建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2005年7月号〉

特集 日本道路公団静岡建設局

第二東名 長泉〜沼津間・延長約8.7km/御殿場〜長泉間・延長約13.4kmの建設を推進

【沼津工事事務所】

▲今里第一トンネルの施工状況

沼津工事事務所では神奈川・静岡県境から富士・沼津市境までの第二東名高速道路の約40kmを担当している。このうち、県境から御殿場JCTまでの約18km区間については調査を行っている。
工事中の路線として、平成5年11月に施行命令の下りた、長泉町から愛鷹山南麓沿いに沼津市北部を経て、沼津富士市境に至る本線8.7km(長泉〜沼津間)と、平成9年12月に施行命令の下りた御殿場市から富士山東麓沿いに裾野市を経て、長泉町に至る本線約13.4km(御殿場〜長泉間)を担当する。
また、現東名の付加車線設置事業及び沼津ICの改築事業も担当している。
第二東名高速道路の通過位置は、なだらかな丘陵地形を呈しており、橋梁・トンネル等の構造物の占める割合は約40%である。
長泉〜沼津間では現在、協議・用地買収が完了した地区より順次工事を進め、一部区間では土工工事が概成している。また、御殿場〜長泉間についても同様に、協議・用地買収が完了した地区から順次工事を実施している。
沼津IC改築事業については、国土交通省、静岡県と事業調整を進め、現在工事を進めている。

▲今里第一トンネル ▲駒瀬川橋〜沼津トンネル

区間内の連絡等施設は御殿場JCT(仮称)、長泉沼津IC(仮称)、沼津sa(仮称)を予定。通過市町村は沼津市、駿東郡長泉町、裾野市、御殿場市である。
長泉〜沼津間(延長約8.7km)の構造物比率は、土工が80.5%(延長約7.0km)、橋梁が12.6%、(延長約1.1km)、トンネルが6.9%(延長約0.6km)である。
土質は愛鷹山の麓を通る関係から愛鷹山と富士山の火山灰が堆積しており、愛鷹ロームという自然含水比が140〜190%の、非常に取り扱いの難しい土が分布している。
御殿場〜長泉間(延長約13.4km)の構造物比率は土工が48.5%(延長約6.5km)、橋梁が35.8%(延長約4.8km)、トンネルが15.7%(延長約2.1km)である。区間内は埋蔵文化財も多く、約30万?の発掘調査が必要で、54%が発掘調査済みとなっている。

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