ズームアップ 北海道小清水町

ズームアップ 北海道小清水町

農業振興拠点施設の建設に着手

小清水町長
久保 弘志


令和3年度予算は、総額73億2,685万2千円で前年比1.6%の減額。一般会計では前年度2.8%減額の52億6,400万円となった。

項目別に総務費では、防災拠点型複合庁舎整備費として1億8,137万円を計上。昨年度からの継続事業として実施設計業務のほか、複合庁舎整備地となる町有財産解体工事などを実施する。
農林水産業費では、まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げる「農観福で紡ぐ“稼ぐ力”向上プロジェクト事業」を推進するため、農業振興拠点施設整備事業として、拠点施設、特産物加工施設、温泉熱を活かした園芸ハウスの建設や機器導入等に13億1,902万円を計上した。

土木費では、社会資本整備総合交付金事業で除雪機械購入事業、オホーツク海岸道路舗装修繕工事(舗装700m)、農道整備特別対策事業で萱野地区(改良140m、舗装800m)の改良を行う。町道路整備事業として、止別市街東裏通りなどの整備を進める。

教育費では、社会教育施設整備事業として、2,075万7千円を計上し、多目的研修集会施設暖房設備改修などを行う。社会体育施設整備事業として、9,440万2千円を計上し、トレーニングセンター整備、サッカーコート整備などを行う。

防災拠点型複合庁舎は、北海道胆振東部地震で発生した大規模停電での対応を踏まえ、一時避難場所としての機能を備え、親しみを持っていつでも気軽に訪れてもらえる中心拠点とし、令和5年の供用をめざして昨年度基本設計を終えたところである。

令和3年度は、町長の任期満了による選挙が行われる年となるが、行政に空白、あるいは停滞を及ぼすことがないよう、政策的な事業であっても継続的なもの、既に調査設計など実施しいている事業は、町政の進展を図るうえで当初から行うべきものと判断した経費について計上している。

防災拠点型複合庁舎 完成予想パース

タウンリポートカテゴリの最新記事