現場寄稿/愛島笠島地区工事連絡協議会の活動について

現場寄稿/愛島笠島地区工事連絡協議会の活動について

(宮城県 仙台地方ダム総合事務所 関連企画)

愛島笠島地区工事連絡協議会の活動について

川内沢ダム本体工事
西松・奥田・グリーン企画特定建設工事共同企業体 所長
梅津 智徳

 

安全パトロール実施状況

宮城県及び名取市発注に係る川内沢ダム建設事業関連工事で組織する愛島笠島地区工事連絡協議会(以下、連絡協議会)は、相互に関連する受注会社間で、安全施工に関する緊密な情報交換を行うとともに、非常時における臨機の措置を予め定める等、連絡調整を図り、協力して工事を安全かつ円滑に実施する事を目的としています。

連絡協議会では、1)各関連工事の工程の調整、2)公衆災害防止の徹底、3)安全パトロ-ルの実施、4)地域住民への対応及び対策の調整、5)その他の工事の安全施工に係わる会員相互の連絡調整に関わる活動を実施しています。

具体的な取り組み内容としては、月2回開催する連絡協議会で会員各社の工程や連絡事項等を共有し、円滑に施工ができるように調整を図っています。工事車両の運行に関しては、現場内の交通安全管理はもとより地域の方が安心できるように、運行ルートや速度制限の取り決め、交通誘導員の配置、制限速度や注意喚起の看板を設置、工事毎の工事車両の明示(大型車はダンプマスク着用)、う回路・待避所の設置等を実施しています。

また、一般道路の維持管理として、水槽プール設置による車両の泥落とし、路面清掃車による定期的な周辺道路清掃、道路脇・市道交差部の清掃、冬期の市道融雪剤散布、道路補修を実施しています。安全パトロールは、安全意識の向上、現場毎の作業環境に応じた各社の取り組み・創意工夫を現地で確認して水平展開するとともに、受発注者それぞれの視点から危険個所を指摘し、現場の改善の機会としてもらうことを目的とし、月1回2現場を対象として実施しています。

今後も仙台地方ダム総合事務所・名取市役所の皆様とともに、工事および地域の安全・安心を確保すべく、連絡協議会活動を継続的に実施してまいります。

 

協議会開催状況

寄稿カテゴリの最新記事