現場寄稿/三遠南信安全協議会の活動

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三遠南信安全協議会の活動

三遠南信安全協議会(引佐監督員支部)会長 (株)熊谷組 名古屋支店
平成31年度 三遠道路1号トンネル工事 監理技術者

成富 裕樹

 

現在工事中の三遠道路(21.0km)は、平成31年3月に開通となった佐久間道路(6.9km)の東栄ICから平成24年3月に開通となった三遠道路中間点の鳳来峡ICまでの区間の開通にむけて工事を進めております。

本事業は、三遠南信自動車道(国道474号)の長野県飯田市山本から静岡県浜松市北区引佐町に至る延長約100kmの高規格幹線道路で、中央自動車道、新東名高速道路と連結し、三河(愛知県東部)・遠州(静岡県西部)・南信州(長野県南部)の3県を跨ぐ、「交流促進、連携強化」、「医療サービスの向上や救急医療への迅速な対応」、災害発生時に新たな緊急輸送路を確保することで「災害に強いネットワークの形成」に期待がされております。

三遠南信安全協議会(引佐監督官詰所支部)は、三遠道路施工区間に関係する発注者(浜松河川国道事務所)及び受注者11社12作業所(令和4年8月現在)で構成されています。

安全協議会活動は、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえて実施しております。コロナ前は、工程会議、安全協議会合同パトロールを、発注者と受注者が一堂に集まり実施していましたが、現在は、工程会議については、情報共有システム(ASPER)を介し、各工事の週間・月間工程表、定点写真をWeb上で閲覧し、他工事の状況把握、連絡調整等を行っています。安全協議会パトロールについては、各工事において、自主パトロールを実施し、毎月1回開催される、発注者・受注者全社参加のWeb会議にて、自主パトロール結果を発表し不具合事例、是正事例を安全協議会内で展開しています。また、工事施工に伴う連絡調整と事故事例や不具合事例、国交省通達等をこのWeb会議で情報共有し各工事の事故防止実施対策や安全教育資料等に活用しております。

地域貢献としては、工事区域沿線の清掃・除草等の美化活動に加え地域住民を対象としたかわら版、回覧板の配布、現場見学会の開催を行い地域住民への親睦を深めると共に工事に関する理解深めて頂くものとして活動しております。

最後に本安全協議会は、三遠道路東栄IC~鳳来峡IC区間を「無事故・無災害」で完成させるよう、発注者、地域住民も皆様のご理解とご協力を得ながら、一丸となって安全活動に取り組んで参ります。


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