う江差町長選挙は平成14年7月28日投票、即日開票され、新人の浜谷一治(はまや・かずはる、57歳)同町前保健福祉課長が、現職の若山昭夫(わかやま・あきお、60歳)町長を破り初当選を果たす。現職の若山町政の風力発電事業(第三セクター方式で今年4月に始動)や温泉ホテル計画(今年度着工予定・かもめ島前)に説明不足があり、現職支持層も浜谷氏に流れた。浜谷氏は、町政刷新を求める幅広い層から支持を得て現職との差、328票で突き放した。
浜谷氏は、江差高卒、本籍江差町、江差町商工観光課長、議会事務局長、檜山広域行政組合総務課長、福祉保健課長。
有権者数 8,677人
投票者数 7,514人
投票率 86.60%
無効票 90票
当選 浜谷 一治 3,876票
若山 昭夫 3,548票
【平成14年江差町長選挙経過】
□平成14年6月2日、江差町選挙管理委員会は次期町長選挙の日程を平成14年7月23日告示、同28日投票と決めた。即日開票される。
□平成14年4月18日、浜谷一治(57歳)同町保健福祉課長が辞職願いを同町に提出し、次期町長選挙(任期満了は平成14年8月7日)に出馬する意向を表明した。浜谷氏は、江差高卒、本籍江差町、江差町福祉保健課長。
□平成14年1月30日、現職の若山昭夫(わかやま・あきお、59歳)町長は同氏の後援会会合で次期町長選挙(任期満了は平成14年8月7日)に3選を目指して出馬することを表明した。
若山氏は、昭和17年4月11日生、泊村出身、江差高卒。36年同町役場入り、長室企画調整係長、税務課長、財政課長、を歴任。平成6年8月町長就任。
【過去の江差町長選挙結果】
□平成10年7月21日告示
現職若山氏無投票で再選
任期満了に伴う江差町長選挙は平成10年7月21日告示され、現職の若山昭夫(わかやま・あきお)町長意外に届出がなく、同氏の無投票再選が決まった。
若山氏は、昭和17年4月11日生、泊村出身、江差高卒。同町長室企画調整係長、財政課長を歴任。平成6年8月町長就任。
□平成6年7月24日投票
任期満了に伴う江差町長選挙は、新人の若山氏(52歳)が、同じく新人の明石氏(元未知東京事務所副所長・61歳)を破って初当選を果たした。
当日有権者数 8,792人
投票者数 7,731人
投票率 87.93%
当選 若山 昭夫 4,462 票
明石 和平 3,144 票
□平成2年7月15日告示
任期満了に伴う江差町長選挙は、現職の木村義信町長以外に立候補の届け出がなく、現職の無競争3選が決まった。
木村氏は、昭和2年江差町出身、庁立函館中卒。木材会社経営、42年江差町議会議員(4期)、54年議長。57年町長選に出馬、保守新人同士の一騎打ちで初当選を飾っているが、2選以後は無投票で再選。
□昭和61年7月22日告示
任期満了に伴う江差町長選挙は、現職の木村義信町長以外に立候補の届け出がなく、現職の無競争再選が決まった。
□57年7月25日告示
任期満了(現職の本田義一町長勇退)に伴う江差町長選挙は、新人の木村義信前町議会議長が、同じく新人の小田川嘉男氏を破り初当選した。
当日有権者数 9,515人
投票者数 8,380人
投票率 88.07%
当選 木村 義信 5,198票
小田川嘉男 3,051票
□41年
前助役の本田義一氏が、社会党支部長の小田原要四蔵氏を破って初当選している。
現職の加藤大明町長逮捕(偽計入札妨害罪で起訴)に伴う長万部町長選挙は平成18年7月23日投票、即日開票され、新人の白井捷一(しらい・しょういち、67歳)同町前議会議長が、同じく新人の高森治光(たかもり・はるみつ、63歳)同町前議会議町を破り初当選を果たした。
農協、連合(民主党北海道代表・鉢呂吉雄衆院議員の応援)などの支持を得た白石氏が239票の小差で競り勝った。
