函館市 市営住宅大川団地建設事業

函館市  市営住宅大川団地建設事業

多様な世帯間交流の拠点に4棟172戸のコミュニティ団地形成

―― バリアフリー仕様で高齢者や障がい者にも優しい居住空間に

 

 

■建設の経緯

函館市が建設を進めている、大川団地は、松川団地と田家B団地の移転建替や中道2丁目団地および港3丁目改良団地の用途廃止に係る住み替え先として令和2年度から建替事業に着手した。

この大川団地建替事業では、鉄筋コンクリート造の住宅4棟を建設し、172戸を供給することになっている。

建設計画では、1棟を2カ年で工事を行い、本年度は1号棟(3階建・35戸)の2カ年目の工事を行っており、今秋には2号棟(3階建・33戸)に着手する予定となっている。

■整備趣旨・施設特徴

建設事業にあっては、周辺環境との調和を考慮し、建物の配置や規模についても、もと大川中学校校舎棟の配置や規模を踏まえたものとしている。

また、他の地域の市営住宅からの住み替え世帯や、新たに入居する子育て世帯など、団地内の多様な世帯間交流拠点となる集会機能を持つ住棟を敷地の中央に配置することで、コミュニティの形成を図れる計画とした。

建物内部については、すべての住棟に車いす対応のエレベータを設置する。また、廊下や階段などの共用部分、住戸内のトイレ、浴室には手摺りを設置するなど高齢者や障がい者に優しい仕様としている。

なお、現在建設中の大川団地1号棟は令和3年11月の竣工予定で建設工事を進めている。


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