ズームアップ/入江運動公園総合体育館新築事業

ズームアップ/入江運動公園総合体育館新築事業

入江運動公園の中核となる総合体育施設建設に地域の期待高まる

―― 市民の健康増進と室蘭駅周辺地区の賑わいを創生

 

入江運動公園総合体育館新築事業

 

室蘭市が進めている新たな総合体育館建設地の室蘭市入江運動公園は、陸上競技場、温水プール、多目的広場を有する体育施設・公園遊具の集積地であり、今回新たに加わる体育館やテニスコート、プロムナードや中央広場の整備により、“入江運動公園”全体が室蘭市のスポーツ中核拠点となり、町の賑わい創出や活気ある地域となることが期待される。

■整備背景と目的

室蘭市体育館は昭和44年に建設され、幾度の修繕改修工事を重ね、築50年を迎えている。平成23年に実施された「室蘭市体育館耐震診断」において耐震改修が必要と判断され、耐震改修を行った場合と改築の比較検討を行い、再整備方針で検討を進めてきた。

結果、平成27年度に策定した「(仮称)室蘭市総合体育館基本計画」に基づく、基本設計のほか「室蘭市立地適正化計画骨子(案)」や「室蘭駅周辺地区都市再生整備計画」などの関連計画を踏まえ、体育館を含む入江運動公園を核とした多世代交流の促進、室蘭駅周辺地区の賑わい創生等の検討を行うことを目的に建設計画を進めた。

■整備コンセプトと施設の特徴

<基本コンセプト>

(1)行ってみたくなる体育館:本格的スポーツだけでなく、スポンジテニスやミニバレーなど誰でも気軽に参加できる軽スポーツや、体力・健康増進のプログラム、スポーツ以外の各種興行などが実施しやすく、子供からお年寄りまで、誰もが行ってみたくなる魅力ある施設にする。また、温水プールや公園遊具、シンボル彫刻群など公園内の既存資源を最大限に活かし、気軽に訪れ、楽しむことができる施設にする。

(2)みんなに優しい体育館:ユニバーサルデザインを基本整備にし、高齢者や子育て世代に配慮した機能装備をするなど、多世代全ての人が使いやく、優しい施設とする。また、耐震性をはじめとする十分な安全性能を確保し、災害発生後も施設の機能を維持し、避難所のほか、各種の災害対応スペースに転用できるなど、市民に安心感を与える施設とする。

(3)にぎわいをつくる体育館:交流機能の充実により、施設利用者同士の交流を促進するとともに大規模大会や合宿の誘致により広域交流を促進し、賑わいと活気ある施設する。また、室蘭駅周辺地区に立地する公共施設や民間施設との連携、相互利用促進などにより、スポーツや健康増進等に訪れた人々が、まちに滲み出し、地域に賑わいをもたらす施設にする。

以上の基本コンセプトで建設を進める「入江運動公園総合体育館」は令和4年2月の完成を目指している。

併せて、進める中央広場・プロムナード整備により、市民が多様な目的で施設利用ができる“新たな入江運動公園”となる。

 


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