白井氏は、昭和14年2月1日生、愛知県出身(戦後開拓農家)、双葉中学卒。農業、農協参事、新函館農協理事。平成7年同町議当選、15年同議長就任。
有権者数 5,726人
投票者数 4,815人
投票率 84.09%
無効票 110票
当選 白井 捷一 2,472票
高森 治光 2,233票
【平成18年長万部町長選挙経過】
□平成18年7月8日、高森治光(63歳)同町議会議町は平成18年7月18日告示される同町長選挙に出馬する意向を明らかにした。
高森氏は、昭和18年3月10日生、樺太出身、芝浦工業大学卒。会社社長、社会福祉法人理事長。50年同町議初当選、同議長。現在8期目。
□平成18年7月6日、白井捷一(67歳)同町議会議町は新聞社の取材で、平成18年7月18日告示される同町長選挙に出馬する意向を明らかにした。
白井氏は、昭和14年2月1日生、長万部町出身、双葉中学卒。農業、新函館農協理事。平成7年同町議当選、15年同議長就任。
□平成18年6月16日、長万部町選挙管理委員会は現職の加藤大明町長逮捕に伴う町長選挙の日程を平成18年7月18日告示、同月23日投票と決めた。即日開票される。
□平成18年6月13日、長万部町議会は定例町議会を開催し、現職の加藤大明町長から提出されていた辞職願(任期は平成19年12月11日)を全会一致で同意した。町長職務代理者は助役の広沢範夫氏が就任。
□平成18年6月9日、現職の加藤大明町長(偽計入札妨害で逮捕)は白井捷一同町議会議長に辞職願(6月2日付)を提出した。6月13日開催される同町議会で承認される。
□平成18年6月2日、道警函館方面本部と函館中央署が長万部町長の加藤大明(66歳)を公正な入札を妨害したとして逮捕(偽計入札妨害)した。
平成16年7月、「町立さかえ保育所」改築工事の指名競争入札で加藤町長が偽計入札妨害をした疑いで逮捕。また、水野弘幸(63歳)同町前助役、能戸秀雄(57歳)同町産業建設課長、山本豊次(54歳)「山本組=長万部町」社長、吉田幸雄(56歳)「帝都建設=函館市」社長の4人も逮捕された。
加藤氏は昭和15年2月生、旭川出身、旭川商業高卒、54年道議会議事課主査、56年総務部総務課主査、59年同学事課総務係長、59年同管理係長、60年釧路支庁総務課長、62年総務部総務課長補佐、平成2年釧路支庁地方部長、4年総務部参事(職員監)、6年東京事務所副所長、8年総務部職員監、9年渡島支庁長、11年6月同退職。11年11月長万部町長に就任。現在2期目。
【平成15年長万部町長選挙結果】
任期満了に伴う長万部町長選挙は平成15年11月11日告示され、現職の加藤大明(かとう・ひろあき、63歳)町長以外に立候補の届け出が無く同氏の無投票再選が決まった。
加藤氏は昭和15年2月生、旭川出身、旭川商業高卒、54年道議会議事課主査、56年総務部総務課主査、59年同学事課総務係長、59年同管理係長、60年釧路支庁総務課長、62年総務部総務課長補佐、平成2年釧路支庁地方部長、4年総務部参事(職員監)、6年東京事務所副所長、8年総務部職員監、9年渡島支庁長、11年6月同退職。11年11月長万部町長に就任。
【平成15年長万部町長選挙経過】
□平成15年9月2日、長万部町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成15年12月11日)の日程を平成15年11月11日告示、同16日投票と決めた。即日開票される。
□平成15年6月26日、現職の加藤大明(かとう・ひろあき、63歳)町長は同町議会で次期町長選挙(任期満了は平成15年12月11日)に再選を目指して出馬することを表明した。
加藤氏は、昭和15年2月生、旭川出身、旭川商業高卒。渡島支庁長。現在1期目。
