【中村河川国道事務所 関連企画】
佐賀安全協議会の活動について
四国地方整備局 中村河川国道事務所 佐賀安全協議会 会長
戸田建設株式会社 窪川佐賀道路平串トンネル工事 現場代理人 下河 太一
佐賀安全協議会は中村河川国道事務所が所管する窪川佐賀道路四万十町中央IC~黒潮拳ノ川IC区間の関連工事会社から構成され、現在、8社10工事で安全協議会の組織として活動を行っています。
本協議会は、労働災害の防止と安全衛生の向上に資する事、近隣地権者へ広報・安全環境の整備および工事の工程を安全に且つ円滑に管理し、また、災害等の発生時において、被災状況を確認し、支援体制等を必要に応じて有効に機能させることを目的として活動しています。
本協議会の取り組みとして、協議会内で定期的にパトロールを実施することでの安全意識の向上、災害復旧時の迅速な対応、各社が使用するICT技術の共有と向上、リモートツールの活用を通じて、効率的な工程と地元要望の調整を行っています。以下にその詳細を示します。
【取組事例1】対象現場を選定し、協議会メンバーによるパトロールを実施しています。このパトロールでは、現場の安全対策の遵守状況を確認し、問題があれば即座に改善策を提案しています。さらに、協議会メンバーの経験と専門知識を活用し、安全な作業環境の構築に努めています。
【取組事例2】災害時の復旧作業においても、安全協議会は重要な役割を果たしています。台風や豪雨による被災現場からの要請に対して迅速な災害状況の把握と復旧作業を安全かつ効率的に進めるために必要な資機材と人員を提供しています。
【取組事例3】各社が使用するICT技術の共有と向上を促すことで、工事の効率性と安全性を向上させるための取り組みも行っています。協議会内の技術交流や発注者主催の勉強会への参加など、先進的な技術やベストプラクティスを紹介し合っています。これにより、各社の技術力向上と連帯感を強化しています。
【取組事例4】近年、オンラインミーティングが一般的になり、本協議会でもコミュニケーション手段としてリモートツールを活用されています。ツールを活用して工程の調整や地元住民の要望や意見を反映させることで、工事の円滑な進行と地域との共感を築いています。
佐賀安全協議会では、今後もこれらの取り組みを総合的に展開していき、工事の安全性と効率性を向上させ、地域との共生を図っていきます。地域の社会インフラの構築に携わることで、より良い社会づくりに貢献していくことが本協議会の喜びであり、やりがいだと考えています。各社が協力し、安全第一でこれからも工事を進めていきます。