〈建設グラフ1999年4月号〉札幌駅南口再開発事業 
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 札幌駅舎は時代と共に
●1代目駅舎(〜明治14年)
札幌の仮停車場は当時、木造本屋11坪(36.3u)で、荷物庫28坪(92.4u)に石炭庫、水槽が各1基だけしか設置されていなかった。ちなみに、写真や資料は残っていないという。
●2代目駅舎(明治15年1月〜明治41年)
明治18年頃、札幌区地図に描かれたという2代目札幌駅舎
明治15年1月に完成。当時の札幌市でも有数の白壁様式(72坪)の建物であった。

●3代目駅舎(明治41年12月〜昭和26年)
昭和20年頃の3代目駅舎
 3代目駅舎は明治41年12月に完成したもの。当時としては最先端だったルネッサンス様式の建物で話題を集め、いまでもその面影が愛され続けている。
 過去と未来を超越する“札幌の象徴”として、新駅ビルの正面外観にはそのイメージが再び活かされることとなった。

●4代目駅舎(昭和26年〜平成7年)
駅前通りから見た4代目札幌駅舎。平成7年11月撮影。
4代目駅舎は、3代目駅舎の老朽化などの理由から昭和27年12月に開業。民衆駅制度の誕生によって、当時は地上4階地下1階建、間口96m、奥行き18mのビルと、地下にステーションデパートを備えた全国で9番目の民衆駅として栄えた。また、近代的でモダンな建物は、3代目駅舎に続いて注目を浴びた。

●5代目駅舎(平成15年〜)

北口駅前広場(平成10年〜)