【平成11年長万部町長選挙結果】
任期満了に伴う長万部町長選挙は平成11年11月28日投票、即日投票され、新人の加藤大明(かとう・ひろあき、59歳)前渡島支庁長が、現職の中村勉(なかむら・つとむ、71歳)町長を破り初当選した。加藤氏は地元商工業者らの要請を受け出馬を決意。6月に道を退職し長万部に転居。長万部地区連合の推薦、町議の半数以上の支持得た。
加藤氏は昭和15年2月生、旭川出身、旭川商業高卒、54年道議会議事課主査、56年総務部総務課主査、59年同学事課総務係長、59年同管理係長、60年釧路支庁総務課長、62年総務部総務課長補佐、平成2年釧路支庁地方部長、4年総務部参事(職員監)、6年東京事務所副所長、8年総務部職員監、9年渡島支庁長、11年6月同退職。
当日有権者数 6,316人
投票者数 5,677人
投票率 89.88%
無効票 68票
当選 加藤 大明 3,303票
中村 勉 2,305票
【過去の長万部町長選挙結果】
□平成7年11月19日投票
任期満了に伴う長万部町長選挙は11月19日投票即日開票され、現職の中村(67歳)町長が、新人の前町議木幡正志(47歳)氏を破り再選を果たした。
当日有権者数 6,885人
投票者数 6,332人
投票率 81.93%
当選 中村 勉 3,321票
木幡 正志 1,681票
□平成3年12月1日投票
任期満了(現職の西田君雄町長勇退)に伴う長万部町長選挙は12月1日投票即日開票され、新人の中村勉氏が、同じく新人の本間隆氏を破り初当選した。
中村氏は昭和3年3月20日生、函館市出身、北海道第二師範学校卒。学校教頭、学校長、長万部町教育長(昭和58年〜平成元年)を歴任。平成3年12月町長就任。
破れた本間氏は、昭和5年11月10日生、長万部町出身。同町建設課長、助役を歴任。
当日有権者数 6,885人
投票者数 6,332人
投票率 91.97%
当選 中村 勉 3,407票
本間 隆 2,873票
□昭和62年11月15日
任期満了に伴う長万部町長選挙は昭和62年11月15日告示され、現職の西田君雄町長以外に立候補の届け出が無く同氏の無投票5選が決まった。
西田氏は、大正13年2月22日生、長万部町出身、高小卒。同町財政課長、公営事業課長、助役を歴任。昭和46年12月町長就任。
□昭和58年11月20日
任期満了に伴う長万部町長選挙は昭和58年11月20日投票、即日開票され、現職の西田君雄町長が、新人の佐藤弘(共産党)氏を破り4選を果たした。
有権者数 7,854人
投票者数 5,834人
投票率 74.28%
当選 西田 君雄 4,640票
佐藤 弘 1,133票
□昭和54年11月23日
任期満了に伴う長万部町長選挙は昭和54年11月23日投票、即日開票され、現職の西田君雄町長が、新人の松岡進氏を破り3選を果たした。
有権者数 7,966人
投票者数 6,418人
投票率 80.57%
当選 西田 君雄 4,992票
松岡 進 1,273票
◎ 出馬表明
◎ 選挙日程
◎ 不出馬表明
旭川市長選挙
平成18年7月16日、現職の菅原功一(すがわら・こういち、62歳)市長は市役所内で記者会見し今期限で勇退することを明らかにした。
菅原功一は、昭和19年6月24日生、旭川出身、道立旭川商業高校卒。旭川市議・2期、自民党道連青年部幹事長、同部長,同青年局長、党本部青年局全国中央常任委員、元道議会議員佐藤幹夫秘書、元衆議院議員佐々木秀世秘書、62年4月道議初当選、党道議会議員会政策審議副会長、平成3年4月道議2期。6年11月旭川市長就任。平成18年6月第三セクター「旭川空港ビル」社長就任。現在3期目。
【平成18年旭川市長選挙の経過】
