▲富士川トンネル西坑口及び芝川高架橋 |
富士工事事務所は、第二東名高速道路のうち、富士市・富士宮市・富士川町・芝川町の2市2町を通る延長約24.4kmを担当している。
管内は構造物比率が高く、全体の約57%を占めている。主な構造物を見ると、トンネルは第二東名で2番目の長さを誇る富士川トンネル(延長約4.5km)、橋梁では管内で最長の富士高架橋(延長約2.6km)及び架橋地点の条件から、鋼・コンクリート複合アーチ橋としては、日本最大となる富士川橋(アーチ支間長265m)等がある。
現在は、用地取得を行いながら順次工事を進めているところで、平成17年3月末時点の用地取得率は、約99%(面積比)に達している。
工事は本線工事46件をすでに発注済みで、うち23件が竣工し、現在23件(土工工事6件、トンネルエ事1件、橋梁下部工工事3件、橋梁上部工工事13件)を施工中だ。本線工事の発注率は約98%(延長比)となっている。
トンネルエ事では、富士宮第一トンネル(延長約0.6km)、及び富士宮第ニトンネル(延長約0.4 km)が上下線とも完成している。富士川トンネル(延長約4.5km)は、平成16年8月に下り線が貫通し、現在は上り線の本坑拡幅掘削を平成17年冬頃の貫通を目指して施工中だ。
橋梁工事は、富士川橋が平成17年3月に上下線とも完成した。また、現東名が海岸沿いに走る庵原郡由比町を迂回して急峻山地を通過するために、第二東名で最高の橋脚高さとなる芝川高架橋では、広幅員橋梁のコスト縮減を目指して採用したストラット付pc箱桁形式の上部工が上下線とも完成している。その他の橋梁についても、富士高架橋をはじめ、全橋にわたって下部工を施工しており、完成した橋梁から順次上部工に着手している。
その他の土工工事も、ほぼ全線にわたり工事を発注済みで、先行施工した橋梁・トンネルを本線内工事用道路として使用し、土工機械を大型化して効率的な施工により、コスト縮減を図っている。
今後は、既発注工事の促進を図るとともに、残る用地取得を鋭意進め、土工工事、橋梁上部工工事について順次着手して行く予定だ。
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