仁木町 (仮称)仁木町子育て支援拠点施設建設事業

仁木町 (仮称)仁木町子育て支援拠点施設建設事業

点在する保育所・児童福祉施設を集約した「子育て支援拠点施設」を建設

―― 町民ニーズに応え“子どもたちの居場所づくり”や子育て世代への支援事業を促進

建設経緯と整備趣旨

仁木町では、結婚・妊娠・出産・育児に至る切れ目のない支援や、地域で子育てできる環境整備等、仁木町の実情に即した総合的な子ども・子育て世代への支援に取組んできたことで、出生数の減少に歯止めがかかり、出産子育て世代の女性が多くなっている。また、定住促進のための建設住宅支援事業にも力を入れてきた。平成30年には仁木町の人口移動人数で転入者が転出者を上回る転入超過となった。

このような状況もあり、平成29年度以降は、「にき保育園」及び「仁木放課後児童クラブ」の子育て支援施設では利用希望者も増加していることや、両施設の老朽化や狭隘化といった問題も顕在化しており、子育て関連施設の整備が喫緊の課題となっていた。

これらを解決するため、平成30年4月に仁木町子育て・高齢者福祉支援拠点プロジェクトチームを組織し、子育て支援施設に係る課題を議論した。結果、令和2年3月に「(仮称)仁木町子育て支援拠点施設整備構想」を策定し、「にき保育園」及び「仁木放課後児童クラブ」さらに、「地域子育て支援拠点おおきな木(子育て支援センター)の機能及び令和元年度に実施した第2期仁木町子ども子育て支援事業計画ニーズ調査において要望の多かった子供の居場所づくりのための「小型児童館」機能を加えた児童福祉施設の複合施設として(仮称)仁木町子育て支援拠点施設の整備を決定した。

施設概要

保育所:玄関から保育室、遊戯室までの間をホールとし、展示やイベントなど様々な使い方ができるように設定した。また、遊戯室は天井が高く解放的空間で各保育室に直接出入でき、壁には大きな鏡やデンの仕掛けを施した。給食は、大きな窓を設け明るい空間として手洗い場も近くに設定し、感染症対策を講じた。さらに、厨房を食堂の隣に配置し調理の様子も見れるようにした。

保育室については、各年代に分けているが、開閉式の間仕切り仕様で人数に応じた利用が可能となる。また、部屋から直接園庭への出入りも出来る設計とした。
放課後児童クラブ:放課後児童クラブ室は2室設け、間には直接行き来できる支援員室を配置した。また、小型児童館は自由に立ち寄り読書や勉強もできるフリースペースやボール遊びができる遊戯室を配置。

子育て支援(おおきな木):シンボルツリーがある「みんなの広場」に面し、気軽に入りやすいガラス張りの玄関になっている。玄関スペースは広く設置し感染対策として手洗い場を設けた。また、施設内には対面式オープンキッチンがある談話スペースや小さな子どもが遊具で遊べるほか、小ミーティングや講演会・展示スペースなどでも使用できる“わくわくコーナー”やおむつ替えができる“多機能トイレ”も設置する。

完成後の目標

仁木町では、建設事業完成によりこれまでの児童福祉施設の課題が解消され、これから生まれてくるこどもたちが仁木町で希望をもって成長し、安心して生活することができるようになり、第6期仁木町総合計画に掲げる将来像である「すべては未来の子どもたちのために」の実現に繋がるとしている。

 

 


 

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