□平成18年7月13日、民主党第6支部(代表=佐々木隆博衆院議員)は連合や農民連盟などの支持母体と旭川市長選挙対策協議会を開き、平成18年10月22日告示される同市長選挙に西川将人(37歳)同支部副代表を擁立する方針を固めた。
西川氏は、昭和43年11月7日生、旭川出身、旭川東高卒、北海道大学工学部卒。平成5年日本航空パイロット訓練生(副操縦士)、11年同社退職、平成12年衆院選北海道6区落選(自由党)、13年参院選挙落選、15年衆院選挙道6区落選、16年2月民主党入党、同年7月参院選落選(民主党){旭川市内で58,513票獲得・鈴木宗男氏は22,107票獲得}。旭川市豊岡6条6丁目。
□平成18年7月10日、安住太伸(あずみ・たかのぶ、36歳)旭川市議会議員は平成18年10月22日告示される同市長選挙に出馬する意向を固めた。
安住氏は、旭川出身、慶応大学卒。平成11年同市議会議員初当選。現在2期目。自民党旭川支部幹事長代行。
□平成18年7月6日、旭川市選挙管理委員会は次期市長選挙(任期満了は平成18年11月16日)の日程を平成18年10月22日告示、同月29日投票と決めた。即日開票される。
□平成18年5月24日、東国幹(あづま・くによし、38歳)元自民党道議会議員は同市内(大雪アリーナ)で開かれた後援会の会合で次期旭川市長選に再出馬する意向を明らかにした。
東氏は、昭和43年2月17日生、風連町出身、東海大卒。自民党支部委員、佐藤静雄衆議院議員秘書、旭川市議会議員、平成11年藤井猛元道議会議長の後継者として道議初当選。
1期途中で道議を辞職し旭川市長選挙に立候補し落選。平成17年10月道路交通法違反で摘発され同市長選再出馬を白紙に戻す。
□平成18年5月24日、神崎実(44歳)道東海大助教授は同市内で会見し次期旭川市長選に出馬することを表明した。
神崎氏は、平成16年8月菅原市長の資質に問題があるとしてリコール運動を展開。また、8月6日街頭署名活動を始めた夜に、旭川市秘書課長(48)からビラを投げつけられとしてトラブルが発生していた。現在北海道東海大学学芸工学部助教授。自民党員。
□平成17年10月6日、旭川市長選挙に再出馬の意向を明らかにしている東国幹(37歳)元道議会議員は、道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で摘発されたことを明らかにした。また、旭川市長選候補者としては適格者ではないと述べた。
調べによると、10月5日午後7時頃、旭川市内の飲食店でビール3杯と酎ハイ3杯を飲み、午後9時頃タクシーで帰宅(旭川市春光)。その後、午後11時30頃、知人に会いに車を運転し、翌6日午前0時15分頃、当麻町でパトロール中の警察に捕まる。
東氏は、昭和43年2月17日生、風連町出身、東海大卒。自民党支部委員、佐藤静雄衆議院議員秘書、旭川市議会議員、平成11年藤井猛元道議会議長の後継者として道議初当選。
1期途中で道議を辞職し旭川市長選挙(平成14年)に出馬。事実上の現職菅原市長との一騎打ちの戦いで敗れる(227票差)。
□平成17年7月8日、「旭川市長のリコールを成功させる会=中嶋晃之会長」の署名活動が始まった。昨年に続き2回目。
□平成17年2月22日、旭川市議会は地方自治法違反(偽証、証言拒否)の疑いで、現職の菅原功一旭川市長を旭川地検に告発し、受理された。
□平成16年12月1日、旭川市議会は菅原市長、小池前総務部長を刑事告発することを賛成多数で可決された。
□平成16年11月17日、100条委員会は証人喚問で、菅原功一市長が正当な理由がなく証言を拒否及び虚偽の陳述をしたものとして刑事告発を決定。
□平成16年11月17日、100条委員会は証人喚問で、小池語朗氏が虚偽の陳述をしたものとして刑事告発を決定。
