ズームアップ 北海道稚内市

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新たなまちの姿を描く事業の推進

稚内市長
工藤 広


稚内市の令和3年度予算は、総額で465億1,030万円、前年度の当初予算との比較で1.8%の増額。一般会計は、同比0.4%、1億円の減額で254億7,900万円となっている。

本年度の主な事業は、生活環境整備として、都市計画マスタープランの見直しやコンパクトなまちづくりを推進し、持続可能な都市を維持するための「立地適正化計画」を策定する。その他、道路側溝整備及び排水管整備などの大雨対策事業の実施や、新庁舎建設の基本設計にも着手する。また、再生可能エネルギー地産地消モデル構築事業として、電力自己託送の実現に向け蓄電池システムや託送システムを構築し、風力発電設備で発電した電力を公共施設に供給を開始する。併せて、地域エネルギー会社の設立を目指す。

さらに、稚内中学校の老朽化に伴う学校改築の基本設計等に着手し、稚内中央小学校周辺に、小中9年間を一貫した指導体制のもとで教育活動にあたる「義務教育学校」の開校を目指す。

産業環境整備では、クトネベツ地区の道営営農用水整備事業、樺岡第2地区道営公共牧場整備事業を実施する。水産加工物の品質向上を目的とした施設等の整備に対して補助を行い、企業の経営安定化を図る。

港湾整備では、令和4年度から本格化する送電網事業に伴う風車建設の資材置き場としても活用される稚内港の荷さばき地整備工事を行い、機能強化を図る。

今後とも、誰もが安心して心豊かに暮らし続けられるまちを目指し、諸施策に取り組んでいく。

 

送電網事業に関する資材の荷役(稚内港)

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