協賛広告/足羽川ダム事業 工事関係者連絡会議

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足羽川ダム工事事務所 工事連絡者会議の取組について

足羽川ダム工事連絡者会議副会長
東亜・ドーピーJV

武下 正司

 

はじめに

足羽川(あすわがわ)は、九頭竜水系の日野川の支川で、福井市の中心部を流れる一級河川です。平成16年の福井豪雨では、足羽川流域を中心に広い範囲で洪水被害をもたらし、福井市街地でも甚大な被害を受けました。

足羽川ダムは、こうした洪水被害の軽減を目的に足羽川支川の部子川に建設される治水専用の流水型ダムで、構造形式は重力式コンクリート構造となります。

足羽川ダム工事事務所工事連絡会議は、現在、11社で構成され、ダム本体工事の他に、県道及び町道の付替え工事やダムへの導水トンネル工事等を会員一丸となって鋭意進めているところです。

作業床上架

連絡会議の活動及び取組み

当連絡会議の中心的な活動は、毎月一回開催している定例会議です。議題は各現場の進捗状況の報告、安全対策の説明、資材搬入などに伴う工事関係者間の連絡調整などです。会議に合わせて、安全パトロールを実施しています。

連絡会議の各工事現場では、多くの工事車両が稼働中です。移動・搬入の際に一般道を使うことになるため、沿道住民のご迷惑にならないように交通ルールを設定し、遵守するよう徹底しています。

また、ゼッケンと幟列旗をつけることで、さらなるドライバーの意識向上をめざすとともに、違反車両およびマナー違反などの指導をしやすくしています。

連絡会議

付替県道11号橋工事の安全衛生管理

当東亜・ドーピーJVは、付替県道11号橋工事を担当しています。当工事は、橋長210m、全幅7.7mのPC3径間連続ラーメン箱桁橋を作るものです。下部工の基礎形式は大口径深礎杭(φ8000)で、躯体形式は中空式橋脚2基となっています。上下部接続部はラーメン構造となっており、柱頭部をブラケット支保工で構築し、上部工を移動作業車による張出架設工法で箱桁を架設していく方法となっています。

架橋場所は急峻な地形であり、地上から橋面までの高さは約60mあることから、高所での組立解体作業が多くなります。移動作業車組立では作業床を出来るだけ低い位置で組立、電動チェーンブロックで上架させるなど、高所作業を少なくすることで墜落災害発生リスクを低減しました。

また、高所作業時の墜落防止対策としてフルハーネス型墜落制止用器具の使用を徹底するとともに、安全帯試行ゲートを使用した安全帯フックの掛け替え動作や、安全帯の可動・損傷状況等を点検確認しています。

張出施工における本橋縦断勾配は最大4.25%であります。これに対して移動作業車移動時のレール勾配を敷桁の調整により3.0%以下となるよう低減することで、移動作業車の逸走やスリップ等、移動時の作業性安全性を改善しています。

進捗状況

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