□平成16年9月14日、100条委員会は証人喚問で、杉浦みち代氏が虚偽の陳述をしたものとして刑事告発を決定。
□平成16年9月10日、100条委員会は証人喚問で、杉浦剛太朗氏が正当な理由がないのに証人出頭、記録提出を拒否、告発を決定。
□平成16年6月8日・9日、旭川市議会百条調査特別委員会は現職市長の菅原功一氏に初めての証人喚問を実施。菅原市長は全面的に疑惑を否定し、2日間(7時間10分)にわたった尋問が終了した。疑惑の核心部分では「記憶がない」と繰り返し、野党は再喚問を要求する構えだ。
□平成16年2月20日、旭川市議会百条委員会が派遣調査の報告書を公表。福岡県のバイオ業者・木佐木収氏の証言(福岡県筑後市に派遣)で疑惑が明らかになった。
□平成15年7月2日、旭川市庁舎の部局移転で学校法人所有のサンライズビル借り上げ計画で疑惑が浮上。旭川市始まって以来の百条委員会が、旭川市議会の全会一致で設置された。
菅原市長の後援者・杉浦剛太郎学校法人経営者が所有するサンライズビルを、市が庁舎として移転しようとしたが、ビルは校舎で目的外使用にあたり白紙撤回した。この件で菅原市長が杉浦剛太郎氏に便宜を図った疑いが浮上。また、口利き疑惑(高齢者優良賃貸住宅建設)や、沖縄旅行の癒着疑惑も出てきた。
□平成15年4月3日、旭川市庁舎移転問題(サンライズビル問題)発覚。道の学事課長から旭川市役所に、同市が借り上げるサンライズビルは学校法人の所有で賃貸は出来ないとの指導があった。同月26日と27日に農政部と総務部市史編集課が引っ越しする予定だった。
□平成14年12月11日、旭川市始まって以来の市長に対する辞職勧告決議案が賛成20人、反対19年で裁決された。辞職勧告は法的拘束力がない。
□平成14年11月15日、旭川市長選挙に絡み、藤井英規(58歳)旭川市水道事業管理者が逮捕された。その後、中村忠雄助役も逮捕(12月6日)された。2人の特別職は公職選挙法違反(公務員の地位利用、事前運動)で略式起訴された。また、同市役所幹部の小池語朗総務部長、重野健一商工観光部長、遠田隆宏都市建設部長、兼松輝義消防本部消防部長、板東光則企画財政部長の5人も同違反で書類送検(起訴猶予)された。同市幹部職員(課長職以上)50人以上が事情聴取される異常事態での菅原旭川市政3選の船出。
【平成14年11月10日旭川市長選挙結果】
227票差の大接戦で現職の菅原市長3選果たす
任期満了に伴う旭川市長選挙は平成14年11月10日投票、即日開票され、現職の菅原功一(すがわら・こういち、58歳)市長が、新人の東国幹(あづま・くによし、34歳)前自民党道議会議員、田辺八郎(たなべ・はちろう、59歳)前共産党旭川市議会議員、鶴飼重男(つるがい・しげお、54歳)マンション経営を破り3選を果たした。選挙は事実上、現職
菅原氏、新人東氏との一騎打ちの戦いで、票差は227票だった。
菅原功一は、昭和19年6月24日生、旭川出身、道立旭川商業高校卒。旭川市議・2期、自民党道連青年部幹事長、同部長,同青年局長、党本部青年局全国中央常任委員、元道議会議員佐藤幹夫秘書、元衆議院議員佐々木秀世秘書、62年4月道議初当選、党道議会議員会政策審議副会長、平成3年4月道議2期。6年11月旭川市長就任。
※関連記事行政選挙情報No-317号参照
有権者数 293,581人
投票者数 138,779人
投票率 47.27%
有効投票 137,331票
無効投票 1,444 票
持ち帰り 4票
当選 菅原 功一 60,771票
東 国幹 60,544票
田辺 八郎 14,235票
鶴飼 重男 1,781票
【過去の旭川市長選挙結果については行政選挙情報No-399号に掲載】】